使いにくいバッグを改善! 整理収納の専門家目線でバッグ選びのコツを伝授
皆さんはバッグを選ぶとき、何を基準に選んでますか? 今回はバッグのデザインや素材ではなく、整理収納アドバイザー目線でしまい方に着目して、選び方のコツを紹介。使いにくいと感じやすい、マチの大きいバッグや深さのあるバッグを使いやすくするコツについてお伝えします。コツを掴んでスッキリしたバッグを手に入れませんか?
大切なのは「ポケット」と「仕切り」!
こんにちは。収納のチカラで叶えるインテリア(株)おうちデトックスの須川です。
バッグ選びで最も重要なのは、ものの「しまいやすさ」です。
取り出しやすさも大切ですが、しまうということの方がハードルが高い作業なので、いかにしまいやすいかが最も重要となってきます。
ポケットの数は多すぎない方がいい
しまいやすさから選ぶときに注目したいのは、ポケットの数です。
ポケットが多いと便利だと思いがちですが、そこには落とし穴があります。
ポケットが多いと小分けしてキレイにしまうことができますが、そこに戻すときのことを想像してみてください。
迷わず元の場所にしまえますか? ポケット数は自分が把握できる程度がオススメです。
私が使いやすいポケットの数は、バッグ・バッグinバッグも合わせて「トータルで4個まで」です。
また、バッグに裏表がないタイプは、迷いやすいので注意が必要です。
仕切りはある方が絶対便利!
ポケットに入れられない大きさのものをスッキリ収納するために有効なのが、仕切りです。
書類と分けて入れたり、倒れやすいものを立てておきたいときに、仕切りがあるのとないのでは使いやすさが断然変わってきます。
バッグを買うときは、ポケットの数や仕切りの有無も選ぶ基準に加えてみてください。
「バッグinバッグ」は本当に便利?
持っているバッグにポケットや仕切りがなかったら、それを補うものが必要になります。
ポケットと仕切りの両方を補ってくれる便利なアイテムといえば、「バッグinバッグ」が思い浮かぶのではないでしょうか。
私は、今までに何度かバッグinバッグを使ったことがありますが、しっくりくるものが見つかりませんでした……。
その原因は、「しっかりした芯」がないことです。
一部のバッグinバッグには芯が入っているものもあるかと思いますが、大半のものには芯がありません。そのため、仕切るという役目を充分に果たせていないというわけ。
さらに、バッグinバッグにはたくさんポケットがついているものも多くあるので、モノのしまい方を混乱させがちです。
いろいろ試した結果、意外にも使いやすいのが、ファイルボックスです。
中でもサナダ精工のファイルボックスは、使いやすい大きさで比較的軽く100円ショップで手に入ります。
見た目にもこだわる方には、ビュローレターボックスをオススメします。重さはファイルボックスよりありますが、色も豊富で折りたたみができるので、使わないときは畳んでしまえるので便利です。
こちらは、おしゃれなステーショナリーグッズが売っているスミスやネットで購入可能です。
財布やポーチをしまうには、幅6~9cm前後モノなどで、バッグに入る大きさなら比較的うまく収納できます。入れるものを考えてボックスを選んでくださいね。
持っているバッグを使いやすくするには?
仕切りがないマチが大きめなバッグの場合
既に持っているバッグはうまく使えていますか?
マチが大きいバッグは、何個かのポーチに分けて入れれば何がどこに入っているのかは把握できると思いますが、仕切りがない場合はバッグの中でものが泳いでしまい、ぐちゃぐちゃになって使いづらいという方も多いのではないでしょうか。
そこでオススメの使い方は、ファイルボックスの並べ使いです。先程、紹介したファイルボックスを組み合わせて使うこともできます。
マチの大きさを踏まえて組み合わせてみてくださいね。
ダブルクリップを使えばボックス同志の固定に便利です。
仕切りのない深さがあるバッグの場合
深さがあるバッグも使いにくいことが多いかと思います。でもポイントさえ押さえれば、かなり使いやすくすることができます。
深いバッグには、高さがある仕切りとファイルボックスの組み合わせが有効です。
高さのある仕切りにオススメしたいアイテム、一つ目は100円ショップで手に入るプラダンです。
プラダンは、簡単に好きな大きさにカットできて、軽いことがメリットです。
2つ目はフォルダです。大きさが合う場合のみになりますが、A4の大きさがちょうど縦に入るバッグには有効なので使えるものは多いかと思います。
こちらは、無印良品の発砲ポロプロピレン個別フォルダです。5枚で490円(税込)のお手頃価格で、仕切ると同時に書類などくしゃくしゃにしたくないものを挟むこともできます。
高さのある仕切りと、ファイルボックスを組み合わせてバッグに入れるとこんな感じになります。
重さが気になる!?
家の調理用スケールで量りました。
A4バインダースタンド→139g
A4バインダースタンドスリム→116g
ビュローレターボックス→190g
参考までに私が持っているバッグインバッグ2種類の重さが、下記になります。
バッグインバッグ①→120g
バッグインバッグ②→102g
ビュローレターボックスだけ少し重いかな? という感じですが、どれも重さは許容範囲ではないでしょうか。
まとめ
バッグを使いやすくするためにコツを掴むことは大切です。けれども、バッグをすっきり使うためには、タイミングを決めてバッグの中身を見直すことが最も重要であることをお忘れなく!
みなさんもぜひ試してみてくださいね。