洗濯機用のりで節約アイロンスプレーを作ろう! 使い方の裏技も紹介
シャツやブラウスは長く着ていると生地が弱ってきて、どうしても着古した感じが出てしまいますよね。そんなとき、洗濯のりで自作したスプレーとアイロンがあれば、キリリとおろしたてのような質感を取り戻すことができるんです。今回は、洗濯機用のりを使った節約アイロンスプレーの作り方を特集。使い方の裏技とあわせてご紹介します。
洗濯のりの種類(メリット・デメリット)
「洗濯機用のり(洗濯タイプ)」のメリット・デメリット
洗濯のりには大きく「洗濯タイプ」と「アイロンタイプ」に分けることができます。このうち、「洗濯タイプ」は、洗濯する際に洗濯物と一緒に洗濯槽のなかに入れてのり付けするもののこと。
洗濯時にひと手間プラスするだけととても手軽ですが、洗濯槽にのりが付着するのを避けることができません。そのため、「洗濯タイプ」には使用したあと洗濯槽をすすいでのりを洗い流す必要があるというデメリットがあります。
また「洗濯タイプ」は洗濯槽に入れて使用しますから、洗濯物すべてにのり付けすることになります。そのため、のり付けしたいものとのり付けしたくないものとを分けて洗わなくてはなりません。
「洗濯機用のり(アイロンタイプ)」のメリット・デメリット
「アイロンタイプ」は、アイロンを使用する際にスプレーで吹きかけて使用します。そのため、洗濯槽を汚すこともありませんし、のり付けしたいものとのり付けしたくないものとを分けて洗う必要もありません。
ところが、衣類にスプレーする際、アイロン台周辺にものりの成分が飛び散ってしまうため、壁や床などがベタ付いてしまうことがあります。加えて、あまり長持ちしないというデメリットもあります。一度の洗濯で何枚ものシャツやブラウスをアイロンがけすると、すぐになくなってしまい不経済です。衣類に焦げが付着しやすいという注意点もあります。
節約アイロンスプレーを作ろう
そこでおすすめなのが、節約アイロンスプレーを自作するという裏技。「洗濯タイプ」の「洗濯機用のり」を薄めて、「アイロンタイプ」のスプレーとして使う方法です。
節約アイロンスプレーに使うのりの分量は、ほんの数十ミリリットルほど。そのため仮に500ミリリットルの洗濯のりがあったとすると、数十本のアイロンスプレーを作ることが可能です。
自作したアイロンスプレーは「アイロンタイプ」と比較して、アイロンのすべりがいいのが特徴です。そのため、手早く作業を終えることができます。もちろん、「洗濯タイプ」ののりのように洗濯槽をすすぎ洗いする必要がないので、手間もかかりません。
アイロンスプレーの作り方
アイロンスプレーの作り方はとても簡単。必要な材料と作り方は以下の通りです。
・「洗濯タイプ」の「洗濯機用のり」 50ミリリットル
・水 400ミリリットル
・スプレーボトル
作り方は、スプレーボトルに「洗濯タイプ」の「洗濯機用のり」を入れ、水で薄めるだけでOKです。
作った節約アイロンスプレーは、作りおきするのに向いていません。というのも、節約アイロンスプレーを放置しておくと、ボトル内で「洗濯機用のり」と水が分離して、のりの成分がボトル内に付着することがあります。
「洗濯機用のり」に含まれる防腐剤の量も少なくなるので、成分が劣化してしまう可能性が。
そのため、アイロンスプレーはその都度作り、使い切るようにしましょう。
アイロンスプレーの使い方
節約アイロンスプレーは、スプレーするタイミングが重要です。洗濯物を洗ったあと、干す際にスプレーしてください。そうすることで、乾燥させているあいだにある程度のシワを伸ばすことが可能です。
スプレーは屋外で行うのがおすすめ。室内で使用すると壁や床にのりが付いてベタベタしてしまいます。
アイロンをかける際にスプレーしたほうが時短が叶うと考えがちですが、あまりおすすめできません。アイロンにのりが付いて焦げ付いてしまいやすいからです。アイロンのすべりが悪くなり、作業に支障をきたしてしまいます。
アイロンのかけ方
アイロンを上手にかけるコツ
アイロンはまずは襟からかけ始めるのが基本。襟の裏面からかけてください。そうすることで先端にシワができにくくなります。アイロンがけしないほうの手でしっかり衣類を押さえて、アイロンを引きながらかけていきます。
なお、アイロンがけは、シャツやブラウスが半乾きのときに行うのがシワを伸ばしやすくておすすめです。乾ききってしまった場合は、霧吹きを使って湿らせながら行ってください。
アイロンをもたないほうの手で、衣類をやや引っ張るようにして伸ばしながらかけることを心がけるとよいでしょう。アイロンをまっすぐかけるのも、シワをつきにくくするポイントです。
まとめ
シャツやブラウスはきちんとのり付けして清潔感をアピールしたいですよね。アイロンスプレーなら、節約も時短も叶います。洗濯物を干すときのひと吹き、試してみて仕上がり具合を確認してみてください。