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2024年02月23日 06:16 更新

おもしろ自転車にドハマり必至!? 【わんぱくランド】(埼玉・深谷市)は、有り余る子どものエネルギー消費にぴったり

底なしの体力を持つ子どもは、真冬でも外遊びはマスト。でも「外遊びがマンネリ気味で困っている」というママもいるのでは? そんなときは、楽しく遊べてしっかり体力を消費できる「おもしろ自転車」に乗りに行くのはいかがでしょう。今回は、おもしろ自転車がバラエティ豊かに揃う、格安遊園地【わんぱくランド】の魅力をお届けします。

入園料無料! アトラクション料金も格安の遊園地【わんぱくランド】

変わった形だったり、漕ぎ方が独特だったり、2人や4人などの複数人で乗れたり……。子どもたちを夢中にさせる「おもしろ自転車」。
我が家の8歳の息子も大好きで、以前とある公園でヘトヘトになるまで乗り続ける彼の姿を見て、「これは親が疲れずして、有り余る子どもの体力を消費できる秘密兵器では!?」とひらめき、遊べる場所を探していました。

そんなときに見つけたのが、“深谷ねぎ”でおなじみの埼玉県深谷市にある屋外遊園地【わんぱくランド】です。

「深谷ビッグタートル」の通称で親しまれる同市の総合体育館のすぐ隣にある【わんぱくランド】は、入園料も駐車料も無料。多彩なアトラクションが低価格で楽しめ、お財布にやさしい遊園地としても有名なんです。

有料アトラクションは、種類豊富な「変わり種自転車」や日本有数の距離を誇る「バッテリーカー」、人工芝をソリで滑り降りる「グラスライダー」、深谷市のイメージキャラクター“ふっかちゃん”の「エアートランポリン」や「迷路」などもあり、子どもたちに大人気。
そのほか、飛んだり跳ねたり滑ったりと楽しい「ふわふわドーム」など、無料で遊べる遊具もあります。

わんぱくランド 基本DATA

■所在地:埼玉県深谷市上野台2567
■TEL:048-572-3000(深谷市総合体育館/深谷ビッグタートル)
■営業時間
[通常]9:00~17:00
[夏季営業(7~8月)]9:00~18:00
[冬季営業(11~2月)]9:00~16:00
 夏季、冬季で営業終了時間が異なりますのでご注意ください。
 ※天候不良などで臨時休園することがあります。
■定休日:公式HPでご確認ください
■料⾦
 ◎入園料 無料
 ◎変わり種自転車 1人1回30分、大人(高校生以上)200円・子ども(4歳~中学生)100円・3歳以下無料  ※18歳以上の付き添い者(有料)が必要
 ◎バッテリーカー(1周)100円  ※3歳までのお子さまが利用する場合は18歳以上の付き添い者が必要となります
 ◎ふっか迷宮(ラビリンス)1回200円 ※対象:4歳以上
 ◎エアートランポリン(ふあふあふっかちゃん)1回10分 100円 ※対象:4~8歳
 ◎グラススライダー 1人1回30分 50円 ※対象:小学生以上(土日祝日のみ営業)
■アクセス
[電車の場合]JR高崎線「深谷駅」から、コミュニティバス「くるリン」(バス停:南口」)またはタクシー(最寄り:南口)を利用
[車の場合]関越自動車道「花園IC」から車で8㎞(約15分)
■駐⾞場:あり(無料)
■トイレ:あり
■⾷事:なし
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※変更がある場合がありますので、詳しくはHP等でご確認ください。
【公式HP】▶わんぱくランド

いざ【わんぱくランド】へ! バラエティ豊かな「おもしろ自転車」を親子で満喫

エントランスの建物を抜けると、すぐ左手にあるのがおもしろ自転車(アトラクション名:変わり種自転車)の乗り場です。

乗り場をのぞくと、家族みんなで楽しめる4人乗りや、ふっかちゃんをモチーフにした可愛らしい2人乗りのほか、いろんな形や漕ぎ方の自転車がズラリ。楽しそうな自転車のラインナップに、さっそく目を奪われます。

エントランスの建物に戻り、券売機でチケットを購入。

子ども100円、大人200円と料金もかなり格安なので、家族みんなで楽しむことにしました。

こちらにあるバラエティに富んだ自転車が、30分間乗り放題。好きな自転車に乗り込み、1周約350mのサイクリングコースを走行できます。

わぁー、どれに乗る? 種類豊富で選ぶのも楽しくなりますね。

息子が最初に選んだのは、立ったままの姿勢で乗車するこちらの自転車。

見た目はキックスケーターのようですが、右足でペダルを踏み込むことで前進します。すぐに漕ぎ方のコツをつかんだ息子は、まだどれに乗るか決めていない両親を置き去りにし、1人でコースに出ていってしまいました。早っ!

