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2021年05月31日 10:00 更新

初めての出産「もらえるお金は?申請方法は?」「何にお金をかけた?」 知っておきたいお金のあれこれ

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初めての妊娠・出産は「何にお金がかかる?」「もらえるお金は?」など気になることばかり。一方で、友だちに聞きたくても“お金のこと”はなんとなく聞きづらかったりしませんか? そこで今回は、出産経験のある女性123名にアンケートを実施。先輩ママのリアルな声とともに、出産にまつわるお金のあれこれについて紹介します。

要チェック! 妊娠・出産でもらえるお金まとめ

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【全員もらえる】妊娠検診費用の補助券(14回分)

妊婦検診の画像

妊娠がわかり区市町村に妊娠届を出すと、「妊婦検診の補助券」がもらえます。ただし、補助券の回数や補助額、補助の範囲は自治体によってさまざま。里帰り出産の場合は、出産後に現住所で妊婦健診補助券の現金払い戻しができる場合もあるようなので、詳細は住んでいる街の自治体に問い合わせをしましょう。

先輩ママからは「補助券があっても自費の部分もあるので、検診にお金を持っていくのを忘れずに!」(1歳児のママ/33歳)とのアドバイスも。主治医にかかるお金を先に聞いておくと、予想外の出費に驚くことなく安心です。

  • 毎回の診察代が安くなって助かった。都度1,000~2,000円払ったが、安いところだと補助券で収まるところもあるそう(0歳児のママ/29歳)
  • 妊娠がわかった時点から使えるので、妊娠検査薬で陽性がわかったらすぐ役所に行き補助券をもらうべし!(0歳児のママ/34歳)

【全員もらえる】出産育児一時金(42万円)

赤ちゃんの画像

妊娠4カ月以上で出産したときにもらえる給付金で、一児につき42万円が加入している健康保険より支給されます(特定の条件では40.4万円)。給付の対象は、自分で健康保険または国民健康保険に加入している場合、夫の健康保険の被扶養配偶者になっている場合、親の健康保険の被扶養者になっている場合のいずれか。

申請方法は「直接支払制度」、「受取代理制度」、「事後申請」の3種類ありますが、先輩ママは、出産一時金を退院時の支払いに充てられる「直接支払制度」を利用した人が多いようです。「病院で退院の支払い時に相殺してもらったほうが、手続き不要でラク」(1歳児のママ/32歳)とのアドバイスも。

  • 東京在住なので高額になるのを覚悟したが、結局、里帰り出産を選択。おかげで出産育児一時金の金額内でほとんど収まった(2歳児のママ/34歳)
  • 出産育児一時金を活用して、個室かつ母子別室で過ごせる産院を選んだ。プラスアルファの出費はあったが、産後ゆっくり過ごせてよかった(0歳児のママ/29歳)

【会社員の産休中】出産手当金(出産日以前42日間/出産日以降56日間)

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産後も仕事を継続する妊婦さんが、出産のために会社を休んだときにもらえる手当て。条件はいくつかありますが、基本的には勤務先の健康保険に加入していれば受け取ることができます。

対象期間は、出産日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)以前42日間(多胎妊娠の場合は出産日以前98日)と、出産日以降56日間。支給額は「月給÷30×2/3×日数分」で計算できます(月給は、支給開始日以前の12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額)。申請書を受け取るなど、勤め先とのやりとりが必要になるので、産休に入る前に余裕をもって準備をすすめましょう。

  • 社会保険料(健康保険・厚生年金)が免除になるので、私の場合は働いていた時の手取りと大差なかった(1歳児のママ/32歳)
  • 健康保険に加入している方は必ずもらった方がいい!(0歳児のママ/28歳)

【会社員の育休中】育児休業給付金(月給の50%~)

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会社に勤めるママの、育休中の生活をサポートしてくれる給付金。育休終了後の職場復帰を前提としており、正社員のほか、条件を満たしていれば契約社員、派遣社員、パートタイムの人でも受け取ることができます。

給付の対象期間は、産後58日目から子どもの1歳の誕生日の前々日まで(一定の要件を満たした場合、子どもが2歳に達する前日まで延長可)。それより早く職場復帰した場合は、復帰日の前日までです。給付額は、育休開始から180日目までは月給の67%、181日目以降は月給の50%と、期間によってもらえる金額が変わります(月給は、支給開始日以前の6ヶ月間の各標準報酬月額を平均した額)。

  • 会社とのやりとりがあるので、産休前に総務と話しておくとスムーズ(0歳児のママ/33歳)
  • 社会保険料(健康保険・厚生年金)の免除などもあるので、働いている時の収入から激減するわけではない。急に生活に困るようにはなりませんのでご安心を!(1歳児のママ/33歳)
  • 2カ月に1度まとめての支給なので、計画的に(1歳児のママ/32歳)

