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2018年10月07日 20:00 更新

脱・片づけ下手! 小さい場所から片づけ始める3つのメリット

雑誌やインスタグラムの中のステキ収納に憧れ、片づけ始めたはいいけれど、途中で疲れてぐったり……。がんばってもうまくいかないし、結局リバウンド。そんな方も多いのでは? そこで、片づけが苦手でも無理なくできる! 小さい場所から片づけを始める3つのメリットをご紹介します。

こんにちは。元片づけ下手・ライフオーガナイザー®の山田りえこです。

雑誌やSNSで見る、綺麗にすっきり片づいた素敵な収納。「そんな場所で暮らしたい!」「お部屋を整えたい」と一念発起して片づけ始めたはいいけれど、なかなか続かず挫折……なんて方も少なくないのでは?

そこで効果的なのが、【小さい場所から片づけを始める】ということ。片付けが苦手な方にこそ、ぜひトライしてほしい、そのメリットについてご紹介します。

【メリット1】小さい場所から始めるから負担も軽い

皆さんは片づけをしようと思った時、どこから始めますか?

・一番散らかっている所!
・物であふれているキッチン!
・開かずの間になっている押し入れ!
など、モノの量が多い場所や、広いスペース、さまざまな種類や人の物が入り混じった所を片づけたいと思いますよね。

しかし、片づけをする時というのは、物をすべて出したり、出したものを他の場所へ移動することも出てきます。
そんな時に上記の場所は
「モノの量が多く、モノを出したはいいけれど、収拾がつかなくなった。どうしていいかわからず、結局そのまま元に戻した……」
なんてことになりかねません!

当たり前のことですが、広いスペースや、モノの種類や量が多い場所ほど負担も大きくなります。片づけが苦手だからこそ、途中で頓挫しないためにも、小さいところから始めましょう。

Lazy dummy

では、その「小さいところ」をどうやって決めていくか。例えば、キッチンを片づけたい方はキッチンの中でも、シンク下収納といった具合に限定して決めていきましょう。さらに、その中の引き出し一つから始める、という具合です。

「たった引き出し一つ?」と思われるかもしれませんが、中の物を全部出すと意外とたくさん入っていたり、「どこへ置こう」「もういらないかな?」など、悩むことも出てきたりすると思います。

片づけはエネルギーが必要となるので、一気にやって体も頭も疲れてしまっては、後が続きません。最初に片づけに取りかかるスペースを小さく区切ることで、一度にかかる負担を減らせます。

【メリット2】小さい場所から始めるから、短い時間でできる

Lazy dummy

片づけというと、大掃除のような一大イベントの感覚はありませんか?

私はかつて、片づけが苦手だった頃はそうでした。そのため、片づけをするためには、たっぷり時間をとって「よしやるぞ!」との意気込みが必要でした。

しかし、一人で片づけをする場合、時間がかかればかかるほど当然疲れてきますよね。【片づけ=疲れること】となってしまうと、やる気もなくなります。そして結局時間もなくなってきたし、まぁいっか……と、おざなりになってしまうのでは?

それが、小さい場所での片づけなら、時間的な負担も軽くなるので「ちょっと片づけてみようかな」と片づけに取りかかるハードルも下がります。

また、片づけが苦手な人に限らず「片づけにどのくらい時間がかかるか」という時間の見積もりは、とても難しいですよね。それはスペースが大きくなるほど、モノの量が多くなるほど難しくなります。逆に、小さいスペースほど片づけ時間の見積もりはしやすくなると思います。

【メリット3】小さい場所から始めるから、じっくり自分と向き合える

Lazy dummy

片づけをする際に、必ずあるのが「これっている? いらない? どうしよう」と、判断に迷うものが出てくる場面です。使いにくくて使っていないけど、高かったし……。いただき物だけど、好みじゃないし……など。

そんな時、【せっかくがんばって片づけてるんだから】と無理に捨てたり、モヤモヤしつつも手放せないからと必要ない物でもまた元の場所に収めてしまったりしていませんか?

自分の好みや、使いやすさ、大切な物やそうでないものを知ることは、自分にとっての【心地いい片付いた空間】を作る重要なヒントになるんです。

一つ一つの物と向き合い、判断していくことは大変な作業ですし、時間もかかります。だからこそ、小さい場所から始めることで、じっくりモノと自分が向き合えます。値段より、使いやすさが自分にとっては重要なんだな、など自分でも気づいていなかった価値観に気づくかもしれません。

自分にとって必要な物、大切なものに目を向け、迷うものは、無理に判断せず【迷うもの】として、分けておきましょう。無理にその時すべてを決めなくても大丈夫です。時間を置いてときどき見直すことで、判断できたり、気持ちや見方が変わることもありますよ。

まとめ

苦手なことほど、がんばって、無理をしがちになってしまいますよね。片づけは、つらく、苦しいことではありません。自分にとって大切なものを選び、心地いい空間を作るための手段です。無理なく、少しずつモノと向き合っていけば、お部屋も、ココロも、すっきり軽くなっていきますよ。

【小さい場所から始める】片づけは、さまざまな負担を軽くし、着実に進めていけます。片づけが苦手な人、ぜひ試してみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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