"浮かせる"収納が便利すぎる!探し物ナシ&掃除がラクになるテクニック
モノの増加に伴い、収納場所はどんどん減少……。棚やラック、収納小物を買い足してみても、なかなか解決せずに悩んでしまうことはありませんか? それどころか、収納するために増やしたモノのおかげで掃除が大変になったり、探し物が増えたり……。そんな悩みを解決するのが、浮かせる収納! 我が家の浮かせる収納事例をご紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザー®のうめだあさみです。
収納アイテムを駆使しても、なかなかスッキリしない家の中。空間は有限なのに対し、モノは増える日々……。どうにかスッキリさせるため、棚やカゴなどの収納用品を買い足すも、スペースを取るばかり。「無限に収まるドラえもんのポケットが欲しい……!」なんて現実逃避しているなら、省スペースで掃除が楽、探し物もなくなる「浮かせる収納」を試してみませんか?
今回は、我が家で活躍している便利な浮かせる収納をご紹介します。
浮かせる収納「洗面所・浴室編」
洗濯ネット
コンパクトな洗濯ネット。カゴなどにまとめてポイ、でもかさばることはありません。けれど、種類やサイズが違う洗濯ネットをひとまとめにしておくと、お目当てのネットを探すのが大変……。使いたいときに「これより大きいサイズが使いたい」「アレ? これも違う?」と、結局いくつも出す羽目に。探し物の時間を減らし、コンパクトに納めたいですよね。
ネットバッグ&マグネットフックで、浮かせる収納に。
洗濯ネットを入れたネットバッグを、洗濯機前にスタンバイ。
出し入れはワンアクション。子どもでも簡単に取り出せるので、お手伝いにも最適です。
我が家では、主に使用する2種類のサイズに厳選&分別。仕分けていても、ネットバッグならかさばることはなく、お目当てのサイズを探す手間もありません。
歯みがき粉チューブ
自立する歯みがき粉チューブが多いものの、中身が少なくなると、いつの間にかコロリ。倒れたチューブは他のモノに干渉し、棚の中で雪崩が発生。棚を開けると目に入る惨状は、ちょっとうんざりです。
100均で購入できる歯みがき粉チューブホルダーを活用し、浮かせる収納で転倒を解決。中身が少なくなっても転がることはありません。
浮いていれば掃除も簡単! モノを移動する面倒な手間もなく、片手でサッとひと拭きで完了です。
ダブルクリップと吸盤フックがあれば代用可能。専用アイテムを購入せずとも、浮かせる収納が叶います。
うがいコップ
うがいや歯みがきで必須になるコップ。使用するたびに水に濡れるコップは、ヌメリが発生しやすい環境。口につけるモノなので、衛生面には気を付けたいですよね。
洗面台にコップフックをセット。逆さまにして浮かせることで水切れがよくなり、コップ本体や周辺のヌメリを未然に予防。お掃除にかかる手間が減少します。
ヌメリが生じやすい水回りは、浮かせる収納の威力をバツグンに発揮する場所。なかでも浴室内に関する浮かせる収納、は以下にまとめています。
浮かせる収納「キッチン編」
一軍のフライパン&鍋
フライパンやお鍋など、毎日使う一軍アイテム。
毎食後、洗ったら引き出しや戸棚に収納するも、数時間後にはまた取り出す……。収納場所も、出し入れにかかる手間も、もったいない!
5人家族の我が家での一軍アイテムは、30cmのフライパンと26cmの雪平鍋。2つだけで引き出しを占拠しかねない大きなサイズです。
コンロ脇、レンジフードに引っ掛けた浮かせる収納なら、収納場所を独占することも、出し入れの手間もナシ!
筆者のズボラ欲も、ワンアクション収納が満たします。「またすぐに使うから……」という言い訳で生じる、出しっぱなしのフライパンとはサヨナラです。
使用中のレシピ本
料理が得意ではない筆者。たまにはレシピ本を参考に、お料理に挑むことも。
ところが、調理が進むうちに本の存在がジャマに。あっちに移動、こっちに避けて……が続くとウンザリです。
そこで、無印良品の「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」を活用。
お目当てのページを挟み、レンジフードに引っ掛ければ、調理台のスペースをジャマしません。
本を開いたまま固定できるので、ページが勝手にめくれて焦ることもナシ! 視線を上げれば、いつでも希望のページが確認できます。
勝手口のスリッパ
キッチンにある勝手口。ゴミ捨てなどでちょこっと外に出るのに便利ですよね。
でも、出しっぱなしのサンダルでは雨上がりがちょっと憂鬱。サンダルが雨で濡れていると、サッと履けずに不便です。
サンダルは家の中に避難。そして、勝手口の扉にセットしたタオルバーに引っ掛ければOKです。浮かせる収納なら、省スペース。サンダルを乗せたトレイを置くスペースに、悩むことはありません。
浮かせる収納「リビング編」
テレビ裏の掃除道具
リビングでのんびりしている時に気になる、ホコリや髪の毛。わざわざ掃除道具を取りに行くのは面倒ですよね。
テレビ裏の壁を利用し、コロコロやホコリ取りを引っかけて浮かせる収納。フックを活用することで、出し入れがスムーズ。使いたいときに、必要なアイテムをサッと手にすることができちゃいます。
テレビ裏ならのぞかないと見えない場所。のんびりとしたリラックスタイムを、視覚でジャマすることもありません。
さらに浮いているので、テレビ裏の掃除もラクラク。掃除道具を移動してからの掃除が面倒! という手間も生じません。
家電の余ったコード
加湿器や空気清浄機、扇風機など電気コードのある家電はたくさん。コンセントと設置場所の関係で、だらしなく余った電気コードはありませんか?
