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2018年09月09日 16:30 更新

あきらめないで! 狭い部屋でも広く見せる収納のコツ

「収納が少ない」「部屋が狭い」……そんなお悩みの声をよくお聞きします。でもあきらめないで! 狭い部屋でもスッキリと広く見せてしっかり収納できるコツや、使えるグッズ・サービスをご紹介します。スペースを見つけ出す方法などをチェックして、今あるお家を十二分に活用してください。

こんにちは。ライフオーガナイザー®のむかいはらゆかです。

雑誌やインターネットで、片づいた広い部屋を見てウットリ。でもウチは狭いからムリ、収納が少ないからものが入らない……とあきらめていませんか?

条件が悪くても、工夫次第で快適に暮らすことができますよ!

狭い部屋でもものが溢れずスッキリ暮らせるポイントや、広く見せるコツ、使える収納グッズやサービスをご紹介します。

まずは、ものを減らそう!

Lazy dummy

部屋が狭い・収納が少ないと感じる大きな原因は、部屋のスペースそのものよりも、“スペースに対してものの量が多いから”です。

ものの量を今の部屋のスペースに合わせて減らせれば、収納家具やテクニックに頼らずに快適に暮らせますよ。

収納を増やす前に、まずは持ち物を厳選しましょう。今の住まいとライフスタイルにあったものだけにするのです。

以下に、具体的な「ものの減らし方」をご紹介します。

不用品は処分する

Lazy dummy

まずは、明らかにいらないものを処分することからはじめましょう。

何年も着ていない洋服、もう使わない子どものおもちゃ、使わずに古くなってしまったタオルなど、処分できるものはありませんか?

「1年使っていないもの」などとルールを決めて、処分の対象としてみましょう。気持ちの踏ん切りがつかない場合は「保留箱」を設けて、どんどん入れていくと作業がサクサク進みます。

ものを“コンパクト化”する

布団や衣類を圧縮する、バスタオルをやめてスポーツタオルに変える、洗剤や食材のストックを1種類に1つだけにするなど、持ち物をできるだけ“コンパクト化”してみましょう。

コンパクトにした分、収納力がアップしますよ。

ひとつのものを複数の用途に使う

ひとつのものを複数の用途に使うと、その分持ち物が少なくてすみます。

わが家では、梅干しや梅ジュースを作るためのビンにお米を入れています。梅ジュースを作るのは6〜7月の間だけ。それ以外の時期は、空きビンがかさばって困っていました。

そこで、その期間以外はお米や他の食材を入れることにして、一年を通して保存容器として活躍させています。

シェアやレンタルのサービスを利用する

Lazy dummy

シェアやレンタルを賢く利用すると、持ち物を減らすことができます。

例えば、来客時はレンタル布団を借りることにすれば、その分スペースが空きますよね。たまにしか来ないお客様のための布団が、押入れの大部分を占めていて、毎日自分たちが狭くて不便な思いをするよりも、使うものを収納できる方がよい、と割り切って考えるのがポイントです。お客様用布団を干したりしまったりという管理の手間も省けますよ。

また、バッグや服・ベビー用品のシェアリングサービスも増えています。うまく利用すれば、ものの収納に悩まされることなく最新ファッションや子育てを楽しめますね。

トランクルームに預ける

普段の生活では使わないけれど、どうしても捨てられないというものは、トランクルームなどを利用するのもひとつの方法です。オフシーズンの家電やレジャー用品・趣味のものなどをしまっておいて、必要なときに取り出すことができます。

狭い部屋でも効率よく収納! 広く見せるコツとは?

持ち物を厳選できたら、次はいよいよ収納に取りかかります。限られた空間を有効に活用して、コンパクトにまとめていきましょう。

狭い部屋での収納のポイント・広く見せるコツ8つ

①収納は横に"並べる"より縦に"重ねる"
②棚の上のほうは余白を作る
③棚の奥は抜けさせるか、白で塗る
④本は高さ順に並べる
⑤壁面を活用:壁面に棚やフックを取り付けて収納を増やす
⑥ベッド下を活用:キャスター付きボックスなどを入れて収納を増やす
⑦照明で壁や天井を照らす
⑧床面はなるべく広くとる

部屋で使う色や素材選びで、広く見せよう!

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狭い部屋はどうしてもごちゃごちゃと見えてしまいがちです。広く見せたいなら、使う色や素材に気を配りましょう。

カーテンやカーペット・ソファなどの広い面積のものは、明るい白系のものを選ぶと広くスッキリと見えます。色を使いたいときは、クッションなどの小さいものをポイントとして使いましょう。

家具や収納用品に使う色も、白やベージュなど明るめの色をチョイスすると、圧迫感なく部屋になじみます。

収納グッズなどの素材は、籐のカゴやプラスチックカゴなどのざっくりした素材や凹凸のあるものよりも、なるべくフラットで色柄のない素材を。壁に溶け込んで目に留まりにくく、ごちゃごちゃした印象を与えません。

小さなスペースも見逃さない

小さなスペースも、工夫次第で収納量をアップさせることができます。

例えば、扉の裏にラックやフックをつければ、ちょっとしたものがしまえます。食器棚にはコの字ラックなどを使うことで、収納量を増やせます。

また、靴箱に突っ張り棒とワイヤーネットを入れれば、棚板を1枚増やすことができます。これで玄関に並んでいた靴4足分が収納できました!

狭い部屋に効く! オススメの収納グッズとサービス

ハンギングできるラック

吊り戸棚などに下げて使えるラックがあると、手軽に収納を増やすことができます。連結できるタイプもありますよ。

宅配クリーニングの保管サービス

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「洗宅倉庫」は衣類をクリーニングに出して、そのまま保管してくれるサービスです。シーズンオフの布団や、かさばる衣類を保管、使う時期になったら宅配してもらえます。家のクローゼットにぎゅうぎゅうに押し込んだり、カビや虫食いの心配をしたりしなくて済みますね!

●「洗宅倉庫」を詳しくみる
https://sentakusouko.jp/

スマホで管理できる収納サービス「サマリーポケット」

出典: https://pocket.sumally.com

「サマリーポケット」はダンボール1箱、月額250円から利用できる収納サービスです。預けた荷物は写真に撮ってもらえて、スマホやパソコンでいつでも確認することができます。

必要になったら1点から取り出せて、最短で翌日に届けてもらえますよ! 何を預けたかデータで管理されているので「あれどこにしまったっけ?」と悩むこともなくなりそうですね。

●「サマリーポケット」を詳しくみる
https://pocket.sumally.com/

まとめ

狭い部屋でも、収納が少なくても、工夫次第で快適に暮らすことができます。まずは必要なものだけを厳選。そして、それらをできるだけコンパクトにまとめてみましょう! さまざまなグッズやサービスも利用して、狭くても広く見せて、快適で心地よく過ごせる空間を目指してみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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