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【医師監修】帝王切開の傷に関するまとめ!傷跡の処置方法と注意点

【医師監修】帝王切開の傷に関するまとめ!傷跡の処置方法と注意点

誰にでも帝王切開による出産の可能性はありますが、普通分娩とはまた違った不安や心配もあるものですよね。切開した傷はいつまで痛むものなのか、傷跡は残るものなのか・・・。帝王切開について処置の仕方から傷のことまで、きちんと知ることで少しでも不安を解消しておきましょう。


この記事の監修ドクター
的野ウィメンズクリニック 的野博院長
的野ウィメンズクリニックでは、妊娠・婦人科検診はもちろん、生理痛、生理不順、更年期障害などのお悩みや、風邪をひいた、などのちょっとした身体の不安も安心して気軽にご相談いただける、女性のためのホームドクターを目指しています。
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帝王切開の傷ってどう処置するの?

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帝王切開にはあらかじめ計画していた予定帝王切開(計画出産)と、何らかの原因で普通分娩から切り替わる緊急帝王切開があり、珍しいものではありません。帝王切開となった場合にはお腹を切るわけですが、その傷の処置の方法にはいくつか種類があります。

溶ける糸を使って縫うケース

自然に体内で溶けてなくなる糸を使って傷を縫合する方法があります。帝王切開のほか会陰切開などのでも一般的に用いられる方法です。自然に糸が消滅してくれるので、後日抜糸をする必要がありません。しかし、完全に糸が消えるには2か月ほどかかると言われ、まれに糸が体内に残ってしまうというケースもあります。

溶けない糸を使って縫うケース

溶ける糸で縫う方法がある一方で、溶けない糸を使って傷を縫合する従来の方法もあります。縫合し、傷がしっかり閉じた後に抜糸をする必要があります。溶ける糸に比べて感染や異物反応のリスクが低く、安全面でのメリットは高いといえます。また、溶ける糸を使って縫うケースよりも比較的傷口が目立ちにくくなると言われています。

ステープラーでとめるケース

糸で縫う以外の処置としては、医療用ステープラーを使う方法があります。医療用ステープラーはホチキスのように傷口をとめることができます。見た目は少々痛々しい印象ですが、均一な力で処置ができるため、糸で縫うよりも引きつるなどの違和感を感じにくいというメリットがあります。ステープラーはたいていの場合、退院時に医師がはずします。とめている間の痛々しさがある反面、術後の傷跡は目立ちにくいのも特徴です。

テープでとめるケース

傷口を直接ふさぐ方法ではありませんが、傷をできるだけ残さないために医療用のシリコンジェルシートが用いられる場合もあります。しっかり傷口がふさがった抜糸後などに貼付することで、傷部分の皮膚が伸びないよう保湿をしながら保護をしてくれる役割を果たします。傷口が盛り上がってケロイド状になってしまうのを防ぐ効果も期待できます。

帝王切開の傷の痛み

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帝王切開はお腹を切るため、その後の痛みもとても気になるところですよね。帝王切開が初めての手術だと言う人は、なおさら不安も強いのではないでしょうか。傷の痛みの感じ方はもちろん個人差がありますが、どの程度な痛みなのか、またそれがどれぐらい続くものなのか目安として把握しておくとよいでしょう。

抜糸の際の痛み

溶けない糸で帝王切開した傷を縫った場合には、必ず縫い合わせていた糸を抜き取る「抜糸」の処置が必要になります。糸を抜くことをイメージすると痛そうだなと不安になりますが、状況にもよりますが、少し引っ張られる程度でそれほどの痛みはないようです。抜糸による痛みを過度に心配する必要はないといえそうです。

麻酔が切れた後の痛み

帝王切開はお腹を切る手術ですので、もちろん麻酔をしますし、麻酔をするときの痛みは多少あります。また、麻酔が切れるときに頭痛や吐き気を感じる人もいますが、時間を置くとおさまることがほとんどです。あまりに痛みや気持ちの悪さが続くようであれば我慢せず、医師に伝えて判断を仰ぐようにしましょう。

また、麻酔が切れると切開した痛みを少しずつ感じるようになります。痛みの感じ方は人それぞれですが、じんじんする痛みとともに発熱を生じてしまう場合もあります。また傷口の痛みと同時に、後陣痛と呼ばれる子宮を元の大きさに戻すための子宮収縮による痛みもあります。これは普通分娩でも帝王切開でも起こる痛みで、産後1日~2日は痛みが繰り返されます。帝王切開での出産は、傷口の痛みと後陣痛の痛みのさなかに、赤ちゃんへの授乳やお世話があり大変ですが、後陣痛が辛い場合には痛み止めを処方してもらうことも可能です。ママの体の回復のためにもあまり無理をしないようにしましょう。

傷の痛みはどれくらい続くの?

