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2021年10月30日 13:30 更新

ヤマハの電動アシスト自転車「PAS Babby un SP」に自転車20年ぶりのママが乗ってみた!

子どもの保育園や習い事の送り迎えや普段の買い物にと、今や子育て世代のマストアイテムになった子ども乗せ電動アシスト自転車。今回は人気の子ども乗せ電動アシスト自転車の一つ、ヤマハの「PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)」に自転車運転のブランク20年のママが実際に乗ってみました!

徒歩での保育園送迎に限界! でも自転車には20年乗ってません……

今年でフリーランス歴10年目の筆者。オフィスがあるものの、もともと出不精な性格に加えコロナ禍ということも手伝って、最近の行動範囲はもっぱら自宅から5km圏内にとどまっています。しかし、下の子が1歳を過ぎ、歩き出すようになってから、やんちゃ盛りの上の子(4歳男児)を連れての徒歩移動に限界が……。

そこで気になり始めたのが「子ども乗せ電動アシスト自転車」の存在。子どもが通っている保育園でも、2人以上のお子さんを送迎しているパパ・ママさんの多くが使っていて、普及率はほぼ100%といってもいいほど。利用していないのは我が家ぐらいじゃないでしょうか(笑)。

そんな子育て世帯に欠かせない子ども乗せ電動アシスト自転車をなぜ今まで使ってこなかったのかというと……お恥ずかしながら、最後に自転車に乗ったのが20年も前、高校生のときだからです。当時からお世辞にも上手とは言い難い乗りっぷりだったこともあって何となく自転車には苦手意識を抱いていました。しかしママ友から「重心が低めのものなら安定しやすいし、初心者でも乗りやすいよ」と教えてもらって興味を持ち始めた頃、ヤマハの2021年モデル「PAS Babby un SP」を試乗できることに。果たして20年ブランクのある筆者でも乗れるのか、ドキドキしながら試乗です!

試乗したのはヤマハ「PAS Babby un SP」! 子どもの反応は?

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こちらが「PAS Babby un SP」。ヤマハの子ども乗せ電動自転車「PAS Babby un」にリヤチャイルドシートが標準装備されたモデルです。

高さは普通の自転車より比較的低めで、子どもの乗せ降ろしが楽そう。息子は間近で見る自転車に大興奮! 実は5歳の誕生日には「青色の自転車が欲しい」とリクエストをしている息子、今回の試乗車のカラーが偶然にも青色だったため、かなり楽しみにしていたようです。試乗する前日には「明日は自転車に乗るんだ!」と、保育園の先生や同じクラスのお友達に得意げに話していた模様(笑)。

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保育園のお友達が乗っているのを普段から見ていて自分が乗るのは後ろのチャイルドシートだとはなんとなくわかってはいるものの、やはりサドルやブレーキに興味があるようで至近距離でまじまじと観察していました。

チャイルドシートは”後ろ乗せ”と”前乗せ”、どちらを選ぶ?

今回はヤマハの「PAS」シリーズから「PAS Babby un SP」の2021年モデルをお借りしましたが、ヤマハの子ども乗せ電動アシスト自転車には他にも「PAS Kiss mini un SP」「PAS Crew」があります。「PAS Babby un SP」と「PAS Crew」はチャイルドシートが後ろにある”後ろ乗せ”タイプ、対して「PAS Kiss mini un SP」はハンドル部分にチャイルドシートがついた”前乗せ”タイプです。

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子ども乗せ電動アシスト自転車を選ぶとき、前乗せにするか後ろ乗せにするかは悩む要素の一つですよね。ヤマハの後ろ乗せタイプのチャイルドシートは、対象年齢が「1歳から小学校入学前まで」と、対象年齢が「1歳から4歳未満」の前乗せタイプより長めなので、1つのシートを長く使いたいなら後ろ乗せタイプがよさそうです。

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また、「PAS Babby un SP」は別売りのフロントチャイルドシートを取り付ければ、子どもを2人まで乗せられます。チャイルドシートは取り外し可能なので、子どもがチャイルドシートを卒業したらパパ・ママの普段使い用の自転車として引き続き使える点も嬉しいポイント。

一番重視したいのは「安全面」! チャイルドシートの乗り心地は?

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息子に早速ヘルメットを装着しチャイルドシートに乗せてみたところ、初めて見る景色に若干そわそわしている様子。シートベルトのバックルが自立しているおかげで子どもがバックルをおしりで踏んでしまったり、座らせたあとにバックルを探したりすることもありませんでした。

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シートベルトの長さ調節も背面レバーを引くだけのシンプルな構造のため、アウターの有り無しで若干ベルトのフィット感が変わったとしても、すぐに対応できそうです。

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そして、ぶらぶらしがちな子どもの足もしっかりホールドしてくれるフットレスト。

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運転していると子どもの足元にはどうしても目が届きにくくなりがち。伸ばした足がふとした瞬間に自転車のタイヤや通行人などに当たってしまわないか心配でしたが、その心配もなさそう。

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チャイルドシートのヘッドレストはヘルメットにも使われる衝撃吸収剤を使用していて、頭部を270度ぐるりと包み、子どもの頭部をすっぽりと包み込んでくれる安心設計。

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保育園でよく見かけていたチャイルドシートは背もたれまでしかないものが多かったため、私のような初心者には特に心強い仕様です(笑)。子ども乗せ電動アシスト自電車の購入をためらっていた理由の一つが、ただでさえ自転車に乗ること自体にブランクがあるのに、子どもを乗せて走ることに少なからず恐怖心を抱いていたから。
親として、安全面に関わる機能は特に重視して選びたいもの。これなら走行中に子どもが寝てしまっても、頭がぐらんっと後ろや横に傾いてしまうのを防いでくれそうです。

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大きなバスケットや大容量バッテリーなど便利な機能がたくさん!

