散らからない! キッチンカウンターをスッキリ保つコツ
気が付けば物置状態になりがちなキッチンカウンターをスッキリさせるコツと、上に物を溜めないための習慣づくりについてご紹介します。「キッチンカウンターについ物を置いてしまう」「いろいろな物が溜まってしまう」という方、まずはその原因を探ってみましょう。
こんにちは。ライフオーガナイザー®の橋本智子です。
キッチンだけではなく、キッチンカウンターにも物が多いので、スッキリさせたいというお悩みをよく伺います。
その原因は、実はキッチン以外にあることも。そのため、スッキリさせるためには、整理や仕組みづくりが必要だったり、片づけの習慣の見直しが必要になってくる場合があります。
今回は、キッチン・ダイニング・リビングを繋ぐスペースでもあるからこそ、いろいろな物が溜まりがちなキッチンカウンターの整え方をご紹介します。
まずはキッチンカウンターに物を置いてしまう原因を考える
キッチンカウンターに置かれている物として多いのが
・郵便物やDM、子供のプリントなどの書類
・家の鍵や財布
・空き瓶やペットボトル
・ペンなどの文房具
・薬・サプリ・調味料など
・アクセサリー類
などがあります。
キッチンに関係する物もありますが、キッチン関連以外で溢れてしまった物の溜まり場にもなりがちです。原因は「戻す場所が決まっていない」「戻しやすい場所に定位置が作れていない」ということ。
上記の物についても「置いてはいけない」ということではありません。整理したうえで「戻しやすい定位置」として、カウンターの上にスペースを作っているのであれば問題ありません。ですが、何となく置いている……ついつい置きっぱなしになって溜まってしまう……ということであれば改善が必要。
溜まっている物を整理して、必要に応じて別の場所に置き場所を作ることで、キッチンカウンターをスッキリ整えることができますよ。
キッチンカウンターをスッキリさせるための3つのステップ
【ステップ1】カウンター上のものをなくして、分類する
まずは「どんな物を置いてしまうのか」を確認する作業から。一旦カウンター上の物をおろして、カテゴリー別に分類してみます。
書類は封筒に入れたままカウンターに置きがちですが、不要な封筒や同封されているDMなどを破棄するだけでも書類の量は減ります。
空のペットボトルや空き瓶、空き缶などが溜まっていたら早速処分しましょう。
インク切れのボールペンやマジックなどはありませんか? 賞味期限切れの調味料などはありませんか?
整理するまでもなく、明らかに不要な物や、見るだけでモヤモヤしてしまう……という物を取り除くだけでも、スペースが生まれストレスフリーに!
【ステップ2】キッチンカウンターに置かないものの定位置を決める
必要な物だけが残ったら、次はそれらの置き場所がキッチンカウンターで良いのかどうかを考えていきます。
例えば郵便物などの書類は、リビングの入り口近くの一角に一時置きスペースを作るということもできますよね。ポストに入っていたDMや郵便はリビングに入る時点で整理し、不要な物はゴミ箱へ。
中身を確認する必要のある書類は、開封して中の書類を一時置きボックスで保管し、1日1回、週に1回など、定期的に見直す習慣をつくることでキッチンカウンターへの置きっぱなしが防げます。
急いで処理する必要のある書類のみキッチンカウンターに置いておき、忘れないようにする、という仕組みであれば、トレーやバインダーなどを使って「定位置化」することもできますね。
【ステップ3】動線を考えた上で置くものを決める
「キッチンで料理する際に必ず指輪などのアクセサリーを外すので、カウンターに置けると便利」「毎日使う調味料はダイニングテーブルに座っていても手が届くカウンターに置いておきたい」など、動線を考えた時に、キッチンカウンターに置く方が効率がよい場合もあるかもしれません。
そんな時はバラバラに置いておくよりも、トレーやちょっとした小物入れにまとめることで、ごちゃごちゃした感じがなくなり、スッキリ見えます。トレーを置くだけでも定位置を示すことができます。
ただ、まとめて置いても、量が増えれば物置状態に戻りがち……。置く物、置かない物はしっかり厳選するようにしましょう。
キッチンカウンターを物置状態にしないための習慣づくり
整った空間を維持するためには、仕組みづくりと片づけの習慣づくりの両方が大切になってきます。
一旦スッキリさせたカウンター上がリバウンドしないためには、他の場所で物が溢れないよう定期的に見直す機会を作ることが必要です。
置く場所の決まっていない物はどうしても、キッチンカウンターやテーブルなど「平面」に溜まっていきます……。また、家族の誰かが物を1つカウンター上に置きっぱなしにしてしまうと、他の家族も「ま、いいか」と次々に物を置いてしまう場合もありますので、例えば花や植物を飾ったり、果物を置くなど、「キッチンカウンターに物を置きにくい仕組みづくり」をすることも効果がありますよ!
小さいお子様がいる場合は、手が届かないようにとカウンター上に物を上げることもあるかもしれません。ただ、割れ物があったりすると危険ですので、注意しながら整えたいですね。
まとめ
スッキリしたキッチンカウンターは気持ちがよいものです。溜まりがちな物については、必ず原因がありますので、「どうしてここに置いてしまうんだろう」ということから仕組みを整えていきます。ストレスフリーな空間づくりに、参考になれば幸いです。