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2024年05月14日 14:09 更新

共働き夫婦の1日スケジュール AKKODiS 小川剛さんの場合【夜編】

共働き夫婦にとって、退勤~夜の時間は「いかに効率よく子どもたちの就寝まで持ち込めるか」の勝負どき。本部長として忙しく働きながら、子どもの宿題も見ているという三姉妹パパに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日スケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。

第24回となる今回は、コンサルティング会社AKKODiSの採用部門責任者として働くパパのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。夜編では夜のタイムスケジュールとご夫婦の家事分担についてうかがいました。

取材にご協力いただいた方

AKKODiS タレントアクイジション本部 本部長 小川剛さん(41歳)

コンサルティング会社の採用部門責任者として、戦略策定や戦略実行、全社的なプロジェクトの推進などを行う。プライベートでは小学校4年生、2年生、保育園年長組の三姉妹のパパ。出社とリモートワークによるハイブリッド型勤務で、家事や育児も積極的にこなす。妻もAKKODiS勤務。

夜のタイムスケジュール

家事は家庭内プロジェクトと考え取り組む

――退勤後のパパとママの分担を教えてください。

小川さん 時短勤務の妻と比べ、仕事が終わる時間が私のほうが遅いので、三女の保育園のお迎えや夕食の支度などは妻が担当してくれています。その代わり、子どもたちをお風呂に入れて寝かしつけをするのは私の担当。夜の9時までには子どもたちを寝かせ、その後は妻と晩酌タイムを楽しんでいます。

――共働きで忙しい毎日の中、夫婦水入らずの時間をとれるのは素敵ですね!

小川さん 「晩酌の時間を楽しむために、絶対に夜の9時には娘たちを寝かしつけよう!」「じゃあそのためには何時に何をすればいいか……」、と逆算して動いています。気づけば育児や家事も、仕事と同じように「プロジェクト化」していて、最短距離で効率よく行うにはどうするべきかという視点で動いているような気がします。

――家庭内プロジェクトが行われているんですね!

小川さん そうですね。そしてそのプロジェクトの信頼できるメンバーが妻。お互いのことをよくわかっているので、阿吽の呼吸でプロジェクトを進めることができているかなと思います。

――具体的にはどのようなところですか?

小川さん 例えば、夕方私が仕事を終えてリビングに向かった際に、妻が夕食の準備をしていたら、自然と妻の夕食準備に合流します。キッチンにブロッコリーが置いてあったら「これは茹でるんだな」とわかるので、茹でる作業を私がやるといった感じです。この家事は誰が担当と決めるのではなく、一緒にやった方が早く終わるなら一緒にやろうというような流れが自然とできているかと思います。

家事分担はお互いの主体性によって決める

――今の家事の分担は、相談して決められたのですか?

小川さん 特に相談して決めたわけではなく、お互いが得意なことを尊重していたら自然と今の形になりました。例えば、私は割ときれい好きなタイプなので、部屋の片付けや掃除機がけをしたり洗濯ものをたたんだりするのは私の担当。一方、料理や私が苦手なお風呂掃除は妻が担当してくれています。

――お互いの得意なことをやれるのは、ストレスがなくていいですね!

小川さん はい。でも、料理のときと同じで、一人でやると効率が悪いときは、2人でパパッと終わらせるようにしています。洗濯物なんかは小さい子どもが3人もいるので量が半端じゃないんです! とても一人では終わらないというときは、「終わらないから手伝って!」とヘルプを出して、一緒にたたむこともありますね。

――コミュニケーションがしっかりとれていることが、家事をスムーズに行う秘訣と言えそうですね! きれい好きとのことですが、小川さんは家事の中でも特に洗濯にこだわりがあるそうですね。

小川さん 洗濯カゴは常に4つ用意してあって、普通洗濯する色ものと白もの、ドライ洗濯をする色ものと白ものの4つにわけて洗濯しています。乾燥機も使うのですが、乾燥までやる洋服はこれと決めていて、使えない洋服が多いので、基本的には干しています。ワイヤー式の室内物干しがあるので、リモートになってからは、干す時間さえあれば朝でも昼でも洗濯しています(笑)。

夫婦ありきでいることが家族円満の秘訣

――夫婦共働きで忙しいと思いますが、お互いの予定はどう把握されているのでしょうか?

小川さん 家族の予定は「TimeTree」というアプリで一括管理しています。子どもが体調を崩して学校にお迎えに行かないといけないようなときもお互いの予定をすぐ把握できますし、アプリに予定を書き込んであるので、帰宅が遅くなるような日も特に報告を入れなくて済みます。

――「せっかく夕食の準備をしたのに帰ってこない!」とケンカが勃発することもなくなるわけですね(笑)。

小川さん そうですよね。そもそも出社をする日に合わせて同僚と飲みに行くことも多いので、出社した日の私のごはんは用意されていないのですが……(笑)。

――出社された日はママがお風呂や寝かしつけも担当されているのでしょうか?

小川さん 帰宅が遅くなる日はそうですね。ですので、その分週末にたくさん家事をしたり娘たちと遊んだりして恩返しをしています(笑)。

――宿題の音読もアプリを利用されているとのことですが、どのように活用しているのでしょうか?

小川さん 我が家では小学校1年生になったらスマホを持たせているのですが、家族のグループラインのボイスメッセージで、宿題の音読を録音して送ってもらうようにしています。帰宅が遅くなる日も遠隔でチェックできるので、とても便利ですよ。もちろんスマホを持たせるにあたっては、ペアレントコントロールをする必要がありますが、GPSで位置を確認できるといったように、防犯やセキュリティの意味でも持たせるようにしています。

――これまでのお話をうかがって、ご夫婦での仲のよさがとても伝わってきました。家事や育児を円滑に行う秘訣も、そのあたりにあるのでしょうか?

小川さん ありがとうございます。まずは夫婦ありきというのはあるかもしれません。夫婦の仲がよくないとすべてが崩れてしまうと思うので、夫婦の時間を作ってコミュニケーションをとることは大切にしています。

(取材・文:上野真依、撮影: 佐藤 登志雄、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)

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