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2018年12月25日 19:28 更新

スリングはいつから使える? 時期と使い方、人気ブランドも紹介!

赤ちゃんをすっぽり包み込んでくれるスリングは利用者の間ではお出かけの際の必須アイテムと言われるほど人気です。そんなスリングの特徴と魅力に注目してみましょう。特に人気のブランドをご紹介していきます。

※記事内の商品を購入した場合、売上の一部がマイナビウーマンに還元されることがあります。

スリングってどんなもの? いつから使うの?

Lazy dummy

赤ちゃんを抱っこするのに使われるのは”ベビースリング”と言われ、もともと海外で使われていましたが、2000年ごろから日本でも普及し、口コミなどもあり注目を浴びているようです。いろいろな柄やデザインがあり、おしゃれな育児アイテムとしてどんな特徴があるのでしょうか。いつから使えるのかや扱い方をしっかり把握し、正しい使用方法を身につけましょう。

スリングとは

布で赤ちゃんを抱っこする「抱っこアイテム」の一種です。布の中ですっぽり包まれるため、お腹の中にいたときのような姿勢になれることから赤ちゃんは安心してよく寝てくれると言われています。

布製で、たためばコンパクトになるため、お出かけ時にもかさばらず便利。手作りもできて経済的なアイテムです。

スリングの基本的な使い方・抱き方

スリングは、布を広げてしっかり赤ちゃんを包むのが特徴です。脚はつねに開脚状態で、窒息や転落などの事故がないように安定した抱っこを心がけてください。購入の際には取扱説明書をよく読み、抱っこ法などマスターしてから使用しましょう。

いくつか抱っこ法をご紹介していきます。

■ラッコ抱き
片手を添えるような感覚の抱っこ法です。布で頭の後ろまでしっかり支え、身体全体をすっぽり包むスタイルです。

■寄り添い抱き
赤ちゃんの脚を開脚してふくらはぎくらいまでスリングで覆い、向き合う状態の抱っこになります。首がすわったころから2歳ごろまででき、安定感があるのでママも赤ちゃんもラクな体勢の抱っこ法です。

■カンガルー抱き
赤ちゃんはスリングのなかであぐらをかくような体勢で、前向きの状態になります。ママと同じ方向を向いているので、景色を楽しめます。

■腰イス抱き
寄り添い抱きを90度横に回転させた抱っこ法です。片手を添えて安定させましょう。ママとの会話も目を見ながらできて赤ちゃんも安心。

ほかにも”バナナ抱き””ピーナッツ抱き”と呼ばれる抱き方がいくつかあります。自分も赤ちゃんも安全で心地のよい抱き方を選ぶとよいでしょう。

スリングは新生児期から使用可能

お母さんのおなかのなかにいたように、スリングですっぽりと包むことができるので、新生児期から使用は可能なようです。ただし、海外では窒息など事故を懸念し、首がすわってからの使用を推奨しています。新生児期から使用する場合は、正しい使い方が大切と言えるでしょう。

スリングを使うことのメリット

用意しておけばとても便利なスリング。そのメリットは何か、紹介していきます。

■新生児期から使用可能
上記でも記述しましたが、正しい使い方ができれば生後間もなく使える抱っこアイテムです。

■密着度が高く赤ちゃんが安心
ママと赤ちゃんの間には布だけなので、肌の密着を感じることができる赤ちゃんは安心感を得られ、落ち着くようです。

■コンパクトに収納
抱っこひもよりもたためばコンパクトになるので、かさばらず軽量なのも魅力。

■洗うのも扱いもラク
形状を気にせず洗濯ができるので清潔的。さらに乾きやすいので扱いもラクなのが人気のポイントです。

■デザインや色が豊富
普通の抱っこひもだと単色で黒・紺・茶・アイボリーなどシンプルなイメージですが、スリングはデザインやカラーバリエーションがとても豊富なので、自分好みのものが選べます。生地のタイプもさまざまなので、季節に合わせて対応も可能。

■授乳タイムにも便利
公共の場での授乳時のケープの代用としてスリングを少し広げて使えば、抱っこしながら授乳ができちゃうスリングもあります。

スリングの種類と選び方

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スリングの種類

長さなどを調整する部分にはいくつかタイプがあります。

■リングタイプ
布を大きなリングに通して固定するタイプです。赤ちゃんを抱っこする人の体型やサイズに合わせて微調整ができるので、心地よく使用ができるようです。

■ファスナータイプ
ファスナーで長さを調節するタイプです。パパとママで長さを替えられるなど抱っこする人のサイズにできるのが特徴です。

■バックルタイプ
一度調整すれば、ワンタッチでスリングを固定できるので、素早く抱っこしてあげることができます。

■ショルダータイプ
肩からかけるだけで使用できるタイプです。パパとママでは体の大きさが異なると思いますので、兼用できないのがマイナス要素のようです。

スリング選びのポイント

これからスリングを購入しようとしているプレママ・ママへ、選ぶ際のポイントを紹介します。参考にしてみてくださいね。

■安全性
もっとも重視していただきたいのが”安全性”です。日本ベビースリング協会によって定められた基準をクリアしているスリングには「セーフティスリングマーク(SSマーク)」がついているので、目安にするとよいでしょう。布地の強度やリングなどの耐久性、落下衝撃耐久テストが行われているスリングなら安心ですよね。判断基準にしてみてはいかがでしょうか。

