キッチンのシンク下にある扉式収納を使いやすくする3つの方法
キッチンのシンク下の収納は、最近は引出し式が主流ですが、まだまだ扉式の方もいらっしゃいますよね。奥が使いづらいなどの不満があるかもしれませんが、3つのポイントをおさえればしっかり収納できますよ。
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こんにちは。鎌倉のライフオーガナイザー®で建築士のむかいはらゆかです。
システムキッチンのシンクやコンロ下の収納には、主に引出し式と扉式の2種類があります。
このうち引出し式は、比較的新しい住宅のシステムキッチンに取り入れられていて、奥のものが見やすい、取り出しやすいと好評のようです。収納事例を見ても、最近は引出し式の例が多く見受けられます。
一方で昔ながらの扉式は、奥が使いづらい、かがんでものを取り出さなくてはならないなど、一見不便に感じます。そういうわが家も扉式です。でも扉式のみなさん、あきらめなくても大丈夫! 工夫次第で使いやすくすることはできます。
そこで今回は、扉式収納でぜひおさえておきたいポイント3つを、わが家の例をみながらご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね♪
扉式収納でおさえておきたいポイント3つ
扉式の収納の場合、内部は仕切りのない一体の空間となっています。ときどき、このまま直にものを並べているだけの方がいらっしゃいますが、それではせっかくの大きな空間がもったいない! 上部や奥の空間が生かされなくなってしまいます。
この空間を有効に活用するには、
①上部、②奥、それに加えて③扉の裏
この3つをしっかり使えるように、収納グッズなどで仕切ることがポイントです。
ひとつずつ活用例を紹介していきますね。
①ラックを使って上部空間にものが置けるようにする
まず、上部の空間を利用するには、専用の棚を使うのがベストです。
わが家では棚タイプのラックを使って、上段はボウルやザル、下段は洗剤類をボックスにまとめて置いています。棚があるおかげで、収納量が倍になっていることがわかりますよね。
このような棚は、ホームセンターやネットショップなどで購入できます。
専用の棚以外にも、上下空間を仕切って使う方法として、
・突っ張り式の棚をつける
・突っ張り棒の間にかごやトレーを渡す
などがあります。
シンク下専用の収納棚。キッチンのサイズに合わせて伸縮できます。
シンク下の配管を避けて、棚を設けることができます。
②奥はファイルボックスや引出しで使いやすく
奥を有効活用するためには、専用の引き出せるタイプの収納や、ファイルボックスを使うのがオススメです。
ファイルボックスの場合、必要に応じてボックスごと引き出せるので、奥のものが取り出しやすいですよ! 湿気を考慮して、ファイルボックスの素材はプラスチック系が良いでしょう。
このほかに、コロ(タイヤ)のついたボックスや、小さめの衣類ケースなども、奥のものが取り出しやすいアイテムもあります。
上下2段式でそれぞれが引出しになっているので、空間を有効に活用しながら、奥のものが取り出しやすくなっています。
③扉裏までしっかり活用する
扉式の大きなメリットは、扉の裏が使えるということ! ここに専用ラックやフックなどを使って、収納を増やすことができます。
わが家ではシンク下の扉裏にフックを付けて、掃除グッズを掛けています。
下の写真は食器棚の扉裏で、同じようにフックを使ってワイヤーラックを掛け、フタを収納しています。
扉裏専用のグッズを使えば、鍋のフタも簡単に収納できます。
扉式収納にはこんな利点も!
奥が使いにくいなど、一見不利な点が多い扉式収納ですが、実は「重いものが置ける」という利点があるのです。
わが家では梅干しの重い瓶やネコのご飯を入れた瓶を置くことができて、重宝しています。
ちなみに引出し式は重量のあるものを入れると引き出しに負担がかかる場合があるので、梅干しの容器はプラスチック製にするなど、なるべく軽くするといいですよ。
まとめ
キッチンシンク下の扉式収納を活用するためのポイントについて見てきました。扉式は「古い」「使いづらい」とあきらめずに、ポイントをおさえていけば、大空間をしっかり活用して収納できますよ! よかったら参考にして、快適なキッチンライフを楽しんでくださいね。
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