そばにあった自転車に慌てて乗り込み、なんとか息子に追いつくことができました~。

市営プール跡地につくられたという【わんぱくランド】。流れるプールだったところが、現在のサイクリングコースになっているんだとか。このカーブの効いた独特のコースの形状も、楽しさのヒミツです。

ちなみに筆者の選んだ自転車はこちら。

一見すると「どうやって漕ぐの?」と戸惑ってしまいますが、左右の足置き場のパネルをバタバタさせることで進みます。いわば「地団太を踏む」感じ。
これが想像以上にハードなんです。でも、いい運動になりますね~。まだペダルが上手に漕げないお子さんにもおすすめかも!

もっとハードだったのは、こちらの自転車。足置き場のパネルの上でジャンプすることで進みます。前に進むには絶えずジャンプしていないといけないから、めっちゃ大変なんです~。

最初はパパが乗っていましたが、コースの途中で疲れ切り、まだ余力のある息子とバトンタッチ。先ほどの自転車と比べると一気にスピードダウンした息子でしたが、なんとかゴールしました。

次は家族3人で乗ろうということになり、下の写真の、黄色いクラシックカーを模した4人乗り自転車をチョイス。

大きなこちらの自転車は、後部座席の2人が漕ぎます。

前の座席に座った筆者はなにもしなくていいのでラクチン(笑)。家族でワイワイ楽しく乗れるのがいいですね。

続いてはイルカの形をした自転車が2台横並びになったこちらに、パパと息子で乗車。

正面写真を撮り忘れてしまいましたが、とっても可愛らしいので子どもたちに大人気のようでした。漕ぎ方は一般的な自転車と同じですが、運転するとイルカが上下するので、まるで泳いでいるイルカに乗っているようで楽しいんです! 

1台目の自転車で早々に疲れた筆者は、撮影に専念することに。
いっぽう息子はというと、約350mのコースをすでに3周もしているのに、まったく疲れた気配なし。底なしの体力、恐るべし~。ゴールすると、すぐに次の自転車に乗り換えて出発します。

次に息子が乗車したのは、一見漕ぐのがラクチンそうに見える三輪自転車。

でも足元をよくご覧ください! ペダルではなく、足置き板をグッと踏み込んで進むタイプだから、超ハードなんです。スタート直後は、後に続くパパに負けまいと全力疾走!

さすがにコース後半では、疲れをみせる息子。スタートダッシュのあの走りとは打って変わって、スローペースで戻ってきました。

お次は、あら不思議! 運転手がペダルを漕ぐと、前のサークルがクルクルと回転する仕掛けつきの楽しい自転車です。

息子がサークルに乗り、パパが運転しました。以前別の公園でも乗車したことがあったこの自転車は、息子のお気に入り。「あー、楽しかった! 僕これ好きなんだよねー」と今回も大満足のようでした。

と、気づけば自転車に乗り始めて30分が経過。息子がまだ乗り続けたいというので、チケットを購入してさらに30分延長することにしました。

まだまだあった! 子どものハートに刺さるユニークな自転車

息子に30分ずっと付き添ったパパもさすがにヘトヘトになったので、ここからは息子1人で乗車することに。
コースのすぐ隣には、見学者用の通路が用意されているので、子どもが1人でコースに出ても、保護者が見守りやすくなっているのが嬉しいところです。

後半戦の最初に選んだのは、青いレーシングカーを模したこちらの四輪自転車。

おー、これはめっちゃスピードが出そうですよね。ところが運転してみてビックリ。見た目とは裏腹に、全然進まないんです(笑)。数あるおもしろ自転車の中でも、いちばんハードだったようですよ。

次に乗り換えたのは、筆者がぜひ息子に乗ってみてほしかった“ふっかちゃん”の四輪自転車。

あ~、このゆるーい感じに癒されますよね。見た目はインパクト大ですが、漕ぎ方は一般的なペダル式になっています。

続いて「漕いでいるのに全然進まな~い!」と息子の体力消費に大きく貢献してくれたのが、こちらの三輪自転車。

なぜそんなに進まないんだろう……?と思ったら、後輪が驚くほど小さいからかもしれません(笑)。

そして筆者が一番最初に乗った、地団太を踏むようにして漕ぐあの自転車にも挑戦!

ちょっと苦戦するかな?と思っていましたが、意外にもすんなりとスタートを切った息子。筆者の乗り方をよく観察していたからでしょうか!? 
乗り換えるたびに新しい乗り方に慣れないといけない「おもしろ自転車」って、環境に合わせて速やかに対応できる「適応力」も磨かれそうですね。

ふと気づけば、延長した30分も終了間近に。コースに出るのは、時間的に次の自転車が最後となりそうです。

と、そこで息子が選んだのは、ユーモラスなお顔が特徴のこちらの自転車。ヘビ? 恐竜?? いったい何の生き物……!? 答えは分からぬままですが、楽しそうに運転していました。

そして、ついに迎えた終了時刻。1周走ってはすぐ乗り換えるのを繰り返しながら、全11種類のおもしろ自転車を大満喫した息子。
訪れたのは真冬でしたが、帽子の中は汗でビッショリ。気持ちのよい汗がかけたようでした!

