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2023年04月14日 12:07 更新

後悔! 家を買う前に注意しておけばよかったこと3位「立地」、2位「周辺環境」、1位は?

AlbaLinkが運営する「訳あり物件買取プロ」は、マイホームの購入経験がある501人を対象に「マイホーム購入時に注意しておけばよかったこと」についてアンケート調査を実施しました。

マイホームは大きな買い物です。購入前には間取りや価格を慎重に検討する人が多いでしょう。しかし慎重に検討したにも関わらず、住み始めてから「もっと注意しておけばよかった」と後悔する人が多いのも事実です。そこで行った今回の調査、どんな結果となったでしょうか。

マイホームの購入時に重視したことは「立地のよさ」

出典: https://wakearipro.com

マイホームの購入経験がある501名に「 マイホーム購入時に重視したこと」を聞いたところ、圧倒的1位は「立地のよさ(296人)」、次ぐ2位は「騒音・治安などの周辺環境(93人)」でした。

家そのものよりも、土地や周辺環境を重視した人が多数。外観や内装はリフォームすればある程度変更できますが、立地や周辺環境を自力で変えることはできないからでしょう。

<1位 立地のよさ>
・「夫婦それぞれの実家に近い場所か」を重視して選びました(25歳 男性)
・「商業施設」「公共交通機関の駅」「飲食店」に行きやすい立地であること。幹線道路から近すぎないこと(39歳 女性)
・立地条件。近くに学校、スーパー・コンビニがあるか(40歳 男性)

重視したポイントは「交通アクセス」「商業施設・医療機関の近さ」「実家に近いこと」など。生活の利便性を考えると、駅までの距離や通勤時間は大切ですよね。

また、子育て中や両親が高齢の家庭なら、実家に近いところに住んでいると何かと安心で便利です。

「高台」や「地盤が強い場所」など、災害リスクが少ないことを重視して土地を選んだ人も複数いました。立地は利便性や安心感に大きく影響する要素といえます。

<2位 騒音・治安などの周辺環境>
・マイホーム近辺の雰囲気(28歳 女性)
・周辺地域の治安や騒音(50歳 女性)
・自然が豊かで、老後に散歩が楽しめそうな環境です(69歳 男性)

「騒音がひどい」「夜道が暗く、治安が心配」といった環境だと、安心して暮らせないと感じる人も多いでしょう。とくに子どもの誕生を機にマイホーム購入を考えた人の場合、治安は気になりますよね。

「子育てしやすい環境かどうか」と答えた人も多くいました。

<3位 価格が予算内か>
・ローン支払い額と生活費のバランス(34歳 女性)
・支払い総額(41歳 男性)
・土地の値段(55歳 男性)

予算をオーバーしすぎると月々のローン返済額が大きくなって生活を圧迫するため、予算内で収まることを重視した人も多くなりました。

なおマイホーム購入時には住宅・土地価格以外の「手数料」がかかるほか、ローンにも金利がかかります。そのため住宅購入時には、額面の金額だけはなくトータルでいくらになるかも考えておく必要があります。

マイホーム購入で後悔していることがある人は約7割に

出典: https://wakearipro.com

続いて「マイホーム購入で後悔していることはあるか」と聞いたところ、「とてもある」「多少ある」が合わせて68.9%。7割近くの人が「マイホーム購入に関して後悔していることがある」と回答しました。

不満のない完璧なマイホームをもつのは、なかなか難しいとわかりますね。

もっと注意すればよかったこと1位は「間取り・生活動線のよさ」

出典: https://wakearipro.com

最後に「マイホーム購入時にもっと注意すればよかったこと」を聞きました。

その結果、「間取り・生活動線のよさ」を挙げた人が1位となりました。実際に住んでみてから「ちょっと間取りが使いにくいな」と感じることも多いのでしょう。

次ぐ2位には「騒音・治安などの周辺環境(70人)」、3位には「立地のよさ(53人)」がランクインしました。

「重視したことランキング」で上位にランクインしなかった項目としては、「外構のデザイン・使い勝手」「コンセント・スイッチの位置」「収納の使い勝手」などが挙げられました。

見落としがちな細かい部分ではありますが、生活の快適さに大きく関わってくるポイントだとわかります。

<1位 間取り・生活動線のよさ>
・和室を作ったのですが、不要でした(38歳 女性)
・子ども部屋の間取りを狭くとったため、エアコンをつけると風が当たったり効きすぎたりして過ごしづらい(41歳 女性)
・間取りをもっと真剣に考えればよかったです(69歳 男性)

「使っていない部屋や使いにくい部屋がある」「家事がしにくい」と感じている人も多数。間取りを重視して家を選んだり建てたりする人は多いですが、実際に住んでみないとわからないことも多いようです。

家族構成が変わったりライフスタイルが変わったりして、購入当初の間取りが使いにくくなるケースもあるでしょう。

<2位 騒音・治安などの周辺環境>
・街の治安(24歳 男性)
・周囲の環境です。電線があるため、鳥のフン被害があり困っています。立地を重視していたので、あまり考えていませんでした(38歳 女性)
・周辺の開発計画です。新しい道路が開通したことで便利になったのですが、交通量の増加に伴い、騒音も増えました(59歳 女性)

「価格や交通アクセスを重視したため、周辺の治安や騒音まではしっかり調べなかった」と後悔している人も。購入当初は周囲が静かだったものの、開発が進んで環境が変わってしまったというケースもありました。

市役所などで周辺の開発計画を教えてもらえることもあるので、気になる人は聞いてみてはいかがでしょうか。

<3位 立地のよさ>
・実家や職場から離れた場所に購入を決めたので、実際に生活した時のシミュレーションをしておけばよかったです(33歳 女性)
・職場から遠すぎたこと。2時間半かけて通勤している(51歳 男性)
・土地が低いことです。水害にあったことはありませんが、大雨が降ると心配です(63歳 女性)

立地をあまり重視しなかったため、通勤・通学が不便だったり災害リスクが大きかったりして後悔している人もいました。

通勤・通学や実家との行き来は日常的なものなので、少しの不便が積もり積もって大きな不満になることもあります。マイホームを購入すると気軽には引っ越しできないので、立地はしっかりチェックしたいですね。

調査結果まとめ

マイホーム購入時には多くの人が「立地」「周辺環境」「価格」「間取り」を重視します。

一方で「もっと注意しておけばよかった」というポイントとしては「外構のデザイン・使い勝手」「コンセント・スイッチの位置」「周辺住民の雰囲気」などが挙がりました。

「立地」「周辺環境」「周辺住民の雰囲気」は変えるのが難しいので、とくに慎重に検討すべきだといえます。

また後悔しないマイホーム購入のためには、実際に住んだときをイメージしてみることが大切です。「通勤時間に無理はないか」「1日家にいる場合の日当たりや騒音はどうか」をチェックしてみましょう。

調査概要

調査対象:マイホームの購入経験がある人
調査期間:2023年3月5日~15日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:501人(女性267人/男性234人)
回答者の年代:20代 5.4%/30代 38.1%/40代 34.7%/50代 17.0%/60代以上 4.8%

AlbaLink
https://albalink.co.jp/

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