すぐ散らかる! 片付けた部屋を維持する方法と毎日続けるコツ
「いくら片付けてもその時だけで、またすぐに散らかってしまう」ということはありませんか? 片付けは収納して終わりではなく、実際に使ってみて維持するところまでが大切です。今回は片付けた部屋を維持する方法と、毎日続けるコツをお伝えします。
マスターライフオーガナイザー®、はやさか ひろみです。
ものを出して整理して、見た目よく収納してスッキリ。
みなさんのお片付けは、ここで終わってしまっていませんか? 実は、肝心なのはここからなんです。
片付けが終わったと思っても、私たちはすぐにまたその場所からものを出して使い、使い終わったら元に戻す、という行為を繰り返しながら暮らしていきます。
日々の暮らしの中でものを使いながら、使いやすく片付いた状態を無理なく維持できるかどうか。これがとても重要なのです。
片付けた部屋を維持する方法
よく使うものは出しておいてもOK
見た目よくスッキリしたいと思うあまり、何でもしまい込んでいませんか? 片付けたその時はキレイで気持ちがいいですが、実際に使うとなると……どこにあるかわからずに探すことになったり、元に戻すことが難しくなってしまうこともあります。
特に毎日よく使うものは、無理にしまわずに出しっぱなしでもOK! 「しまうこと=片付け」ではありません。見た目が気になるなら、色を揃えたりシンプルなデザインのものなど、出しっぱなしでも気にならない収納用品を選んでみてもいいですね。
しまうことだけが片付けではなく、出しておいても大丈夫。どちらが使いやすいか、どちらがモヤモヤしないか、自分や家族のやりやすさを優先しましょう。
家族も楽に片付けられる
家族の中でもお母さんばかりが片付けて、他の家族が散らかして困る、というお悩みは多いもの。お母さんだけが片付け役では長続きせず、イライラも溜まります。
家族みんなが片付けやすいように、家族の中でも片付けが苦手な人に合わせて、できるだけ簡単な収納方法を取り入れてみてください。特にリビングなどの共通で使うスペースは、家族の使いやすさやよく使う人の使いやすさに合わせると散らかりにくくなります。
維持するには家族の協力が不可欠です! 「片付けて!」というばかりではなく、どこでどんな使い方をしているか観察したり、置き場所や収納方法を相談しながら決められるといいですね。
頑張らなくても片付く状態に!
急な予定変更があったり、子どもが熱を出したりなど、日常にはイレギュラーなことも多々ありますよね。そんなときでも、ある程度片付けられる状態、つまり「頑張らなくても元に戻せる」ことが大切です。
時間に余裕があるときは片付けられるのだけど、仕事や子育てで忙しいと片付けられなくなるという方は要注意。人生は、時間があり気持ちに余裕があるときばかりではありませんから、頑張らないと片付かない片付けは続きません。
わざわざ気合を入れなくても片付けられるくらい、ハードルを下げておいたほうが維持しやすいですよ。
片付けを毎日続けるコツ
後回しにしない
あとでやろう! と、とりあえず置いておく。
「あとで」「とりあえず」と置いたものがどんどん山になっていき、テーブルの上がものでいっぱい……という経験はありませんか?
片付けた部屋を維持している人は、後回しにしない人だと思います。面倒くさくてついあとで、と思ってしまいがちですが、後回しにしてしまうのにはこんな理由が隠れています。
・行き先(収納場所)が決まっていない
・収納場所が遠い、収納方法が手間
・要不要の判断が難しい
後回しにするのはそのときは楽かもしれませんが、あとから積もり積もったものを全て何だったのかひとつひとつ確認し、要不要を判断、必要なものはどこにどのように収納しておくのかを考えなければなりません。
後回しにせず維持するには、
・行き先(収納場所)を明確にする
・収納しやすい場所や方法にする
・判断基準を明確にする
片付けた部屋を維持するには、後回しにせずに手にしたそのときに判断することが大切です。よく使うものほど、パッと判断し収納しやすいようにしておきましょう。
完璧を求めない
家の中のどの部屋も、どの収納場所も、すべてきちんと整理して収納したい! と思うかもしれませんが、そもそもそれが維持できない原因になっているかもしれません。実は、きちんと片付けたいと完璧を目指すあまり、片付けが難しくなってしまう人も多いのです。
「子供部屋は多少散らかっていてもOK」
「見えないところはざっくりでOK」
など、手を抜くところを決めておくのも維持するコツです。
わが家でも、玄関やリビングがある程度整っていれば、納戸や子供部屋はざっくりでOK。仕事に家事に育児に……毎日忙しい人にこそ、ちょっと手抜きはオススメですよ。
まとめ
生活しているのだから、散らかることもあって当たり前。「散らからない」を目指すのではなく、「散らかっても片付けやすい」くらいがちょうどいいのかもしれません。
もし維持が難しかったら、「維持できなくてダメな私」ではなく「私には合わない方法がわかってよかった」ということ。あきらめずに別の方法を試してみてくださいね。