手術した後、翌日から翌々日ぐらいまでは、傷の痛みと子宮収縮の痛みもあり、ある程度は強い痛みを感じるケースも多いでしょう。あまりに痛みが強い場合は痛み止めを処方する病院もあるようなので、相談するのも1つの方法です。

だいたい3日ほど経つと経膣分娩をした人と同じように動けるようになってきますが、痛みが全くなくなるというわけではありません。個人差はありますが、産後2週間ほどで少しずつ痛みが落ち着いてくるようです。その後は人によって傷口に痒みを感じたり、体調のあまり良くないときや天気の悪いときなどに痛みを感じるということもあるようです。また、人によっては傷口や縫った後が化膿してしまう場合もあり、そうなると回復が遅くなり、その分痛みが続くことになります。

帝王切開の傷跡

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帝王切開をするとお腹にある程度の大きさの傷ができます。女性にとって気になるのはその傷跡。傷跡は残るのか、残る場合にはどの程度残るのか、またケアの方法について知っておきましょう。

帝王切開の傷跡は残るの?

帝王切開の方法には、お腹を縦に切る方法と横に切る方法があります。縦に切る方法は手術中の医師の視野が確保しやすく、赤ちゃんを出すまでの時間が短いというメリットがあり、比較的緊急帝王切開の場合に用いられる場合が多いようです。一方で、横に切るよりも傷口が目立ちやすいというデメリットもあります。傷跡の残り方には個人差があります。

人によっては時間の経過とともにあまり気にならない程度にまで目立たなくなる場合もありますし、逆に皮膚が赤く盛り上がるケロイド状になってしまう人もいます。ケロイド状になってしまうと傷として目立ちやすくなります。ケロイドを予防するテープやクリームなどもあるので、気になる場合には産院や皮膚科、形成外科などに相談するとよいでしょう。また、ケロイドになってしまった場合には目立たなくする処置を行っている病院もあるようです。

帝王切開の傷口のケア

傷跡をなるべく残さないためにも、傷口のケアは欠かせません。術後は傷口がひっぱられ痒みを感じるという人が多いようです。しかし傷口をひっかけばそこに傷がつき、細菌が入れば化膿してしまうこともありえます。化膿すると傷跡がますます残りやすくなってしまうことに。なるべく皮膚を柔らかく保つためにも、保湿を十分に行うことが大切になります。お風呂上がりなどにこまめに保湿クリームを塗るのはもちろん、医療用のシリコンジェルシートなどを利用するのも良いでしょう。シリコンジェルシートは保湿をしながら傷口を保護する役目を果たしてくれるため、炎症を防ぐためにも効果を期待することができます。

帝王切開の傷が化膿することもある

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帝王切開の傷が何らかの原因で化膿してしまう場合もあります。異常を感じたら適切な方法での処置が必要です。早めに医師に相談すると安心でしょう。

化膿してしまう原因

化膿してしまう原因として考えられることの1つに、傷口を縫合した糸が体内に残ってしまったことが考えられます。体は糸を異物と判断し、その拒絶反応として化膿という症状が出るパターンです。また、傷口がふさがっていくときの痒みに耐えきれず掻いてしまうと、爪などからバイ菌が入ってしまうことがあります。そこから炎症を起こし、化膿に至るケースもあります。

さらにごくまれにですが、衛生管理がよくない状態で手術をしたことにより、傷口に炎症が生じる場合もあります。いずれにせよ、傷口がじくじくと痛むなど異常を感じた場合には、ひどくなる前に医師に相談するようにしましょう。

化膿した際の症状

帝王切開の傷口や縫った後が化膿してしまうと、痛みと同時に、赤く腫れてしまったり、膿が出るなどの症状が現れます。痛みは人によりますが、じんじんしたり、ズキズキ感じたりすることが多いようです。化膿がひどくなると、痛みの他に頭痛や吐き気を伴ったり、発熱してしまうこともあります。症状の悪化は傷跡にも影響します。傷口に痛みなどの違和感を感じるようであれば、症状がひどくならないうちに医師に相談した方がよいでしょう。

化膿した際の処置

帝王切開の傷口が化膿してしまった場合、そのまま放置したり、自分だけの判断で誤った処置をした結果、症状が悪化してしまうことがあります。悪化すれば、傷口の痛みにとどまらず、頭痛や吐き気、高熱などが引き起こされる要因にもなりかねません。傷口の化膿がわかった段階で帝王切開手術を受けた産院を受診し、医師からの適切な判断を仰ぐようにしましょう。場合によっては抗生物質の服用が必要になる場合もあります。

家庭でのケアの方法としては、なるべく傷口を濡らさないよう防水テープを利用するなどして工夫しましょう。特にお風呂などでは注意が必要です。傷口から細菌が入ってしまい、化膿がさらに広がってしまう恐れもあります。また、清潔を心がけることも大切です。テープはこまめに取り換え、細菌が広がらないように注意します。

まとめ

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出産とはいえ帝王切開はお腹を切る手術で、術後の傷の痛みや傷跡などに悩まされることがあるのも事実。手術後は経膣分娩のママたちとほとんど変わらないタイミングで授乳などの育児がスタートする場合もあり、傷口の痛さと子宮が戻る後陣痛の痛さと、さらにおっぱいの痛さも加わって、満身創痍な状況になることも。そんなときに大切なのは、赤ちゃんのためにもあまり無理をしないこと。お医者さんに相談し、痛み止めなども利用しながら、痛みを乗り切っていきましょう。また傷口が閉じたあとも油断は禁物。化膿しないようにしばらくはケアを心がけるようにしましょう。

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