子どもの「感染症対策」まとめ! 手洗いさせるには? 赤ちゃんにマスクは必要?
新型コロナウイルスの流行でますます重要になっている感染症対策。大人と同様に子どもも感染症対策が重要ですが、手洗い、うがいが正しくできているのか、マスクを着けさせていいのか、パパママにとっては気になるところ。改めて、子どもの「手洗い」「うがい」「マスク」についておさらい!
【手洗い】子どもが手を洗ってくれないときは?
「手を洗って!」と言っても、なかなか手を洗ってくれないのが子ども。子どもの年齢によっては、叱ったり手洗いの重要性を伝えるよりも効果てきめんな魔法の言葉があります。
Twitterで50万人以上のフォロワーがいる保育士・てぃ先生が自身の著書『カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)で紹介するのは「手洗い屋さん」。大人がお店屋さん、子どもがお客さんになって手洗い屋さんをオープンすれば、喜んで手を洗ってくれるかも?
手をかざすだけでハンドソープが出てくる「自動ソープディスペンサー」を使えば、小さな子どもでも簡単に必要な量のハンドソープを出せます。ハントソープを出しすぎたり少なすぎたりして全然洗えていない……という心配もありません。
直接ポンプに手を触れないので、衛生的に使えます。
→ そのポンプの衛生面は大丈夫!? 自動ソープディスペンサーがオススメな理由
【うがい】うがいは何歳からさせたほうがいい?
うがいは、一般的に口の中を洗浄するだけの「ぶくぶくうがい」ならば、3歳児の50%ができると言われています。しかし、上を向く「ガラガラうがい」は幼児には難しいことが多く3歳児でも25%の子しかできません。
そのため、うがいの練習は大体2歳、3歳頃から始めるとよいでしょう。
うがいのやり方を言葉で伝えるのはなかなか難しいもの。子どもの前でお手本を見せてみて、まずは水をふくむだけの「ぶくぶくうがい」から始めてみてください。ぶくぶくうがいが完璧にできるようになったら「ガラガラうがい」を始めてみましょう。
→幼児の「うがい」はいつから始める?注意点やおすすめの教え方
【マスク】マスクは何歳から? 赤ちゃんには危険?
コロナ禍で当たり前となったマスク。大人でも長時間の着用や素材によっては息苦しさを感じることがあるマスクですが、マスクは赤ちゃんでも着けてよいのでしょうか。
厚生労働省や国内外の小児科学会は「2歳未満のマスク着用には注意が必要」または「着用させないで」という勧告を出しています。窒息の危険や、2歳未満の子どもがマスクを着けていて体調に異変があったときに周囲の大人が気づきにくいなどのリスクがあるからです。
また、乳幼児の場合はマスクをずらしてしまったり手でいじってしまったりと正しい着用が難しく、マスクによる感染症対策のメリットがあまり期待できないと考えられています。
同居中の家族が感染しているなど、乳幼児がどうしてもマスクを着ける必要がある場合には、周りの大人がそばで見守って、目を離さないようにしましょう。また、子どものマスクは顔にあったサイズで、ほどよいフィット感のものを用意してあげてくださいね。
→【医師監修】赤ちゃんにマスクは危険⁉ 不要な理由と注意点