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2018年12月04日 13:19 更新

アイディア勝負! 子供たちを楽しませる肝試しのコツ 

今回は、子供たちのために実施する「肝試し」のアイデア・やり方・注意点をご紹介します。小学校や子供会で行う「子供の肝試し」にお役立てください。 

なかなか難しい「子供にちょうどいい肝試し」

Lazy dummy

やり過ぎはNG。しかし…

暑い夏をサーッと涼しくしてくれる肝試し。夏休みのイベントとして、保護者会や子供会などが主催するケースもあります。パパ・ママたちが知恵を出し合って子供たちを怖がらせるわけですが「どのくらいの怖さが子供にとってちょうど良い肝試しなのだろう?」という点はなかなか難しいものです。肝試しにおける「怖さのレベル」が明確でないと、ただのやり過ぎとなってしまい、夏の楽しい思い出になるどころか、子供の心を傷つけてしまう恐れもあります。

肝試しは、年齢に合わせて怖すぎないように加減しなければなりません。不必要に恐がらせるのも禁物です。したがって、大人たちだけが楽しむような「大人本意」の「怖すぎる(やり過ぎの)肝試し」は避けなければなりません。

ただし、あまりに加減しすぎて、全く怖くないのも興ざめです。期待していた子供たちもきっとがっかりしてしまうでしょう。この難しいポイントをクリアするために必要なのが「アイデア」です。

かけるべきは「お金」じゃなくて「アイデア」!

子供がきちんと怖がって、同時に楽しめる肝試しづくりに必要なのが「アイデア」です。アイデアを凝らすことで、お金をかけてグッズを揃えた肝試しよりも本格的で、しかも過剰な演出なしに子供たちがちゃんと怖がってくれます。

アイデアの基本として考えるのは「子供の想像力」を利用することです。「怖い怖いと思えば、なんでもない柳の木も幽霊に見える」という話は有名です。「子供の想像力」を利用すれば、大がかりな仕掛けにお金を掛けずとも成功させることができます。

肝試し前の「怖い話」で効果倍増

子供たちの「怖い」という気持ち・想像力を刺激するには「怖い話」が1番です。肝試しに行ってもらう前に、肝試しの舞台に関する怖い話をしても良いでしょう。もしくは「怖い話をする会」と言う名目で集まってもらい、最後に「サプライズ」で肝試しをしてもらうのも効果的です。肝試しをするという心の準備ができていない分、たいした仕掛けがなくても怖さがアップします。

このように段取りをしっかりしておくと、あまり仕掛けがなく短めの肝試しでも、子供たちをドキドキさせることができます。

肝試しのやり方

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「スタート・ゴール・目的」を明確にする

肝試しの目的は、やはり子供たちに楽しんでもらうことですから「ゲーム性」を持たせましょう。そのためには「スタート・ゴール・目的」を明確にします。

「スタート・ゴール」については「スタートとゴールが同じ(スタートして元の地点に戻ってきてもらう)」と「スタートとゴールが別(ゴールに保護者を配置しておく)」の2つが考えられます。

「目的」については、特定の場所に置かれた何かを持って帰ってきたり、行ったことを証明する印をつけてもらったり(ノートに名前を書く、など)などします。あるいは目的地に「手紙(メッセージ)」を置いておくのも良いでしょう。手紙の内容もなぞなぞにしておいたり、全員分揃わないと内容が分からなかったり…など工夫することで、ゲーム性がさらに向上します。

子供の上手な脅かし方は「引き算」で

追いかける、大声を出すなど、過剰に演出する脅かし方は、子供が怪我をしたりパニックになる原因となります。落とし穴などの仕掛けも、思わぬトラブルになることもありますので避けたほうが無難です。白いシーツを頭からかぶり、さりげなく物陰に隠れていたり、逆にまったく動かず話さない…などの脅かし方は、子供の想像力を刺激するためとても効果的です。

その意味では人ではなくマネキンをただ立たせておいたり、お面を木や壁にただ掛けておくだけでもも効果的です。子供たちは「この後きっと何かが起こるはず?」などと、怖い想像力を働かせて楽しむことができるでしょう。ただし、足元はしっかり安全を確保するように気をつけましょう。

それから「音」を上手に使うことも効果的。ラジカセでかすかに、お経や人の話し声などの怖い音を出すような演出(雰囲気作り)も良いでしょう。

100均でも買える肝試しアイテム

■おもちゃのマスク
本格的な動物・人間のマスクの中には結構怖いものもあります。真っ黒に塗り直すなど、カスタマイズしても良いでしょう。

■LEDライトのろうそく
肝試しで火を使う演出はNGですが、LEDライトのろうそくならば大丈夫。上手に利用すれば、怖がらせる目的だけでなく、足元を照らす間接照明の役目も果たします。

■置物
100均ではよく置物が置かれていますが、中には肝試しで使えそうなものもあります。

他にもアイディア次第で、さまざまなものが肝試しに使えるはずです。ぜひ、アイディアを出し合ってみましょう。

肝試しの注意点

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■適切な場所を選ぶ
本格的な心霊スポットを選ぶ必要はありません。周囲が見渡せる、安全性が必ず確保できる場所にしましょう。もちろん、お寺や神社、学校などを使う場合には、事前に許可をとっておきましょう。

■安全確認の徹底を
安全性の高い場所であっても、保護者が何度か下調べをして、思わぬ危険がないか確認しましょう。また、当日は見張りの保護者をどこに配置するか、子供たちの誘導や目印をどうするか、などについて十分に話し合っておきましょう。

■子供たちは長袖・長ズボンが良い
暗い場所を歩くので、子供たちが思わぬ怪我をする心配もあります。少しでもケガの危険を減らすためにも肝試し当日の服装は「長袖・長ズボン」「サンダルではなく靴」が良いでしょう。上から羽織ると気温調節もできていいですね。

■いざと言う時のために救急セットも用意
転んだり、ケガをしたり、熱が出たり…。万が一の時のために、手当てできるように「救急セット」も用意しておきましょう。

まとめ

子供が喜ぶ肝試しは「怖がらせること」よりも「楽しんでもらうこと」をメインの目的にするとうまくいきます。お金よりもアイデアを凝らすことで、より楽しく記憶に残る肝試しとなることでしょう。夏の素敵な思い出になるといいですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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