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2018年05月03日 11:00 更新

整理が苦手じゃなくなる「ミニマリスト」とは?

ミニマリストってどういう人のことかご存じですか? モノから自分を解放する「持たない暮らし」に変えることで、整理整頓からも解放されるミニマリスト。今回はミニマリストの概念とメリット、混同しやすい断捨離との違いについてまとめました。役立ちそうな考え方があれば、ぜひ参考にしてくださいね。

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ミニマリストになれば整理も楽チン!

Lazy dummy

ミニマリストとは「最小限のものしか持たない生活をする人」

ミニマリストを端的に説明すると「生活に必要な最低限のものしか持たない暮らしをする人」のこと。極端な例ですが、トランク1個分の荷物しか持たない生活を想像してもらうといいでしょう。

長く使えるものやいろいろな用途に使えるものに絞って生活すると、モノが劇的に減って結果的に整理整頓に追われることもなくなるという考え方は、明快でわかりやすいですね。

ミニマリストになるとメリットがたくさん

ミニマリストになると、メリットがたくさんあります。

・モノがなければ整理整頓の時間もいらない
・掃除も楽々

家の中にモノがあふれて散らかっているという方は、ミニマリストを目指して部屋の中にあるモノを減らすことから手を付けてみると、日々の悩みから解放されてスッキリしそう。まずは生活に必要最低限なモノ以外は処分していこうと考えるとき、「生活に必要最低限なモノ」とは何なのだろうかという壁に突き当たるでしょう。

人によって「必要最低限」と考える基準はさまざまなので、他人の考え方をいくつか学んで、自分に近い考え方を知って実践するのもひとつの方法です。そこで、ミニマリストの考え方について参考になる本を少しご紹介しますね。

ミニマリストになるためのおすすめ本

ミニマリストに興味がある方の参考になる本をいくつかご紹介します。自分の目指すミニマリストとは何かを整理するためにお役立てください。

無印良品とはじめるミニマリスト生活
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(2018/4/20 時点)

著者の山口さんは、何度か配偶者の転勤で引っ越すうちに、何度も不用品を整理していくという経験をしている方です。その中で、最終的に残ったモノが、無印良品の収納アイテム。適度なおしゃれ感もあっていい意味で色がついていないのでどの部屋にも使え、ライフスタイルの変化にも適応していく使い勝手の良さから自然と手元に残ったのだそうです。

モノを整理する具体的な考え方もたくさん紹介されていますので、自分にも使えそうな考え方は積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。整理の考え方を知るだけでも、とても参考になる一冊です。

人生がときめく片づけの魔法
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「生活に必要最低限なモノだけ残すなんて、味気ないのでは?」と疑問に思ってしまうという方には、こちらの本をおすすめします。

自分がときめくモノを残していこう、というコンセプトには、共感できる方も多いのではないでしょうか。実践してみると、自分がほんとうにときめくモノって意外に少ないことがわかり、こんなに無駄が多かったのかと驚くかもしれません。

他にもミニマリストの考え方を知る本はたくさんありますが、基本的な考え方を知る上ではこの2冊がおすすめです。

ミニマリストは、生活の無駄をなくし生きやすくするひとつの考え方。しかし、家族がいる場合は、そう簡単に実践できないという一面もあります。家庭を持っている人の場合は、ミニマリストよりももう少し緩い考え方の「シンプルライフ」がいいのかもしれません。次にシンプルライフの考え方も解説しますね。

家族がいるならシンプルライフがちょうどいい

Lazy dummy

独身なら自分でライフスタイルを決められます。しかし、家族がいたとしたらそう簡単にはいきません。勝手に物を捨てる断捨離や、持ち物はトランクひとつに収まるだけ持つというミニマリストになることは難しいでしょう。家族がいる人なら「シンプルライフ」がちょうどよく、家族にも良い影響が期待できる暮らしです。

始めやすいシンプルライフ

シンプルライフとは「生活に必要なものだけを置いた空間での暮らし」というぐらいの意味合いで、ミニマリストよりはもう少し緩い考え方。家族で暮らしていると、家族それぞれにとっての「必要なモノ」の定義が変わってくるため、こちらの考え方のほうが実践しやすいのです。

シンプルライフで家族の時間が増える?

シンプルライフの基本は、生活に必要なものだけを置くということ。例えば、個人の所有物(子どものおもちゃやゲーム機、趣味のオブジェなど)は、片付けるか自分の部屋に飾るようにすることで、リビングルームは家族全員が必要とするものだけになってスッキリ整理できます。

生活に必要なものだけで設えられた空間は余計なものがないので、家族で会話する時間が増えるのだとか。リビングと自分の部屋とで気持ちの切り替えもできるので、部屋を片付けすぎて家族にストレスがかかる、ということもありません。

ミニマリスト・シンプルライフ・断捨離の違いとは

ミニマリストとシンプルライフ、断捨離の考え方は、どれも似ていますがフォーカスする対象が少しずつ違います。

・ミニマリストは「自分」中心
・シンプルライフは「暮らし」中心
・断捨離は「物」中心

それぞれの違いを再確認しておきましょう。

ミニマリストは「自分」中心

ミニマリストは自分を中心とした考え方です。「自分が」必要最低限だと思うモノだけに絞って生活するという考え方なので、個人で実践するにはいいのですが、家族とともに暮らしている人にとっては実践しにくい面があります。

シンプルライフは「暮らし」中心

シンプルライフは、「暮らしをシンプルにして精神的な豊かさを得る」という考え方が根本にあります。家族との暮らしをシンプルにする、暮らしを共にする人との関係もあってのシンプルライフなので、家庭を持つ人に実践しやすい方法なのです。

断捨離は「物」中心

一時期大ブームにもなり、今も根強い人気を誇る「断捨離」の考え方は、物にフォーカスしている点が特徴です。もっと言えば「物を捨てる」ことが中心となっているため、ミニマリストやシンプルライフとはまたニュアンスが違います。

まとめ

ミニマリストという概念についての説明および、似ている考え方のシンプルライフや断捨離との違いを解説しました。

ミニマリストは、あくまでも自分が何を必要としているかを問いかけつつ、不要なモノを避けて生活から余計なノイズを消すことで豊かさを手に入れるという考え方です。ひとり暮らしの場合は実践しやすいですが、家族と一緒に暮らしている場合は、暮らしの無駄をなくす方向で考えるシンプルライフの方が実践しやすいのでおすすめです。

どの考え方も、あくまでも自分自身を豊かにするものであって、かえってその考え方に縛られて苦しくなってしまわないよう、気楽に取り組んでみてくださいね。

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