押入れの奥行きを生かす収納術! 押入れを自分仕様にDIYしよう
ご自宅に押入れはありますか? 押入れは大容量ですが、奥行きがあって使いにくいと感じる方も多いのでは!? 今回は押入れを最大限に生かせるよう、自分好みにDIYする方法をお伝えします。
押入れは奥行きを生かして、自分らしくカスタマイズ!
こんにちは。ライフオーガナイザーの吉井謡子です。
みなさんのご自宅には押入れはありますか? 最近は、寝室にベッドがあり、押入れに布団を収納しないため、どうやって使ったらいいか迷っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。また、とにかくモノを入れて置く場所として、詰め込みすぎてしまっている方もいるでしょう。
押入れは奥行きがあってちょっと使いにくく感じるかもしれません。しかし、その奥行きが攻略できればこっちのもの。
奥行きをうまく生かしながら、自分仕様に使いやすくアレンジしてみましょう!
押入れに収納したいものを、書き出してみましょう
収納家具を購入したり作ったりする前に、まずは計画を立てることが大事。
・押入れはどこの部屋にありますか?
・誰が使いますか?
・どんな使い方をしたいですか?
・部屋に出しっぱなしになっているけれど「押入れの中に片づけたらスッキリするかも!」と思うモノはありませんか?
家族構成や生活動線などを考えて、押入れに入れるものを考え、紙に書き出してみましょう。
押入れの寸法を測りましょう
モノを収納するときに、実際に測ってみることはとても大事なステップ。まずは、押入れの寸法を測り、簡単でいいので自分が見てわかるように図を描いて寸法を書き込んでいきます。
次に、最初に書き出した押入れに収納したいモノの大きさを測り、うまく収納する方法を考えてみましょう。高さを十分に生かすには、自分で簡単な棚を作ってしまうのも一つの手です。
どんな棚を作ればパズルのようにモノが収まるのか、考えましょう。
押入れ用に棚をDIYしましょう!
入れたいものに合わせて棚の寸法を決めたら、実際に作っていきます。一番簡単なオススメの方法は、「H」の文字のように、両サイドに板を立てて棚板を取り付け、自立する棚を作ること。押入れに直接釘を打ち付けることなく、この自立する棚を押入れに入れて使います。この方法なら、先々押入れの使い方が変わった時にも、簡単に取り出すことができるので安心です。
わが家では、左と右、二つの棚を作りました。奥行きは押入れの約半分。手前は別の使い方ができるようにしました。
板は、収納するものの重さに耐える強度のあるものを選びます。きちんと寸法を決めてからホームセンターに行けば、購入時にカットしてもらえますよ。また、より強度を持たせるために、下から支えるようにL字型の金具を使うのもオススメ!
わが家では、このようにカスタマイズして使っています。手づくりした棚には、アイロンとアイロン台、ミシン、裁縫箱、よく手に取る本、辞書、趣味の道具類、電球や電池などを収納。特にアイロン台やミシンなどは、かさ張って収納場所を悩むものだと思いますが、ピッタリ収まる専用スペースを作ってしまえばスッキリします。
手前には突っ張り棒を渡して子どもが制服を掛けたり、アイロンがけしたシャツを掛けたり、下はランドセルやよく使うモノの置き場所として利用できるようにしました。
押入れのいろいろな使い方
工具を使うのは苦手……という方には、より簡単な方法もあります。押入れ用の引き出し式の衣装ケースを離して置き、その上に板を渡せばあっという間に棚ができてしまいます! できた空間は、箱やかごなどを使って整理すると管理しやすいでしょう。
また、奥行きを上手に活用するには、キャスター付きのチェストを春夏用、秋冬用と用意して洋服を収納。シーズンオフのチェストは押入れの奥に入れ、衣更えの時に前後を入れ替えるというアイディアもありますよ。
より自分らしく使うのであれば、押入れを完全に趣味のスペースにしてしまう方法も。棚を作って趣味のグッズを収納し、押入れの上段の手前をデスクのように使っている方もいらっしゃいます。照明などを取り付ければ、自分だけの秘密基地のような素敵な空間ができ上がりそうですね。
まとめ
試してみたいアイディアは見つかりましたか? 押入れは、アイディア次第で使いやすい大容量の収納スペースになります。もし、うまく活用できていない押入れがあったら、使い方を検討してみてはいかがでしょうか。