その他のチェックポイント

働いている女性は傷病手当金制度を利用しよう

健康保険に加入している人(被保険者)が入院した時には、「傷病手当金制度」も利用できます。切迫早産や切迫流産、妊娠悪阻などにも適用され、傷病で仕事ができなくなった日から4日目以降の日数分が支給されます。

民間の医療保険に入っている場合は申請を

妊娠・出産自体は病気ではありませんが、切迫流産や切迫早産で入院や手術をすることになった場合、加入している民間の医療保険でも給付金が支払われることがあります。くわしくは加入している保険会社に確認してみましょう。

出産した翌年には忘れずに確定申告を

その年の1月1日~12月31日の間に、支払った医療費が一定額を超えた場合、翌年の確定申告で医療費控除をすることで、すでに支払った所得税と住民税の一部が返ってくることがあります。妊娠と診断されてからの定期検診や検査などの費用は医療費控除の対象になるので、領収証やメモをとっておくなど工夫しましょう。

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先輩ママの実録! 「ここにはお金をかけてよかった」エピソード

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さまざまな手当てがあるとはいえ、妊娠・出産に際してできる限り無駄な出費は抑えたいと考える人も多いでしょう。一方で、実際に出産を経験した先輩ママからは、「お金をかけてよかった!」または「我慢せずにお金をかければよかった」という声も集まりました。

  • 産後はゆっくり過ごしたかったので母子別室の病院にした。ゆっくり眠れたし、ご飯ものんびり食べられたのがよかった(0歳児のママ/29歳)
  • がんばった自分へのご褒美のため、食事が美味しくてキレイな産院を選んだ(1歳児のママ/32歳)
  • 丁寧な対応をしてくれる個人の産院を選んだ。少しお金はかかっても、安心して出産に臨めることのほうが大事!(3歳児のママ/32歳)
  • 里帰りできないため、産後ケアの宿泊型を利用。補助が出たので思ったよりリーズナブルに利用できてよかった(1歳児のママ/35歳)
  • 今思うと、多少高くても個室にすればよかった(0歳児のママ/33歳)
  • 次産むならホテルライクな病院で無痛分娩、美味しいご飯など、ガッツリお金をかけたい!(2歳児のママ/34歳)

ダントツで多かったのが「出産をする病院は、お金をかけてでもこだわるべき!」という声。病院選びの際、「産後数日過ごすだけだし、安いところでいいかな」と思うかもしれませんが、満身創痍の中での育児スタートですから、この数日をどう過ごせるかはママにとって想像以上に重要なことのようです。

妊娠・出産でもらえるお金を利用して、理想の病院を選んでみるのも、有意義なお金の使い方かもしれませんね。
そのほか、退院後に必要なものについても意見が集まりました。

  • ベビーベッドは少し高くても、のちのち変形して棚になるものを選んでよかった(0歳児のママ/32歳)
  • 自分のものはセーブして、子どもにはいいものを揃えた(3歳児のママ/34歳)
  • 体重が増えるので、健康器具を買えばよかったと後悔(1歳児のママ/28歳)
  • スキンケア用品。時間もないので安いオールインワンのものを使用していたが、気がついたら肌が荒れ放題。もっといいものを使えばよかった!(1歳児のママ/32歳)
  • 産後はなかなか家事ができなかったので、宅配食などもっと外部サービスに頼ればよかった(1歳児のママ/35歳)

ママ自身の身体ケアに関するものや、家事や育児の負担を減らしてくれるサービスなどにお金をかけた人もいるようです。無理をせず、頼れるものは頼ってしまうのが良いかもしれませんね!

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もらえるお金は出産前にチェック! 安心できる出産・子育て環境を整えよう

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妊娠・出産はお金がかかるものですが、もらえるお金や補助も用意されているので、必要以上に心配しなくても大丈夫。ただし「もっと申請できるお金があった気がする! 事前に下調べしたりしとけば良かった」(0歳児のママ/28歳)という声もあるので、妊娠中に自分がもらえるお金と申請方法をしっかりチェックしておきましょう。

もらったお金は、出産費用はもちろん、安心して出産・産後の生活が送れるようなものやサービスに充てるのが先輩ママたちのおすすめ。予算を決めて、ママ自身の体と心を労わる使い方を考えてみてくださいね。

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アンケート出典|2021年5月|妊娠・出産を経験した22~39歳の女性を対象にwebアンケートを実施|有効回答数123件

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