掃除をするたび、コードを持ち上げたり、壁に寄せたりは億劫な作業。その上、見た目もスッキリとは言い難いものですよね。
家電本体にフックをひとつ。余分なコードを軽くまとめて、浮かせる収納に。
余ったコードが床のあちこちに広がることもなく、見た目もスッキリです。
観葉植物
グリーンのある空間は癒されますよね。特に大きなグリーンは、パッと目を引く存在。
でも、サイズが大きくなればなるほど、土の重さも相まって、移動するのが大変に。周辺のお掃除もままなりません。
ホコリに囲まれたグリーンでは、癒し効果も激減。
そこで、キャスター付き受け皿を活用し、浮かせる収納に。持ち上げるには重くて大変なグリーンも、コロコロ転がせば移動がスムーズ。グリーン周辺のお掃除もラクラクです。
お天気がいい日には窓辺へ移動し、お日様の光をたっぷりと。キレイな周辺環境と定期的な光合成で、グリーンもより元気になるはずです。
浮かせる収納「玄関編」
傘
気付くと増殖している傘。出先で慌てて購入したビニール傘や、壊れた傘で傘立てがパンパンになっていることはありませんか?
また、砂ホコリが多い玄関。傘立てを移動して掃除するのが億劫で、ついつい後回しにしてしまうことも……。
そんなパンパンの傘立てや砂まみれの玄関も貸せる、かせる収納で解決!
玄関の壁に、無印良品の「壁に付けられる家具・長押」をセット。傘の持ち手部分を引っかければ、浮かせる収納に。傘立てを置くスペースが不要になり、玄関を広く活用できます。
浮いているので、掃除も簡単。ほうきでサッと掃くだけでOKです。傘立てを移動しながら掃除する手間がありません。
また、手持ちの傘が一目瞭然なのもうれしい点。いつの間にか増えていく傘を防止し、スッキリをキープするのにも役立ちます。
車や自転車の鍵
玄関先にある鍵置き場。ひとつのトレイにいくつもの鍵がまとめてあると、お目当ての鍵を探すのが面倒ですよね。特に小さな自転車の鍵は、埋もれてしまってなかなか見つかりません。
壁にフックを設置し、自家用車2台、自転車1台の鍵を、浮かせて収納。
必要な鍵が一目瞭然なので、外に出てから「間違えた!」と慌てて取りに戻ることはありません。
使用後、元に戻したかの確認も一瞬。定位置への戻し忘れ、行方不明の鍵を慌てて探す……、ということもなくなりました。
掃除道具
こまめに掃除するために、掃除道具は玄関にスタンバイ。浮かせる収納なら、収納スペースの少ない玄関でも大丈夫。
背の高い下駄箱の扉裏に設置したフックバーへ引っ掛け。
サイズも種類も違う「ミニほうきセット」「長ほうき」「ミニ熊手」も絡まることなく、スッキリ収納できちゃいます。
必要な道具を手に取るのもワンアクション。準備の手間がないと、掃除もササっと取り掛かれます。
浮かせる収納「寝室・クローゼット編」
帽子
形がさまざまな帽子は、収納に悩むアイテムのひとつ。重ねておくと、その存在を忘れてしまうこともありますよね。
スラックスハンガーに挟み、クローゼット内で浮かせる収納を(型崩れが気になるタイプの帽子もあるため、活用される場合はご自身で判断ください)。
クローゼットの隅のデッドスペースにセットした突っ張り棒へ引っかければ、クローゼット内の貴重なスペースを占拠しません。ひと目で見渡せるので、探す手間もなくスムーズです。
部屋着の一時置き
冬になると、部屋でもガウンや羽織りものが活躍。ベッドに入る前に脱ぐ部屋着はどうしていますか?
寝相の悪い筆者。布団の上に掛けていても、蹴ったのか、踏みつけたのか、翌朝はまずそれを探すことからスタート。1分でも惜しい朝に、時間のロスが生じます。
ベッド脇にフックを1つ。就寝前にガウンを掛けるだけで、翌朝はスムーズです。床に落ちていることもないので、ホコリが付くこともありません。
まとめ
いかがでしたか? 浮かせる収納をあちこちで。汚れが付くことを防ぐだけではなく、「掃除がラクになる」「探し物が減る」「省スペース」などのメリットがたくさん。水回りだけにこだわらず、浮かせる収納で、ラクとキレイを手に入れてみませんか。