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2024年04月28日 09:00 更新

教えて! 小学生のスマホ代、月々いくら払ってる? みんなが実践している節約方法は?

現代に生きる子どもたちは、生まれながらにデジタル機器に囲まれているデジタルネイティブ。防犯・防災の観点から、小学生にスマートフォン・キッズケータイを持たせるご家庭も増えています。今回は、気になる小学生のスマホ料金についてアンケートをまとめました。月々いくら程度が適正なのか? 考えていきましょう。

お子さんのスマホ料金は月いくらですか?

お子さんのスマホ(キッズケータイ含む)の料金は一人当たり、月いくらですか?
お子さんのスマホ(キッズケータイ含む)の料金は一人当たり、月いくらですか?

小学生の子どもにスマホ、もしくはキッズケータイを持たせている人に、月々の使用料金を聞きました。

小学校低学年では999円以下が約40%ですが、学年が上がるにつれて減少していきます。1,500円以上払っている人は低学年では約31%ですが、中学年では約40%となり、高学年では約48%と半数近くをしめています。

低学年では機能が限られるキッズケータイを持っている子どもが多く、高学年ではスマートフォンを持っている子どもが多いのかもしれません。

子どものスマホ代を節約するには?

子どものスマホ代を節約するには

基本使用料を抑える

●キャリアを統一し、家族割を利用することと、利用料金をポイントで還元してくれるキャリアを選んでいます。(女性/41歳/自動車関連/事務系専門職)

●格安SIMや大手キャリアのサブブランドを利用しています。(女性/43歳/専業主婦・主夫)

●小学生のうちは、キッズケータイにして、必要な相手からの連絡だけにして料金を節約しています。(男性/48歳/金融・証券/営業職)

スマホ代を抑えるためには、基本料金の見直しは必須です。

家族全員が同じ会社の携帯を持つことで割引になる家族割は、未成年の子どもがいる家庭では導入しやすいサービスです。保護者が大手キャリアを利用している場合は、ぜひチェックしてみましょう。

格安SIMは大手キャリアに比べてリーズナブルです。「格安」と聞くと「安全性が不十分ではないか」と不安に感じる人がいるかもしれません。しかし、法律によって18歳未満の未成年が利用するスマホには、フィルタリングサービスの提供が義務づけられています。スマホを安全に使用しつつ、価格を抑えることも可能です。

「それでも心配!」という人は、インターネットにつながらないキッズケータイがオススメ。本体価格を除き、月額料金500~1,000円で利用できる場合が多いです。

電話は無駄にかけない

●LINE電話使用。もし電話をするなら、5分以上は一度切ってからかけ直す。(女性/46歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

●課金禁止、緊急時を除き通常の電話をしない。(基本的に通話はLINE通話のみ)(女性/48歳/通信/クリエイティブ職)

●通話料無料の家族と優先的に話をするようにしている。(男性/42歳/運輸・倉庫/営業職)

公衆電話を使用しなくなってから、電話料金を意識することが少なくなっているのではないでしょうか。一般的な携帯電話の通話料金は、30秒で22円ほどです。用件だけを伝える電話でも、5分の通話で220円になりますから、意外とあなどれない金額です。

多くのご家庭で、通話無料アプリの利用や家族間の無料通話サービスを利用しています。友だちとの長電話は禁止。大事なときだけ電話を使う、というルールづくりが使用料金を抑えるためのポイントです。

自宅Wi-Fiを利用する

●外ではデータ通信しないようにしてもらってます。(女性/36歳/専業主婦)

●極力自宅のWi-Fiのみで使用して基本料金も少ないプランにしている。(女性/40歳/専業主婦)

●自宅でネット接続する際は家庭内Wi-Fiを活用するように指導しています。また勝手にアプリをインストールしたり、課金できないようにスマホの設定を行っています。(女性/37歳/金融・証券/専門職)

小学生にスマホを持たせる理由の多くは、子どもがひとりで行動する際の安全性を確保するためです。インターネットへの接続をある程度許可している場合は、安全に利用できる家のWi-Fiを利用するよう、指導しているご家庭が多いよう。

公共の場所や飲食店ではフリーWi-Fiを提供しているところもありますが、情報セキュリティの観点からあまりオススメできません。「外出先でのネット利用は控える」ということも、ルールとして徹底させたほうがよいかもしれません。

使用時間を制限

●使用時間と場所の制限をかけて、自宅内では親の前のみの使用としている。(男性/48歳/医療・福祉/専門職)

●出掛けるときだけ携帯させ、家に帰ったら回収して使用を控えるようにしている。(女性/33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

●夜9時以降は使わない。自分の部屋に持っていかない。(男性/49歳/建設・土木/事務系専門職)

使用時間・利用場面の制限は、子どもの生活を守るためにも必要です。ネットに夢中になるあまり、リアルな体験の機会や学習のチャンスを逃してしまうことは避けたいですね。

子どもたちから不満の声があがるかもしれませんが、なんのためにスマホの利用を許可しているのか、親の気持ちや心配を正直に伝えてみてください。高学年になれば、親子でいっしょに使い方のルールを考えられるようになります。ネットリテラシーを親子で学んでいきましょう。

まとめ

まとめ

小学生のスマートフォン・キッズケータイの月々の料金は、1,500円以下のご家庭が多いことがわかりました。学年によって多少の差はあるものの、半数近くのご家庭が比較的リーズナブルな価格で利用しています。

小学生のスマートフォン・キッズケータイの使用料は、安全・安心のための保険のようなものです。安さだけを求めるのではなく、十分な機能・サービスがあるかどうか、検討してみましょう。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2024年3月9日~13日
調査人数:275人(小学生の子どもがいる20代~40代までのパパ・ママ)

(マイナビ子育て編集部)

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