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2021年10月23日 11:00 更新

蒼井そらさん、子どもの遊び場での出来事にショック。男の子を怒る母親に「何か話ができたら……」

タレントの蒼井そらさんが、2歳の双子男児を連れて屋内の遊び場へ行ったときの出来事を自身のブログに投稿。初めて遭遇したお母さんと子どもとのやりとりに、「今思い返しても胸がきゅっとなる」「後悔の念に駆られている」と綴りましたが、一体何があったのでしょうか。

遊び場で出会った母子に「違和感」

蒼井そらさん
出典: https://ameblo.jp
蒼井そらさんオフィシャルブログより

2019年に双子の男の子を出産し、絶賛子育て中の蒼井そらさん。双子の「やすし」くん「きよし」くんは、たびたび蒼井さんのSNSにも登場し、ほっこりするエピソードがたくさん投稿されています。しかし10月22日に蒼井さんがブログへ投稿した、双子を連れて行った遊び場での出来事は、いつものようにほんわかした内容ではありませんでした。

蒼井さんはある雨の日、自身の妹と一緒に双子を連れて、よく行く室内の遊び場を訪れたそう。そこで息子のおままごとに付き合っていたところ、推定4ヶ月くらいの下の子を抱っこしたお母さんが、3歳くらいの男の子(Aくん)に「何度言ったら分かるの!」「ぶつけないで遊べないの?!」と大声で怒っていたとのこと。その男の子は遊び場のクッション壁に手押し車をどんどんとぶつけて遊んでいましたが、は腕を掴んですごい剣幕で怒っていたそうです。

蒼井さんは「一瞬の出来事だったけど そんなに怒る必要あるかなぁ」と思ったといい、「叱ることは大事だけど なんかその怒り方に違和感を感じて その母子がその後ずっと気になってしまった」と、その後の母子の様子も綴りました。

ブログによると、お母さんは「Aくんが誰かと関わろうとすると飛んできて怒ってる」一方で、怒ったあとは「すぐにママ友らしき人とおしゃべり。Aくんはまたひとりで放置されて遊んでいる。おしゃべりしてるけど、チラチラとAくんの動行は見ていて何かして人に迷惑をかけてると思って飛んできて怒るを繰り返してる」。

さらに、蒼井さんが双子とエアートランポリンで遊んでいるところへ、その男の子がやってきて、蒼井さんめがけてダイブしたときのこと。蒼井さん自身は「めっちゃ可愛いなぁって思って一緒に戯れてた」ものの、男の子のお母さんはすごい剣幕で「そんなことしたら痛いでしょ!」「ちゃんと目を見て謝りなさい!」と怒り、「迷惑かけるからもうこの中から出なさい」と男の子を引っ張り出したそうです。

蒼井さんはその光景を見て唖然としたといい、「Aくん自体は別に全然言うことの聞かないやんちゃな子でもなく 見ているとただ単純に遊び方を知らないってだけの子。楽しく遊びたいけど どうやって遊んでいいか分からないから 自分なりに考えて出た行動が 全てダメだと怒られている感じ」と分析。お母さんが遊び方を教えてあげず放置しているのに叱るのは理不尽ではないか、と問題意識を綴りました。

そのうえで、「お母さんと何か話ができたら良かったなぁ」としつつ、「でも、子育てって家庭のやり方があるし 環境や背景も色々あるだろうし 私が見たのはほんの一部で 他人の私に言われたく無いよなぁとか思うし。難しい問題なんだろうけど、、」「虐待のニュースを見るたびに感じる気持ちと同じ気持ちになってる」と、距離の取り方の難しさを感じているようでした。

2歳になった双子のやすし・きよしくん

育児に疲弊して限界を迎えてしまう前に……

蒼井そらさんが出会った母子。蒼井さんのブログからだけで多くはわかりませんが、お母さんは生後4ヶ月くらいの赤ちゃんと元気盛りの3歳の子をひとりで遊び場に連れてきていたのでしょうか。「迷惑をかけてはいけない」と叱っているところから、周囲に対してとても気を遣っているようにも見受けられます。

もしかしたら、赤ちゃんが生まれて、上の子にあまりかまってあげられない時期なのかもしれません。過去に子どもを連れていて「迷惑をかけるな」と怒られたことがあるのかもしれません。その男の子の発達について悩んでいるかもしれませんし、お母さん自身、疲弊し切っているかもしれません。何もかも推測することしかできませんが、蒼井さんが「環境や背景も色々あるだろうし 私が見たのはほんの一部」と書いたように、事情は様々ですよね。

少なくとも、子育ては決して簡単な仕事ではなく、誰しも育児疲れを感じることはあります。多くの場合は複数の原因が重なり合っています。

まず、睡眠不足や肉体的な疲労があります。赤ちゃんのお世話は24時間営業で、生後すぐは特に睡眠不足になりがちです。その後も、夜泣きがひどかったり寝つきが悪かったりで、親はゆっくり眠れない日々が続くことも多々です。けれど上の子がいたり仕事があったりすれば、日中に仮眠を取ることも難しいですよね。

精神的な疲労もあります。泣いている赤ちゃんの要求がわからず、「なぜ泣いているのか」「なぜ機嫌が悪いのか」と途方に暮れてしまうこともあるでしょう。よく寝る子、全然寝ない子、泣きの強い子、いろいろです。また、自我が発達する2~3歳の「イヤイヤ期」に突入すると、なんでも反抗されてこれまた途方に暮れるママやパパも少なくありません。

睡眠不足や肉体疲労が重なると母乳が出にくくなることもありますが、「母乳が出ない」「子どもが泣き止まない」「夫が育児をしない」「義父母の過干渉がストレス」といった様々な状況が複雑に絡み合い、子どもと向き合う気力がなくなってしまったり、ヒステリックに怒鳴ってしまいがちになる場合もあります。

育児疲れには苦言ではなく休息が必要です。実際、疲れが溜まってしまう「前」に適度な休息を取ることが必要なのかもしれません。四六時中子どもと一緒の生活に疲れて「一人になれる時間がほしい」と思うお母さんもいるはずですが、同時に「子どもから離れて一人になりたいなんてワガママかも」と罪悪感を覚えることもあるようです。しかしそれは、全然ワガママなんかではありません。

24時間365日、子どもの安全や健康を気にしながら、緊張感を保っていたら、疲れ切って当然です。「一人になりたい」という気持ちになるのは自分勝手でもなんでもなく、自然な欲求と言えます。むしろストレスが爆発する前に、子どもと離れて一人になる時間を持つことは、子どものためにも大切なことです。

問題は、パートナーや親などの身近な人の理解と協力が得られないケースもあること。それがさらなるストレスにつながってしまう可能性もあるので、わりきって保育園の一時保育を利用したり、子どもの一時預かりをしてくれる映画館やショッピングモールなどの施設を活用するなど、お母さん自身も一人時間を作る工夫を積極的にしてみてください。一人で抱え込まないことが大事です。

また、子どもは大人とは違い、成長の途中です。子育て中のお母さんお父さんだけでなく、社会のみんなが「迷惑をかけるな」などと顔をしかめず、寛容に接することが増えたら、むやみに子どもを叱りつける必要もなくなりますし、親の悩みも少し軽くなるのではないでしょうか。

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