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2024年05月05日 10:29 更新

【東大生の小学生時代の過ごし方】よくした遊びは意外にも「ゲーム」、テレビを毎日2時間見ていた人も23%

我が子の将来の可能性を少しでも広げてあげたいとは、すべての親の共通の願いでしょう。学歴がすべてではないとはいえ、「東大生は子どもの頃にこう過ごしていた」と言われれば、やはり気になってしまうのが人の心というもの。今回は、ひまわり教育研究センターが現役東大生を対象に行ったアンケート調査の結果をご紹介します。

現役東大生220名を対象に調査

「幼児教室ひまわり」の付属研究機関であるひまわり教育研究センターでは、定期的に教育に関する調査を実施しています。その一環として現役東大生220人に対し、小学生の頃によくした遊びや休日の過ごし方、テレビやゲームなどで遊んだ時間について実態調査を実施。その結果、意外なことが見えてきました。

東大生が小学生時代によくした遊び、トップは「ゲーム」

まず、現役東大生は小学生の頃にどんな遊びをしていたのか、回答を見てみましょう。

「小学生の頃(受験期を除く)によくした遊び」は何かを聞いた設問で上位となったのは、「パソコン、携帯、テレビなどのゲーム」(37.3%)、「スポーツ」(34.1%)、「外遊び」(32.7%)でした。意外にもゲームがトップという結果に。また、ゲームとは対照的といえるスポーツや外遊びなど、家の外で体を動かす遊びも人気なのですね。

そのほか、「オセロ、将棋」(26.8%)、「トランプ」(25.0%)、「ブロック(レゴ、 K-NEX、La-Qなど含む)(24.1%)など、頭脳を使う遊びをしていたという人も、4人に1人前後となっています。

ひまわり教育研究センター「「小学生の頃によくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間」についてのアンケート調査」より

東大生が小学生時代によく出かけた場所、トップは「公園」

では、東大生が小学生のとき、休日に出かけていた場所としては、どんなところがあるのでしょうか?

「小学生の頃(受験期を除く)、休日にどこに出かけるのが好きだったか」との質問に対し、最も多かったのは「公園」(42.7%)でした。次いで「科学館や博物館、美術館」(31.8%)、「遊園地やプール」(29.6%)、「山登りや海川、BBQなどの自然体験」(29.1%)、「デパート、ショッピングモールなどの商業施設」(26.8%)という結果に。特別な場所ではなく、子どもの遊び場として最も定番といえる公園が、現役東大生にとっても好きな場所だったのですね。

ひまわり教育研究センター「「小学生の頃によくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間」についてのアンケート調査」より

東大生の多くは小学生時代、毎日テレビを2時間以上見ていた

東大生は小学生の頃から勉強に忙しく、ほとんどテレビを見ない子どもだったのでは?という印象を何となく抱いている人もいるのではないでしょうか?

実際のところ、「小学生の頃(受験期を除く)、平日にテレビをどのくらい見ていたか」と質問した結果、最も多かったのが「毎日2時間程度」で23.6%となりました。次いで「毎日1時間程度」(16.8%)、「毎日3時間程度」(15.9%)と続いています。「毎日3時間以上」という人も13.6%と1割超です。

反対に「自宅にテレビがなかった」と回答した人は3.6%、「自宅にテレビはあったが見ていなかった」と回答した人は5.0%と少ないこともわかりました。

意外にも日常的にテレビを見ていた人が多いようですね。

ひまわり教育研究センター「「小学生の頃によくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間」についてのアンケート調査」より

東大生の小学生時代のゲーム時間、「1時間程度」が約4人に1人

はじめに現役東大生の4割近くは小学生の頃にゲームで遊んでいたことをお伝えしましたが、どのくらいの時間、遊んでいたのかも気になりますよね。

「小学生の頃(受験期を除く)、平日にパソコン、携帯、テレビゲームをどのくらい遊んでいたか」という質問に対し、最多は「1日1時間程度」で、24.1%を占めました。次に多い「1日2時間程度」は14.6%、「1日3時間程度」は13.2%と、ややトップとは差のある結果に。時間を決めてゲームをしていた人が多いのでしょう。

「1日3時間以上」という人は9.1%、「無制限に遊んでいた」という人は10.9%で、いずれも1割前後でした。

ひまわり教育研究センター「「小学生の頃によくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間」についてのアンケート調査」より

まとめ

今回は、現役東大生の小学生時代の様子がほんの少し浮かび上がるような調査結果でした。現役東大生もゲームで遊ぶのが好きだったことがわかりますね。ただし、ゲームだけに夢中になっていたわけではなく、たとえば、公園で友だちと遊んだり、スポーツを楽しんだり、家族と一緒に自然を楽しんだりしていたようです。学習塾などでの勉強だけが学びではありません。遊びを通じて得られるものも多いはず。親としては、子どもが自由に知的好奇心を育める環境をサポートしてあげたいですね。

(マイナビ子育て編集部)

調査概要

■「小学生の頃によくした遊び、休日の過ごし方、1日のゲームのプレイ時間、1日のテレビの視聴時間」についてのアンケート調査/ひまわり教育研究センター
調査対象:現役東大生220人
調査時期:2022年2月17日~19日

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