【助産師監修】分娩スタイルは? 立ち会い出産はどうする? バースプランのあれこれ

【助産師監修】分娩スタイルは? 立ち会い出産はどうする? バースプランのあれこれ

妊娠初期から中期にかけて、心と体の変化に戸惑うことも多く、「出産するとき」の準備までイメージしづらい時期かもしれません。けれど、出産予定日が近づいてくると耳にする機会も増える「バースプラン」という言葉。そこで今回は、ママが安心して赤ちゃんを迎えるための準備、バースプランについて助産師の坂田陽子さんに話を伺いました。


坂田陽子さん
<監修者プロフィール>
坂田陽子さん
看護師、助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は東京で「すみれ出張助産院」を開業している。

バースプランは「どんな出産・育児をしたいか」をイメージすることから

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バースプランとは、ママ自身が「どういう出産をしたいか」「どんな産後を送りたいか」ということをイメージして立てる計画のことです。

バースプランを準備しておくメリットはふたつ。ひとつめは、自分の出産や育児をイメージすることで、「よし、産むぞ」という積極的な姿勢で出産や育児にのぞめるということです。出産は貴重な機会ですから、バースプランを立てることで、より思い出深い出産を経験できると思います。

そして、もうひとつのメリットは、医師や助産師など医療者と信頼関係を築くきっかけになるということです。どういう出産・産後を望んでいるかを話し合うことで、医療者との連携がスムーズに運び、産前から産後まで充実した日々を過ごせるでしょう。

多くの病院では、妊娠35~36週ぐらいまでの時期に、産婦人科医や助産師と一緒にバースプランについて話し合う場が設けられます。しかし実際は、産院を決める段階でバースプランは始まっているともいえます。たとえば無痛分娩を希望する場合、その方法を行っている産院を予約する必要がありますよね。
ですから、妊娠した早い段階から、なんとなくでも希望の出産スタイルを考えておくとよいでしょう。(坂田さん)

―― 先輩ママVOICE ――

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  • おおよそでいいので、決めておくと安心できると思います(30歳/1歳児のママ)
  • プランを立てることは自分の成長にもつながると思っていたので、安心感を得ることができました(33歳/0歳児のママ)
  • 夫婦でいろいろ話し合えたのでよかったです(28歳/0歳児のママ)
  • 出産方法など改めて考えるきっかけになって、希望を伝えられたので安心して出産にのぞめました(31歳/0歳児のママ)
  • 出産前に頭の中を整理して、心の準備をするのに役立ちました(33歳/1歳児のママ)
  • 叶わないこともあると思うけど、書くのは自由だし、伝えるだけでもだいぶ違うから、言ってみるもんだと思います(29歳/0歳児のママ)

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どんな内容を考えておく?
プランの立てかたと先輩ママの体験談

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バースプランを考えるとき、意識しておきたい項目は大きく3つ。

① 陣痛中の過ごし方について
② 分娩時について
③ 産後について

バースプランに何を書いていいのかわからないという方もいますが、その場合は、自分はどういうときに喜怒哀楽を感じるかな? と、自分自身のことをいったん見つめてみるとよいかもしれません。たとえば、睡眠不足になるとブルーになりやすいならば「産後は睡眠時間を少しでも確保したい」と希望する、など。そのほか、「陣痛中は好きな音楽を聴いてリラックスしたい」「家族が立ち合えないのが不安なので、なるべく一人にしないでほしい」などもあるでしょう。

何よりも大切なことは、ママ自身がリラックスできる時間やスペースを確保することです。「こんなこと希望していいのかな……」と遠慮せず、どんなに些細な内容でもぜひ相談してみてください。
もうひとつ大切なことは、バースプランは自分ひとりではなく、パートナーと一緒に考えることです。パパとママふたりの赤ちゃんですし、出産と育児はパートナーとの協力が必要不可欠です。

今はコロナ禍で、立ち合い出産など「これまでどおり」が残念ながら叶わないこともあります。けれど、事前に希望を伝えておけば、たとえ希望どおりにいかない場合も、医師や助産師は代わりの案を考えることができます。たとえばスマートフォンでパートナーとオンラインでつなぐなど、離れていても感動を一緒に味わえる方法はあるはずですよ。(坂田さん)

―― 先輩ママVOICE ――

  • 夫は血が苦手なので「立ち会い出産なし」と記入。私の前にお産した人の旦那さんが立ち会って気絶したので、うちはやはり立ち会いにしなくて正解でした(笑)(34歳/0歳児のママ)
  • 出産時、コロナ禍で立ち合いが叶わなかったので、テレビ電話などできる環境であれば夫にも産声を聞かせてあげたらよかったと思いました。記録に残すことはおすすめです(26歳/0歳児のママ)
  • 写真の希望をしていました。あとから振り返ることができるので、よかったなと思います(33歳/3歳児のママ)
  • 何もわからないまま進むのが不安なので、出産の進行具合を教えて下さいと伝えておきました(34歳/1歳児のママ)
  • 視力が悪いが、手術中(予定帝王切開)はメガネやコンタクトができませんでした。赤ちゃんの顔をはっきり見たかったので、メガネをかけさせてくださいとお願いしました。早く顔が見られて嬉しかったです(33歳/1歳児のママ)

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バースプランは旅行の計画に似ている
もし、希望どおりにいかなくても「違う道」を楽しんで

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バースプランは旅行の計画に似ている、と言われることがあります。旅行のスケジュールを立てるときに「この日は山に登ろう!」と思っても、当日に雨が降っている場合は、山登りを中止して美術館に行くなどプランを変えると思います。そして、計画を変更したとしても「美術館も楽しかったね」という感想を得られたりしますよね。

出産と産後についても同じです。どんなに準備を整えても、予定どおりにいかないことはあります。そんなときも、「こっちの道で楽しもう!」と思えるとよいですね。出産に決まりや正解はありませんから、自分ならではの体験をしていただきたいです。

今は、コロナの影響で里帰りや立ち合い出産をやめたり、家族に手伝いに来てもらうことを控えるなど、大変な状況だと思います。けれど、こんなときこそパートナーや家族と協力し合って、絆を深めるきっかけにしてくださいね。(坂田さん)

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