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2023年04月25日 06:25 更新

キャベツを長持ちさせるには? 鮮度をキープする保存テク

コスパのよいキャベツは、適した方法で保存すると、鮮度をキープしつつ長持ちさせることができます。最後までおいしく食べ切るための、キャベツの形状ごとのオススメ保存テクをご紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

生でも加熱しても食べられるキャベツは、調理方法も味つけも、多種多様に対応してくれる便利な野菜ですよね。季節によって価格は変動しますが、使い勝手やコスパのよさは野菜の中でもピカイチ! 主菜にも副菜にも使えるので、常備しておくと重宝します。

キャベツ, 長持ち, 保存方法

葉物野菜としては保存期間も長めですが、安いときに買いすぎてしまったり、大きなサイズを購入したときや暑い季節には、使い切る前に傷んでしまったりすることも。

キャベツは、適した保存方法やちょっとしたひと手間で鮮度が落ちるのを防ぎ、長持ちさせることができます。キャベツの形状によって気をつけたいポイントやテクニックが変わるので、チェックしてみてくださいね♪

キャベツが傷む原因

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まずは、キャベツが傷む原因となるものを把握しておきましょう。その原因を完全に取り除くことはできませんが、原因となるものに対処することで、鮮度を保ちつつ、保存期間を長くしていくことができます。

温度

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食材が痛む原因のひとつは温度。特にキャベツは高冷地で栽培される野菜なので、保存するのも涼しい場所が適しています。売り場では野菜コーナーに置いてあるので常温でもOKと思ってしまいますが、実は適温は0~5℃程度。冷蔵庫の中でも3~8℃の野菜室ではなく、2~5℃の冷蔵スペースのほうが適しているんです。

とはいえ、大ぶりな野菜なので、スペース的に置くのが難しいですよね。必然的に野菜室に保管することが多くなると思いますが、常温で置いておくよりも保存状態はよくなるので、野菜室でもOK。

冬場の玄関や北側の部屋であれば寒いので、冷蔵庫に入れなくても大丈夫かもしれません。季節なども考慮して、保管場所を選んであげてください。

乾燥

葉物野菜全般に言えますが、乾燥は天敵。キャベツもそのまま置いていたら、葉が黄色くなったり、葉先がパサついたり、シナシナしたりしたことはありませんか? 特に乾燥しやすくなるのはカット面。水分が抜け、空気に触れて酸化もしてしまいます。できるだけ空気にさらさない工夫が必要です。

生長

キャベツは収穫した後も生長しようとします。しばらく放置していたら、キャベツの芯付近から発根していてびっくりしたことがあるのですが、実は芯に生長点というものがあり、葉の水分や栄養を使って生長しようとします。

つまり……葉の栄養とかが生長のためにどんどん使われていくということ。何ともたくましいですが、鮮度や栄養、食感など食材として考えたときには、生長されては困ります。そこで、生長しないようにすることが、おいしく保存するためのポイントとなってくるわけです。

キャベツを丸ごと長持ちさせるテク

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キャベツをおいしく長持ちさせるためには、何といっても丸ごとの状態で保存するのが一番。購入の際に、葉が固く傷んでいる外側の葉は取ってしまうことも多いと思いますが、ちょっとしなびている程度ならその葉で包むことで鮮度を保ちやすくなるので活用してみてください。使うときは外側から1枚1枚剥がして使用していきます。

保管するときには、栽培時と同じように根元を下に向けておくと◎。さらに傷む原因をカバーするひと手間を加えることで、鮮度のもちが変わってくるので、ぜひこのひと手間を試してみてください。

芯を取って保水

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ひと玉まるごとキャベツを購入したら、生長をストップさせるため、芯を取り除きましょう。包丁の先を使って切り取ってもいいですし、スプーンを挿し込んでくり抜くことも簡単にできます。

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できるだけ深くえぐり取れると◎。

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穴から水分が飛んでしまわないように、濡らしたキッチンペーパーを詰め込みます。これは数日で乾いたり、黄色く変色したりするので、こまめに交換するようにしましょう。

さらに、全体の乾燥を防ぐために新聞紙で包みます。

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あとはポリ袋に入れて冷蔵庫へ。袋の口は軽く結ぶ程度にして、中が蒸れないようにします。乾燥は大敵ですが、余分な湿気も葉を腐らせてしまいます。

これでキャベツが傷む原因3つをひと通りカバーできるので、キャベツの葉がいきいきと長持ち。2~3週間もつようになるので、丸ごと1個でも最後まで食べ切りやすいですよね。

爪楊枝を刺す

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芯をくり抜くのはちょっと面倒……という方にオススメなのが、爪楊枝を使ったテク。

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芯に爪楊枝をできるだけ深く刺すことで、生長点を壊してしまえば、葉の水分や栄養を吸収されずにすむというわけです。3本程度刺せばOKなので簡単ですし、すぐできます。

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完全に刺してしまえるといいのですが、なかなかそこまではいかないので、飛び出た部分はカットしてしまいましょう。その後は芯をくり抜いたときと同じく、爪楊枝を刺したまま新聞紙で全体を包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫で保管します。刺すだけでもちが長くなるの!? と驚きますが、このひと手間で変わるので不思議!

