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2024年05月06日 08:11 更新

ドーナツが食べたくてお店の前で大泣きする娘。お兄さんがくれたものは? #「ありがとう」を伝えたい

子どもがお店の前で、大泣きしておねだり……。周りの目が気になりついつい甘やかしてしまうこともありますが、毎日のように駄々をこねられたら困ってしまいますよね。今回は、ドーナツ屋さんの前で娘の対応に困ってしまったという、20代女性のエピソードを紹介します。

ドーナツ屋の前で駄々をこねる3歳の娘に、ヘトヘト

(※写真はイメージです)

3歳の娘が通っている保育園からの帰り道に、ドーナツ屋さんがあります。

一度そこに寄ってドーナツを食べたことがあり、よっぽど美味しかったのでしょう。しばらく毎日のように「ドーナツ食べたい!」と駄々をこね、お店の前で大泣きしていました。

保育園から家へ帰るには、ドーナツ屋さんの前を通るしかありません。
いつも暴れる娘を抱えて無理矢理連れて帰っていたのですが、あまりにも泣いてどうしようもない時には、私の心が折れて渋々ドーナツを買い与えてしまう日も……。

「泣けば買ってもらえる」? 娘はますますエスカレートして……

(※写真はイメージです)

「泣けば買ってもらえる」と学習してしまったのか、娘の暴れっぷりは日々エスカレートしていきました。
お店にも迷惑がかかりますし、周りの目、とくに同じ保育園に通う子の保護者の方の目がとても気になってしまい、私にとって毎日の大きな悩みの種に……。

ある日、いつものように娘がドーナツ屋さんの前で駄々をこね始めました。
泣き喚く娘をどうにか連れて帰ろうと抱きかかえたところに、通りかかった大学生くらいのお兄さんが声をかけてきたのです。

「これどうぞ!」

(※写真はイメージです)

そのお兄さんは「これどうぞ!」と、大きなぬいぐるみの入ったゲームセンターの袋を娘に渡してくれました。

申し訳ないので一度断りましたが、「UFOキャッチャーするのが好きなだけで、いつも取った景品をどうしようか困っているんで。お子さんが喜んでくれるなら嬉しいです」とおっしゃるので、ありがたく受け取りました。
娘は大喜びで、その日はご機嫌で帰りました。

当時、娘をワガママに育ててしまった自分が悪いと毎日思い悩んでいた私は、ふとした優しさに、心が救われた気持ちになったのを覚えています。
それで何かが解決したというわけではないのですが、前向きな気持ちになれたことは確かでした。

あのとき、優しくしてくれたお兄さんにお礼を伝えたいです。
本当にありがとうございました。

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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。

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