オートミールの「餅化(もちか)」がおいしい! 低糖質ぜんざいをつくろう
オートミールは、水を加えて電子レンジで加熱するだけで、簡単にお米のように食べることができます。この方法は「米化(こめか)」と呼ばれていますが、最近は「米化」を応用したオートミールの「餅化(もちか)」も話題に。お米より食物繊維が豊富で栄養価が高いオートミールを「餅化」して、低糖質のぜんざいを作ってみませんか?
低糖質で腹持ちバツグン! オートミールの餅化が人気です
オートミールとは、オーツ麦(えん麦)という麦の一種を、食べやすく加工した食品のことです。オートミールが健康食、ダイエット食として注目される理由と、「餅化(もちか)」が話題になった理由をご紹介します。
オートミールは糖質控えめで栄養価が高い
オートミールは、主食としては糖質が低く、それでいて栄養価が高いことから、ダイエット食、健康食として注目を集めました。
オートミールは、米や小麦と同じ、主食になる穀類ですが、米や小麦と比べて食物繊維が多く、その分、糖質が少ないのが特長です。
また、穀類にしてはタンパク質やカルシウム、マグネシウム、鉄分といったミネラルが豊富[*1]なことから、栄養価が高く、ダイエットをサポートしてくれる栄養素を効率的に摂れる点でも人気を集めています。
オートミールは腹持ちがよく少量で満腹に
オートミールは腹持ちがよく、少量でもお腹がいっぱいになるのも、人気の理由です。
100gあたりで比較すると、オートミールは米とほとんどエネルギー(カロリー)は変わりません。
しかし、お米の1食分が65g程度[*2]とされるのに対し、オートミールの1食分は30g程度(水を加える前)。1食分で比較すると、エネルギーはお米の半分以下なんです! それでいて食物繊維やカルシウム、マグネシウム、鉄分は豊富に含まれています。
オートミールを「餅化(もちか)」し、時間をかけてしっかり噛んで食べることで、腹持ちはさらによくなりますよ。ダイエット中でももっちりした食感を楽しんでくださいね。
手間や時間をかけずにおいしく食べられる
オートミールは手間や時間をかけずに食べられるという点も、忙しい現代人の心をつかんだ理由です。
オートミールの食べ方にはいくつかありますが、一番早いのは、水を加えて電子レンジで1~1分半ほど加熱して食べるというもの。お米を炊くより、パンを焼くより早いですね。
とくに、「米化(こめか)」といわれる、水を加えて電子レンジで加熱するだけで、お米のような食感になるという食べ方は、手軽で時短、白米のごはんに代えるだけでダイエットになると、人気を集めました。
オートミールの「餅化(もちか)」も、米化に負けずに簡単で、加熱は電子レンジだけでOK。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
餅化オートミールでぜんざい
オートミールを餅化して、ぜんざいを作ってみましょう。他の食べ方もご紹介します。
餅化オートミールぜんざい
【材料(1人前)】
オートミール 大さじ3(20gくらい)
水 大さじ3
市販のぜんざい またはゆで小豆缶(加糖) 適量
【作り方】
1 耐熱容器にオートミールと水を入れて軽く混ぜ合わせ、ラップなしで電子レンジで30秒加熱する。生地をひとつにまとめるようにスプーンで混ぜ、電子レンジでさらに30秒加熱する。
2 少し冷ましてから、全体をラップに包み、もっちりとしてくるまで、両手でこねる。
3 4等分にして俵型に丸め、形をととのえる。
4 ぜんざいを小鍋に移して温め、3を入れて中まで温まったら出来上がり。
餅化オートミールのほかの食べ方
餅化オートミールにきな粉や黒蜜をまぶして、ダイエット中の罪悪感軽減スイーツとしてどうぞ。
餅化オートミールに醤油をつけて海苔をまき、磯辺風にしてもおいしいです。
オートミールを餅化するときに、小さじ1杯半ほど片栗粉を入れて生地のまとまりをよくし、薄く丸く伸ばして、サラダ油をひいたフライパンで焼くと、おせんべいになりますよ。
餅化オートミールをお雑煮(ぞうに)に入れる場合は、器に持ってから最後にオートミール餅を入れるといいですよ。加熱は電子レンジで終わっているので、改めて鍋で煮込む必要はありません。
まとめ
餅化オートミールのおすすめ理由と楽しみ方を紹介しました。いろいろな食べ方があるのもオートミールのいいところです。餅化にもぜひチャレンジしてみてくださいね。
(写真・図 お料理チームクレア 太田雅恵/構成・文 マイナビ子育て編集部)