何歳からが「老後」だと思う？　男女80％近くが老後の生活に不安

共通ポイントサービス「Ponta（ポンタ）」を運営するロイヤリティ マーケティング（東京都渋谷区　代表取締役社長：長谷川剛）は、人生100年時代といわれている現代における、老後への希望や不安を聴取した「老後に関する調査」（実施期間：1月19日～1月25日）を実施しました。

「老後は何歳からだと思うか？」聴いたところ、平均値、最頻値ともに65歳となりました。5歳刻みで回答結果を確認すると、「65～69歳」が37％、次いで「60～64歳」、「70～74歳」が続きました。累計では「74歳以下」が全体の約90％を占めています。

性年代別にみると、回答者の年齢が低いほど、老後だと思う年齢も低くなる傾向がみられました。

老後の生活に希望がある（「希望がある」「どちらかといえば希望がある」の合計）と回答したのは43％となりました。その他の半数以上が、老後生活に希望がない（「あまり希望はない」「希望はない」の合計）と回答しました。性年代別にみると、男女ともに40代は希望がない層が60％以上と特に高い結果となりました。一方で、女性60代は希望がある層が56％と唯一半数を超えていました。

また、老後の理想の生活は「趣味の時間を楽しみたい」、「家族や夫婦との時間を過ごしたい」、「ひとりの時間を楽しみたい」が上位となりました。

性年代別でみると、「趣味の時間を楽しみたい」は全体的に高く、特に男性50代以上は60％を超えていました。「家族や夫婦との時間を過ごしたい」は女性20～30代が60％前後と高くなっています。

老後の生活について80％近くが不安を感じている（「不安を感じる」「どちらかといえば不安を感じる」の合計）結果となりました。また、20～40代では男性より女性の方が不安を感じている人が多い結果となりました。

性年代ごとに見ると、男性は40～50代が80％以上、女性は30～40代が85％以上と高くなっていました。一方、男女ともに60代は「あまり不安を感じない」「不安を感じない」の合計が30％以上となっており、他の年代よりも老後への不安感が少ないことがわかりました。

不安の内容は「生活費や年金などのお金」が最も多く、次いで「体力やケガ、病気などの健康」が多い結果となりました。

性年代別でみると、女性30代以上の60％前後が「介護（自分自身）」にも不安を感じているようです。また、女性60代は「生活費や年金などのお金」が72％だったのに対して「体力やケガ、病気などの健康」が90％と高いことがわかりました。女性20～50代では、健康面よりもお金に関する不安が高い結果となりましたが、60代では逆転しており、年代によって不安を感じる内容が異なることがわかりました。

老後生活に備えた取り組みは94％が実施、もしくは意向があると回答しました。そのうち、実際に備えをしている層が35％で、備えをしたいが何もしていない層が59％となりました。

性年代別でみると、「備えをしている」は、男性60代、女性50代以上で50％前後と多い結果となりました。一方、女性20代は16％と他の性年代に比べて少ない結果となりました。

備えをしている人の具体的な取り組み内容は、「貯蓄や投資など資産構築」が89％と最も高く、次いで「運動」「定期的な健康診断や定期検診など」が続きました。

取り組みの開始時期（意向含む）は「50～54歳」が最も高く、次いで「40～44歳」となり、平均年齢は46歳でした。男女ともに年代が高くなるほど開始年齢も高くなっていきました。

【調査概要】
調査方法：インターネット調査
調査期間：1月19日～1月25日
パネル：「Pontaリサーチ」会員
（Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしている人）
調査対象：国内在住20～60代の方
有効回答数：1,000名（性年代ごとに各100サンプル回収）

公開レポート：https://biz.loyalty.co.jp/column/

（マイナビ子育て編集部）