普通の食器棚にパントリースペースを作ってみた!【収納アイディア】
パントリーとは食品庫のこと。いわばキッチンのウォークインクローゼットのようなものです。常温でも保存可能な食品や調味料のストックを保管をするための食品庫は、ぜひとも欲しいところですよね。今回は、わが家で食器棚にパントリースペースを作ってみた事例を紹介します。
こんにちは、広島市のライフオーガナイザー®️木原ことのです。
収納スペースを作る時に考える事は、目的と用途。スーパーに行く頻度が高かったり、ネットスーパーを活用していたり、そもそも食品のストックをあまり買わないという方には、「パントリー」は必要ないかもしれません。
わが家は年に数回だけ遠方の実家へ車で帰省するのですが、その際、両家の両親よりかなりの量の保存のきく食品や調味料などをいただきます。なので、いつでもストックは潤っている状態(笑)。
しかし、わが家はスペースに余裕のないマンション……。そんなわけで、食器棚の一番下の引出しを、パントリーに任命することにしました。
キッチンパントリー のメリット・デメリット
パントリーのメリットですが、一般的にはストックの定位置が決まることによってキッチンが広々と使えて片づけやすくなることが挙げられます。しかも今回ご紹介する「キッチンパントリー」として使うのは引出しだけなので、何があるか一目瞭然で確認でき、掃除もしやすいです。
キッチンパントリーのデメリットとしては、収納場所を確保するため、どうしても一定のスペースを空けなければなりません。ストックの量を把握せず無計画に作ってしまうと、使い勝手が悪く、かえって無駄なスペースになってしまうこともあります。
引出しの中は仕切る!
深さのある引出しは、食器を収めるには難しいスペースでもありました。ですが、コンロの前に立って振り返ればあるという、恵まれた立地。
引き出しの右側、無印良品のバスケットの中が食材ストックのスペース。重量のある缶詰やケチャップ、砂糖などを入れています。できるだけ立てて収納し、上から見たときに全てが見えることを意識しています。
開封済みの食品は手前に入れたり、時には上にバサッと乗せるように置いたり、目立たせることによって使い忘れを防ぐ仕組みとしています。
パントリーに収納するコツは、賞味期限が早いモノと期限が先のモノを分けて置くこと! そして全ての食品を一目で見えるようにすることこそが、食品の使い忘れを防ぐ秘訣です。
左側には無印良品のファイルボックス・ワイドを2つ設置。左の奥から、パスタの保管スペース。パスタを立てて収められるくらいの深さがあります。手前にヨーグルトメーカー。間をブックスタンドを使って動かないよう仕切っています。
その隣には、全く見えていませんが、ブラウンのハンドブレンダーが収まっています。白いのは洗えるタイプのキッチンペーパー。ふきんを煮沸して使うのが苦手な私は、使い捨てタイプの洗えるキッチンペーパーを愛用しています。
さらに隙間に食器洗い用の手袋のストック! 私は手が大きい方なので、普通に販売されている手袋だと指の長さが全く足りなかったりします。そして洗剤やお湯ですぐに手荒れしてしまうので、手袋は必須。
この2つのファイルボックスを奥に合わせて設置すると、手前が空くので、ここにオーブンレンジの付属品を収めています。
これで食品は全て。
スペースの見直しも行おう!
ファイルボックスが3つ並んだこのスペース、実は一般的には炊飯器用として作られているスペース。
収納スペースに置きたい物は、ライフスタイルによって変化していきます。実はわが家、ずいぶん前からお鍋でごはんを炊くようになりました。炊飯器が壊れてしまったことがきっかけでしたが、この先炊飯器を購入することはないと言い切れるくらい、早くて美味しく炊けますよ。
そんなわけで、引き出せるスライド棚のついたこのスペースには、レシピ本と水筒を収めることになりました。普段は上に手ぬぐいをかぶせてホコリよけにしています。
完全に乾いたことが確認しにくい水筒も、フタを取って収めることによって自然乾燥させることができます。通気性が良いので、湿気がこもる心配をしなくても良いのがポイント♪
レシピ本も、本棚に収めて置くよりもキッチンに置いておく方がすぐに手に取ることができますし、十二分に活用することができています。ちなみに犬用のレシピ本もここに収めていますよ。
ファイルボックスの下の収納
こちらにはピッチャーやキャニスターなどの保存容器、そして花瓶など長いガラス製品を収めています。それにキッチン用の手拭きタオル、エプロン、食器洗い用のスポンジのストックなども。
とにかく立てて収納しています。
まとめ
せっかくパントリーを作っても、どんなに素敵な食材を手に入れても、パントリーの中で食品が迷子になってしまっては意味がありません。賞味期限のある食品は、ムダなく美味しく使いたいですよね。
我が家のような限られたスペースのパントリーでも、収納するモノや生活動線を意識して作ると、あるとないでは大違い! 食品をより大切に使うために、とても活躍してくれます。
キッチン周りを快適にしたいという方は、ぜひパントリースペースを作ることを検討してみてくださいね。