クリスマス前にやっておきたい! 専門家のおもちゃのお片付け術
気がつくと、どんどん増えてしまう子どものおもちゃ。親子で把握しきれないほどのおもちゃを抱えていませんか? おもちゃが増えるクリスマス前に、子どもとおもちゃの数を見直してみましょう!
こんにちは、ライフオーガナイザー®︎ 門傳奈々です。
日々増えてしまう子どものおもちゃ。数が増えると、その分整理するのも面倒になってしまいますよね。
クリスマスや誕生日前など、おもちゃが増えるタイミングを前に、子どもと一緒に片付けをしてみませんか?
今回は我が家の事例を交えて、お片付けの手順をご紹介します。
おもちゃが増えるタイミングはいつ?
子どものおもちゃが増えるタイミングは、誕生日などの記念日やイベント(クリスマス、子どもの日)の時。また日常的にも、外食や病院を頑張ったご褒美などで細かいおもちゃが増えますよね。
おもちゃ整理のポイント3つ
①「1つ増えたら1つ手放す」習慣づくりが大切!
新しいおもちゃを買っても手元にあるおもちゃの数が変わらなければ、家の中のおもちゃの数は増え続ける一方。日常的に「新しいおもちゃをもらったら古いものは"さよなら"しようね」などの声かけで、おもちゃを増やさないための習慣づくりをしていきましょう。
この習慣は大人も同じ。大人がお手本を見せてあげることも大切です!
②子どもの意思を尊重する
子どもとおもちゃの片付け作業を始めると、子どもが「手放す(捨てる)」と決めたものを「まだ使えるから捨てなくていいんじゃない」「高かったから捨てない方がいいんじゃない」などと、自分の意見を押し付けようとする親御さんもいらっしゃいます。
せっかくお子さんが決断しているのを邪魔してしまっては、お片付けも進みません。親の意見もあるとは思いますが、ここはグッとがまんして、子どもの意思を尊重しましょう。
親御さんがどうしても手放したくないものは、あらかじめ別の場所に移動しておくと良いでしょう。
③一気に終わらせようとしない
子どもの集中力は、大人に比べて短いもの。さらに片付け作業は、頭も使うので、子どもにとってあまり楽しいものではありません。
親御さんが片付けたいものの量もあるとは思いますが、子どもが選別できるくらいの量を少しずつ、何日かに分けて整理するようにしましょう。
子どものおもちゃ整理の方法3ステップ
【STEP1】ものを「出す」
子どもが一度に整理できる量は、引き出しひとつ、ボックスひとつといった小さな単位です。
まずは、その中のものを全て出してみましょう。
小さなスペースでも思いのほか、たくさんのおもちゃが詰め込まれているものです。
【STEP2】ものを「分ける」
STEP1で出したものを分けていきます。
「いる」「いらない」だけで分けようとすると、「全部いる!」というお子さんも多いと思います。
上手に分けられるように、キーワードを3つか4つ与えてあげると分けやすいようです。
子どもに分かりやすい分け方のポイントは、「使用頻度」や「好み」で分けてあげることです。
・使用頻度で分ける
①よく使う
②使う
③あまり使わない
④使っていない(手放す)
・好みで分ける
①宝物(とても大切)
②好きなもの
③道具として必要
④好きではない(手放す)
などです。
【STEP3】ものを「しまう」
STEP2で分けたものを元に戻します。
その際のポイントは、
・よく使うものは一番取り出しやすいところに配置する
・アイテム別に収納する
そうすることで、使いたいものがすぐに見つかります。また、よく使うもの、あまり使わないものの意識ができるようにもなっていきます。
子どもとの片付けに役立つグッズ
また、仕分けする際に便利なのがこちら。親子で一緒に片付けをするのに、仕分けしやすいよう手作りしたシートです。
模造紙をマスキングテープで4つに区切ってあるもの。そこにキーワードを記入した付箋を貼って、おもちゃを仕分けるときに使います。
このシートがあれば、大人のものを整理するときにも便利です。
実際どうなの? お片付けにかかる時間
我が家の次女(4歳、年少児)の場合、棚ひとつ分の片付けにかかった時間は、声かけから片付けを終えるまで、合計で45分(私と娘の2人で作業しました)。この棚ひとつに収まっていたものの半分近くのものを処分しました。
意外だったのが、ものの仕分けの判断が思ったよりも早かったこと! 棚の半分近くが紙ごみだったので、それが判断のスピードにつながったようです。
年齢が大きくなるほど片付けのスピードが早くなる、というわけでもなく、ものの量やその中身、本人の判断のスピードなどによって時間のかかり方は異なります。
まとめ
子どもと一緒に片付ける作業には、大人だけで行う片付けの何倍も時間がかかるため、根気と時間が必要です。
子どもが使う場所なので、親が勝手にものを移動しても子どもは戸惑ってしまいます。
年末年始の忙しい時期を見据えて、少し時間に余裕がある今のうちから子どもと一緒にお片付けをしておくのはいかがでしょうか?
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