■使いやすさ
リングタイプ、ファスナータイプ、バックルタイプなど種類があるので、どのタイプが使いやすいか、購入の際には実際に試してみたり、お店のスタッフに話を聞く、またすでに使っているママの口コミや話から選ぶとよいでしょう。

■サイズ
サイズが合っていないと、疲れるばかりでなく事故やケガにつながってしまうので、妥協せず自分の身体に合うサイズ選びが重要です。

■肩パッド
長時間抱っこをしていると、肩にかなりの負担がかかってきます。肩パッドがあるかないかで使用感も変わってくるので、選ぶ際のポイントの一つになるでしょう。

■生地の素材
浴衣や甚平などに使われるしじら織やコットン、麻、ワッフル地、ダンガリー、メッシュなどさまざまな素材ものもがあります。夏場は風通しがよく、蒸れない素材、寒い冬場は保温性に優れた素材でできたスリングを選び、赤ちゃんが快適に過ごせるようにしてあげるというのもよいですね。

簡単!おしゃれ! 口コミでも評判の人気スリング3選

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akoako

自分好みの色や柄の生地でオリジナルスリングを作ってくれるオーダーメイドが人気。”肩への負担が少なく、抱っこが楽しくなる””スリングを使うとすぐに寝てくれる”とママたちの嬉しい声がたくさん寄せられているようです。

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赤ちゃんの成長に合わせていろいろな抱っこ法に対応。底面は強度を増す2重縫製やバックルも2重ロックと赤ちゃんをしっかり抱っこするための安全機能が充実しています。抱っこし続けるママの負担軽減してくれる機能もおすすめのポイントです。

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”軽量””コンパクト””かんたん装着””肩ひもの長さ調整可能”などの特長が魅力のアイテムです。肩ひもの後ろにあるファスナーを調整するだけで、パパが使うときもラクラク。高級感あふれる生地なので、どんなファッションにも合い、シーンを選ばす活用できそうですね。

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安全にスリングを使うために知っておきたいこと

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スリングで起こり得る危険な事故とは

独立行政法人 国民生活センターが注意喚起しているスリングにより起こり得る事故を見ていきましょう。

・窒息
ママに密着する抱っこ法の場合、鼻や口がママの胸元にぴったりつく場合があります。息苦しくても首がすわっていない赤ちゃんは自分で動かすことができないので、窒息してしまう恐れがあります。また頭まで覆う抱き方の場合、頭が自由に動かなくなることもあるようです。スリングに包まれた赤ちゃんの様子にはつねに気を配る必要があるでしょう。

・転落
抱っこをしているママがかがんだとき、スリングの中からポロッとこぼれるように転落してしまうという事故。実際使っているママのなかにも”下に落ちたものを拾い上げようとしたとき、スリングの中にいた子が落ちそうになって焦った”という思いをしているようです。

・股関節脱臼
股関節がやわらかい赤ちゃんが脚を閉じて抱っこされると股関節脱臼になりやすいと言われています。抱っこする際は、両足をM字に開脚した状態になるよう意識するとよいでしょう。

●独立行政法人 国民生活センター ホームページ「スリングや抱っこひもなど赤ちゃん用子守帯に注意-窒息、転落、股関節脱臼の危険性も-」
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20101209_2.pdf

スリングを安全に使うためのポイント

スリング使用の際は次のことに注意しましょう。使うたび、必ず確認することが重要です。

・抱っこする祭、目の高さに赤ちゃんの顔がくるようにして、赤ちゃんの様子がわかるようにしましょう。

・どんな抱っこ法でもつねに手を添えるようにして、かがむとき、下を向くときは赤ちゃんを支えることを心がけましょう。また、かがむときは上半身だけ下に向けるのではなく、膝を曲げてかがむとよいでしょう。

・スリングの生地のほつれや破れなど劣化していないか使うたびにチェックをしましょう。

・スリングで抱っこしたまま、家事をする場合は、転落などの事故につながらないよう気をつけましょう。

まとめ

ママたちからの注目度が高いスリングはメリットがたくさんあるようですね。正しい使い方をすればいろいろなシーンで活用できそうな優秀アイテムです。おしゃれに楽しく育児ができるよう、好きな色やデザインのスリング選びをしていきましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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