【ダイソー】野菜フレッシュキーパー

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さらに簡単に! という要望に応えるアイテムが、ダイソーで入手できる「野菜フレッシュキーパー」です。

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芯にぶすっと刺して、そのまま保管。爪楊枝と同じように新聞紙で包んでポリ袋に入れて冷蔵庫へ。繰り返し使えるので、爪楊枝のように使い捨てでゴミが出ないのがいいですね。

【ダイソー】鮮度保持袋

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ダイソーには鮮度を保つための袋も販売されています。

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こちらは、野菜自体から発生するエチレンガスを吸収する素材で作られた袋。エチレンガスは野菜の熟成を促すため、ガスにさらされないようにすることで鮮度を保ちます。

キャベツはエチレンガスの影響を受けやすい野菜なので、袋に入れてガスをブロックするのは有効な手段です。

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鮮度保持袋は柔らかいキッチンパックと、チャックつきのストックバッグの2種類。サイズ展開も豊富ですよ♪

カットしたキャベツを長持ちさせるテク

1/2・1/4カットの場合

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丸ごと1個だと消費しきれない、保存スペースがあまりないというときには、1/2や1/4にカットされた状態のキャベツを購入することがありますよね。カットしてあるものも、丸ごとのときと同じく最初に芯を切り落とします。

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断面はカットされている分、水分がどんどん出ていってしまいます。そのため、濡らしたキッチンペーパーで断面を覆って保水してあげましょう。

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あとはポリ袋に入れて冷蔵庫へ。断面が黒ずんでしまいがちですが、そのときは少し切り落とせばOK。カットされたものは丸ごとの状態よりも傷みやすく、保水しなければ1週間保存するのも難しいですが、こうすれば1週間程度は保存できるように。

ざく切りの場合

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ざく切りなど刻んだキャベツは、切り口が多い分、鮮度を保つのがより難しくなります。自宅で切ったものであれば、乾燥させないように密閉容器に入れて冷蔵保存し、24時間以内に消費すればいいと思いますが、もっと長く保存したいときは冷凍保存がオススメ。冷凍すれば保存期間は約1ヶ月と長くなります。

水分のあるキャベツは、冷凍・解凍することで生のときと食感が変わり、柔らかくなってしまいます。シャキシャキした食感を楽しむようなメニューには向きませんが、スープや煮込み料理には最適。

すぐに使えるように冷凍前に洗って、キッチンペーパーでしっかり水分を取っておきます。

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あとはフリーザーバッグに入れて、できるだけ空気を抜いて口を閉じ、急速冷凍できるように金属バットに乗せて冷凍庫へ。

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ほかの材料と一緒に詰めて、下味冷凍メニューにしても◎。忙しいときのお助けキットになってくれます。

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使うときは冷凍したまま加熱調理します。

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冷凍キャベツは加熱しながら解凍しますが、早く柔らかくなって味も染み込みやすくなるので、時短にもなりますよ。

千切りの場合

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千切りも冷凍して長期保存可能ですが、お酢の力で保存を長くする酢キャベツにしてしまう手もあります。酸っぱいものが苦手な方には向きませんが、ダイエットや疲労回復のために常備菜にしている方もいます。作り方も簡単で、保存も2週間程度OK。そのまま食べても、料理の材料として活用することも可能です。

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材料
・キャベツの千切り……250g
・酢……100ml
・塩……小さじ1/2

作り方
清潔な瓶にキャベツを入れ、塩を振りかけて混ぜて、酢を注ぎ入れるだけ!

チャックつきの袋で作ってもOK! 保存するなら瓶の方が扱いやすいです。瓶で長期保存するなら、熱湯やアルコール消毒するなどして、殺菌してからキャベツを入れてください。

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半日~食べられます。漬かり具合によって味わいも変化してきます。だんだんと酸味もまろやかになって食べやすくなってくるので、その変化も味わい深いです。

お好みでレモンやゆずを加えたり、こしょうやごま油、ハーブで香りづけしてもいいですね。シンプルな材料で作っておいて、食べるときにアレンジしても、いろいろな味が楽しめます。

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同じ酢キャベツでも紫キャベツで作ると、酢の効果で紫色の色素であるアントシアニンが酸性寄りになって、鮮やかなピンクになります。

まとめ

キャベツはさまざまな料理でも使いやすく、コスパも申し分ない野菜です。

使い勝手がよく、鮮度を保ちやすいので、丸ごと購入して保存するのがオススメです。カットしてあるキャベツでも、傷む原因を取り除けば鮮度を保ちつつ、長持ちさせることができます。

ちょっとひと手間はかかりますが、もちがよくなるので、ぜひ試してみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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