1周296mのバッテリーカーも必見! 格安だから何度でも楽しめるのがいい

おもしろ自転車の次は、「バッテリーカー」の乗り場に行ってみました。
ゴーカート好きの息子からすると、スピードの出ないバッテリーカーは正直なところ物足りないはずと思っていたのですが、パパが「ここはコースも長いし、今まで乗ったところよりもちょっと速く走れておもしろそうだよ」と言うので乗ってみることに。

乗り場に並んでいるバッテリーカーから、好きなものを選んで乗り込みます。

息子が選んだのは、こちらのレーシングカー。1周100円という安さも魅力ですよね。

バッテリーカーのコースは、サイクリングコースのすぐ内側にあります。1周なんと296mだとか。右足の足元にボタンがあり、それを踏むと進みます。

いざ、スタートダッシュ! おー、軽やかな走り。バッテリーカーとは思えないですね。これは楽しそう! 

続いてパパがパトカーに乗り、先を走る息子を追いかけます。

どうやらスピード違反をした車を取り締まる設定のようです。コースが長いので、しっかり満喫できるのがいいですね。そしてゴール!

大満足だったようで、息子から「また乗りたい!」の一言。100円だから「ま、いっかー」ということでOKを出しました。

次に乗車したのは、カッコいい消防車。

コーナリングもスムーズにこなし、軽快な走りでドライブを楽しんでいました!

コースに出るのはまだちょっと早いかなという小さなお子さんには、カート広場で楽しめるバッテリーカーもあります。ぜひトライしてみてくださいね。

気分爽快! 手ぶらで行って楽しめるグラススライダー

人工芝の斜面を滑り降りる「グラススライダー」といえば、スリル満点で子どもたちに大人気。
グラススライダーを楽しむには「ソリ」がマストですが、我が家の近所の公園では貸し出し用ソリは、次に待っている人がいると連続使用はできません。だから遊ぶときはいつもMyソリを持参するのですが、それが面倒で遠ざかっていました。

でもこちらでは利用時間内であればずっと同じソリを利用でき、手ぶらで行っても楽しめます。利用料は、30分で50円と驚きの価格。

しかも、ヘルメットや肘・膝当てなども無料で貸してもらえるという手厚いサービスまで!

息子一人で滑れるかしら?と不安もあったのですが、スタッフの方が事前に場内でのルールやソリの扱い方をしっかり説明してくれるので安心でした。

傾斜がしっかりつけられているので、スピードもバッチリ。速すぎず、遅すぎずの絶妙なスピード感で、小学低学年の息子にもぴったりです。

楽しそうに滑っていたのですが、ここに来ておもしろ自転車の疲れが出てきたのか、10分ほど滑ったところで「もう、おしまいで大丈夫」と息子。
終了時間までまだ時間はありましたが、早めに切り上げることにしました。

意外な仕掛けが楽しい! “ふっかちゃん”の迷路

疲れきった息子に「まだ迷路もあるみたいだけれど、もう帰るでいいよね?」と確認したところ、まさかの「やってみたい!」との答え。

ということで、最後に「ふっか迷宮」に挑戦することにしました! 料金は1回200円です。

こぢんまりとした迷路なので、「これなら1人でも行けるんじゃない?」ということになり、意気揚々と出発する息子を見送りました。なんだか“自立”を感じる瞬間ですね~(笑)

足元の隙間から息子の動きをチェックしながら迷路のすぐ外側を進んでいくと、正面から見ていたより意外と広いことにビックリ。

そして、早々に息子を見失ってしまいました。大丈夫かしら?と思っていたそのとき……

カランコロンと鐘の音が! 高台で鐘を鳴らす息子の姿を確認することができました~。

そして、しばらく進むとゴール!

息子の話によると、鐘のそばには水が勢いよく出る仕掛け(濡れる心配はなし)があったり、最後のところには隠し扉があったりして、とても楽しかったとのこと。
あー、筆者も挑戦してみれば良かったかなとちょっぴり後悔です(笑)。

まとめ

有り余る子どもの体力を消費させたいけど、最近いろいろと出費がかさんで、遊びにはあまりお金はかけたくない……。
そんなときは、ぜひ【わんぱくランド】を訪れてみてはいかが? バラエティに富んだ「おもしろ自転車」はもちろん、グラススライダーや迷路も体力消費に一役買ってくれること間違いなしです。

どれも良心的な価格だから、気に入ったら何度も楽しめるのがいいですよね。
【わんぱくランド】から車で約15分の場所には、キユーピーが運営する体験農園「ヤサイな仲間たちファーム」や、アウトレットモール「ふかや花園プレミアム・アウトレット」などもあります。あわせて楽しむのもおすすめですよ!

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)

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