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2020年12月18日 11:34 更新

【実例】放り込むだけで簡単! 定位置に簡単に戻せる、収納の「贅沢使い」とは?

「決まったものを、決まった場所に戻す」ーー簡単そうに聞こえるけれど、なかなか難しいことですよね。 けれども「できない」のではなく、ただ「戻しにくい」だけなのかもしれません。収納場所のスペースをう〜んと広く贅沢に使って、誰でも簡単に戻せる収納にする。そんな、我が家でうまくいったアイデアをご紹介します。

収納下手 収納スペース 贅沢使い

こんにちは。ライフオーガナイザーの前田梨絵です。

うちの夫は、「決まったものを、決まった場所に戻す」ことがどちらかというと苦手なタイプ。たとえば、確定申告に必要で一年間集めておかないといけない領収書も、車やカバンに入れたままにしてしまうことがよくあります。家の中までは持って帰ってきたとしても、決まった場所へは入れずに、そこらへんに置きっぱなし、ということもしょっちゅうでした。そこで、夫の行動を観察しながら収納場所を見直してみると、多少はうまくいくようになりました。

収納場所を贅沢なくらい広く確保するのがコツ!

収納下手 収納スペース 贅沢使い

最終的に夫が、以前よりも自分で入れられるようになった収納場所はというと、リビングの中心にあるチェストの引き出しです。

収納下手 収納スペース 贅沢使い

さらに、チェストの引き出しの中でも、夫が毎日くつろいで過ごす場所からより近いほうのスペースを確保。その中に、A4サイズの大きめのカゴを設置しました。領収書を入れるだけなら、もっと小さいスペースや、1カ月分が入るくらいのスペースでもいいかな、とついついスペースを小さくしてしまいがちですが、あえてこの大きさに。

収納下手 収納スペース 贅沢使い

夫がくつろいでいる場所から手を伸ばして引き出しを開けさえすれば、領収書が放り投げても入るので、以前に比べるとずいぶんと自分で入れられるようになり、結果的には大成功です。

このとおり、車にためていたであろう領収書を、まとめて放り込んだ形跡も!

とはいえ、最初からこの場所を確保してうまくいった訳でもなく、ここに至るまではこんな試行錯誤の経緯がありました。

【うまくいかなかった収納方法①】遠くて面倒

収納下手 収納スペース 贅沢使い

初めは、チェストの奥に隠れている引き出しタイプのレターケースを収納場所にしていました。

収納下手 収納スペース 贅沢使い


今考えると、わざわざ奥まで行かなければいけないのも面倒なうえに(しかも、わが家の場合ハンモックをくぐる必要があります)、引き出しも浅くて入れにくく、すぐに満杯になってしまうことに。引き出しを開けると、なかに入れた領収書が飛び出してくることもありました。結果的に、チェストの上に置きっぱなしになっていることが多く、失敗に終わってしまいました。

それなら、「チェストの奥まで行かなくても、そのまま入れられる場所は?」と考えた結果、チェストの上の、レタートレーに入れてみることにしました。

【うまくいかなかった収納方法②】小さすぎて面倒

収納下手 収納スペース 贅沢使い

我が家で使っているのは3段タイプのレタートレーなんですが、一番上の段に領収書を入れてしまうと見た目もごちゃごちゃしそうだったので、一番下の段に収納してみることにしました。

最初はスッーといい感じに入れられるものの、折りたたんだレシートなんかを入れ出すとだんだん入れにくくなったり、入れる間口が小さいと無理やり突っ込むような形になって、横や前からはみ出してきたりしてしまって失敗。

そんな試行錯誤で失敗を重ねた結果、近くて大きいスペースで、なおかつごちゃごちゃ感が隠せる収納場所が必要だと実感して今の形になりました。「領収書にこんなに贅沢にスペース使うの!?」と思ってしまうかもしれませんが、まずは戻せることが最優先課題です。

領収書一年分が入るので、満杯になって別の場所に移したりする必要もなく、一年間ただ放り込み続けるだけで管理も楽でした。

【番外編】ほかにも使える! "贅沢使い"で悩みをクリア

子どものこんな場所も贅沢使い!

子ども パジャマ 帽子 収納

ほかにも、キッズスペースのパジャマ入れも大きなスペースを贅沢使い。ここに入れるのは、基本的に子どものパジャマと帽子だけです。放り投げても入るくらいの余裕を持って入れられることが、確実に収納してもらえるポイントです。

キッチンでは自分にも優しい収納を心がけて

キッチン ゴミ袋 収納 

今でこそスーパーの袋はお金を払わないと手に入りませんが、調理中のゴミを入れるのには重宝しますよね。そんなゴミ袋、わざわざ畳んでしまうなんてことはしません。シンク下の引き出しにファイルボックスを並べて、そのひとつまるまるを贅沢にゴミ袋入れにしています。ぐちゃっと丸めて突っ込んでも溢れることもなく、自分にも優しい収納になっています。

まとめ

決まったものを、決まった場所に戻すのが難しいと感じることがあれば、贅沢なくらい広いスペースを確保してみるとうまくいくかもしれません。ぜひ試してみてくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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