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バスケットは約23リットル分の荷物が入ります。保育園の送迎のあとにそのまま買い物へ……なんてことも多いですから、荷物がたくさん入るのはありがたい! 特に週初めと週終わりは保育園の荷物も多いので助かりますね。

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てこの原理を応用したという「らくらく幅広かるっこスタンド」。幅広で安定感バツグン。

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バッテリーは15.4Ahと大容量! バッテリーを節約しながらアシストする「オートエコモード プラス」モードなら、1回の充電で走れる距離はなんと75km。毎日5km走ったとしてもおよそ2週間に1回の充電で大丈夫な計算です。毎日育児に仕事にと、忙しいママやパパにとってこまめな充電は大変なので、充電回数が少なくて済むのはありがたいですね。

ほかにも坂道などの走行が楽になる「内装3段変速」ギアや、太陽光で充電して夜になると自動で点滅する「LED1灯ソーラーテールランプ」、乗り降りしやすく頑丈な「ワイヤー内蔵型低床U型軽量アルミフレーム」など、毎日使うものだからこそ助かる機能がたくさんありました。

いざ試乗! 20年ぶりの自転車、果たしてうまく乗れるのか?

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さて、ドキドキしながらいざ試乗! 20年ぶりの自転車、やはり最初はグラついてしまい、うまくバランスを保てませんでした。けれど、2、3回練習してみると、少しの距離なら走れるようになりました。正直ブランクの長さからもう少し時間がかかると思っていたので、これは予想外。車体の重心が低めだからでしょうか? また、自転車が久しぶりすぎて乗っているときの姿勢が不格好になってしまうかな……と懸念していたのですが、ハンドルの位置が絶妙で、その心配もカバーしてくれました。

写真を見る限りでも大丈夫そう(苦笑)。

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正直まだ子どもを乗せての走行は不安はあるものの、走行自体は比較的スムーズにできたような気がします。これなら私のような自転車運転のブランクの長い方でも、少し練習すればすぐに乗りこなせそうです。

アシストの切り替えは自転車にお任せでOK!「スマートパワーアシスト」

そしてもう一つ、ヤマハの「PAS」シリーズ最大の特徴が、電動アシストのパワーを全自動でコントロールしてくれる「スマートパワーアシスト」。

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「スマートパワーアシスト」は5つの走行モードを搭載。常にパワフルアシストしてくれる「強モード」、パワフルアシストへの切り替えを自動で行う「スマートパワーモード」、パワーと距離を両立する「標準モード」、節電効果の高く走行距離を伸ばせる「オートエコモード プラス」、アシスト機能をオフして普通の自転車として使える「アシストオフモード」があります。その中でも特筆すべきは、「スマートパワーモード」。

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自転車での走行で一番キツイのって、坂道ですよね……。自転車ブランクのある筆者ですが、中学生の時に自転車通学をしていた時代があり、その当時の実家の周囲が坂道ばかりだったんです。坂道に差し掛かるとペダルを漕ぐ負荷も一気に増えるので、体力がかなり消耗するんですよね。
しかしこの「スマートパワーモード」だと、ペダルを漕ぐ力・走行中の車速・ペダルを回す速さをセンサーがそれぞれ感知し、スムーズな走行に適したアシストを自動で行ってくれるんです! 上り坂はもちろん、下り坂でもスピードが出すぎてしまわないようにアシストしてくれるので、子どもを乗せていても安心。

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そのため、平坦な道から坂道に急に差し掛かったとしても、手動でモードを切り替えることなく、平坦な道とほぼ変わらない感覚でペダルを漕ぐことができるんだそう。正直な話、電動自転車にはこういった坂道に強いモードが備わっていると聞いてはいましたが、何せ面倒くさがりな性分。「いちいち手動で切り替えるのは手間取るし、実際私はしないだろうな……」と思っていたので、この機能を知ったときはびっくりしました。

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タイヤも太めなので、初心者の私でも段差などで極端にぐらつくことが少なかったです。

本当に楽に走れるの? 坂道走行に挑戦!

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私自身はまだ坂道走行に不安があったため、ある程度自転車に慣れている編集部のスタッフに走行をお願いしたところ「坂道を上がっている感じもなく、自然に走ることができた」とのこと! 中学時代にもしこの電動自転車が存在していたら、間違いなく「欲しい!」と親にリクエストしていたでしょう(笑)。

ブランクがあっても、電動自転車が初めてでも乗りこなせそうな一台

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思っていた以上に「PAS Babby un SP」の乗り心地が快適で、誕生日プレゼントで自転車をリクエストしている息子と一緒に私も練習しようかな……と思ったほどです。
息子は帰るとき「これ、持って帰る?」と無邪気な顔で聞いていました(笑)。今回試乗したのは2021年モデルですが、来年(2022年)1月には最新モデルが発売されるそう。最新モデルは一体どんなふうに進化しているのでしょうか……そちらも次回、レポートしたいと思います!

ゆきねえさんのプロフィール

4歳男の子と1歳女の子のママ。働く女子みんなでつくる「GIRLSBAG」代表。デザインと機能性を両立したマザーズバッグや、バッグにもなるパソコンケースなどをつくってます。

Twitter:@yukiko_berry
ブログ:GIRLSBAG代表ゆきねえの育児奮闘ブログ
(取材・文:ゆきねえ、協力:ヤマハ発動機株式会社
  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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