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2023年08月08日 11:22 更新

北海道の魅力を楽しみ尽くす!雲海から気球フライトまで リゾナーレトマムの親子旅

今年もスタートした子どもたちの夏休み。一足先に、ライターの栗尾さん親子が体験した「リゾナーレトマム」をレポートします!

トラベルライターの先輩から親子旅をおすすめされたリゾナーレ。前回はリゾナーレ那須とリゾナーレ熱海に行き、農業と漁業の自由研究を体験してきました。そこで第3回目は北海道へ飛び、酪農の自由研究をレポートするためにリゾナーレトマムへ行ってきました!今回のテーマは、北海道のファームで酪農を学ぶ「酪農 Academy ~夏休みの自由研究~」。実際体験してのレポートをお届けします。

牧場と牛

星野リゾート リゾナーレトマムは、北海道のほぼ中心に位置する滞在型リゾート。約1,000ヘクタールの広大な敷地の高台にあります。8月の東京の平均気温が28.4度に対し、トマムは19.3度。とても過ごしやすい気候に恵まれてる中、雲海の絶景を堪能したり、北海道のグルメを味わったりと、豊富なアクティビティを通して北海道の大自然を満喫できます。

特別企画「酪農 Academy ~夏休みの自由研究~」では、エリア内で展開する農業プロジェクトでは、酪農について学びます。ファームエリアの牛を観察し、翌日には牛乳の飲み比べをしてからバターを作る実験も!体験をしたことをまとめれば、夏の自由研究ワークシートの完成です!

牛乳からバターを作ってみよう「酪農 Academy ~夏休みの自由研究~」

【1日目】クイズ形式で酪農の仕事について考える

リゾナーレトマムでは、約30頭もの牛を飼育し、搾乳した牛乳をソフトクリームやヨーグルト、チーズなどの乳製品に加工し、リゾート内のカフェやレストランで提供しています。

スタッフの方が、それぞれの牛の種類や名前、年齢、性格まで教えてくれるので、だんだん牛たちが可愛らしく見えてきました。「牛はどのような特徴をもった動物でしょう」「牛乳はどんな過程で色々な乳製品に変わるのでしょうか」といったお話をききながら、クイズ形式で酪農の仕事について考えました。

リゾナーレトマムのファームエリアは広大で、とても気持ちがいいです。その面積はなんと約100ヘクタール(東京ドーム約213個分)!広々とした大草原で、牛たちも心地よさそうに草を食べたり、お昼寝をしたりしています。ストレスが少なく、のびのびと育った牛の牛乳は美味しくなるそうです。

事前学習

【2日目】ワークシートにまとめ、自由研究の完成!

2日目は、牛乳からバターを作りました!まずは、原料となる牛乳の飲み比べをして2種類の牛乳の味の違いなどについて探ります。使用するのは、ノンホモ牛乳(※1)のトマム牛乳と、流通しているホモ牛乳(※2)です。

目の前の牛たちから搾乳したトマム牛乳は濃厚で甘味があって美味しい。そして、その牛乳から作るバターもコクがあります。驚きの方法でバターを手作りしますが、それについては体験してのお楽しみ!自分で作ったバターの美味しさに、娘は「手作りでこんな味になるなんて信じられない!」と興奮気味でした。

牛の観察と牛乳からバターを作る過程をワークシートにまとめ、自由研究の完成です!

(※1) 生乳を均一化する加工をしないため、より自然に近い味わいの牛乳
(※2) 圧力をかけて生乳中の乳脂肪分を均一化した牛乳

バター作り

ヤギや牛とご対面!ファームエリアでほっこり

広大なエリアに、牛やヤギ、羊、馬が暮らしているファームエリアでは、普段見ることができない動物たちと一緒に過ごすことができます。落ち着いた様子でヤギにエサをあげている他の参加者のママとお話をしたところ「普段から動物が好きな子なので、ここに来ることができて本当に良かったです」と、笑顔で話してくれました。ヤギもそれぞれ性格が違うそうで、エサのおねだりに積極的なヤギ、ちょっと離れて見守るヤギとさまざまです。

ファームエリア

理科の視点で雲海について予習

酪農体験を楽しんだあと、次のお目当ては、トマムに来たからには是非体験したいと思っていた「雲海を見にいく」です。
「そもそも雲ってなんだろう」雲海を目にする前に、親子でクリアにしておきたかった疑問です。

雲ができるための2つの条件をトマムのスタッフの方に教えて頂きました。

①空気中にたくさんの水(水蒸気)があること
②朝の気温が低いこと

この2点が必要なのだとか。早朝に出発する理由がわかりました。

太平洋雲海
(写真:リゾナーレトマム提供)

トマムで見ることができる雲海には種類があります。この写真のようにモクモクとダイナミックに流れてくる雲海は「太平洋産雲海」と呼ばれ、海の上の空気が冷やされて風にのり、十勝平野と日高山脈を超えて押し寄せるもの。この雲海を見ることができたら最高です。昨年に見ることができた確率は約13%とのこと。

トマム産雲海
(写真提供:リゾナーレトマム)

太平洋産雲海と違って、沈むように穏やかに広がるのが、トマム産雲海です。トマムの森から蒸発した水蒸気が、夜の冷たい空気で冷やされ、水滴に変化することで発生します。昨年に見られた確率は約20%。

もう一種類、「悪天候型雲海」があります。天気が悪い時、湿った空気が山の斜面を上昇するときに冷えて雲ができるもので、予測が難しく、偶然現れるそうです。昨年に見ることがた確率は約7%。

3つの種類の雲海が現れた確率を合わせると約40%。見ることが出来たらラッキー、もし残念な状況でも、それはそれで自然が相手なので仕方ないねと娘と話し、翌日に備えて早めに就寝しました。

トマムの雲海の様子はインスタグラムでも見ることが出来ます。

はたして、雲海は現れるのか⁉︎ ゴンドラで雲海テラスを目指す

早朝3時に起床。ゴンドラに乗り込み、トマム山の標高1,088メートルに位置する「雲海テラス」を目指します。雲海が現れるのは早朝の時間が多く、この時期は※5時から登ることができます。悪天候の日には雲海ゴンドラが動かない日もあるそうなので、運行してくれたことでホッとしました。片道約13分で展望デッキに到着します。

※6/1~8/31,10/1~10/16 5:00~8:00
9/1~9/30 4:30~8:00

ゴンドラに乗って移動

到着しました。山間から昇る朝日の美しいこと!日高山脈を見渡す絶景です。早起きをした甲斐がありました。

朝焼け

この日に見ることが出来たのは、トマムの森の水蒸気が冷やされて現れた「トマム産雲海」。資料の写真と照らし合わせたところによると、雲の厚さは50メートルほど。この雲のことをトマムのスタッフの方々は「雲河」と名付け、呼んでいるとのこと。うっすらと山の谷間に広がる雲は幻想的です。

雲海テラスには、「Cloud Pool」や「Cloud Walk」「Cloud Bar」などいくつかの展望スポットがあり、雲海をバックに写真を撮ったり、ゆっくり眺めることができます。

雲海テラス
(写真提供:リゾナーレトマム)

雲海を眺めながら「雲カフェ」で朝スイーツをいただく!

無事に雲海を拝むことができたところで、「雲カフェ」でひとやすみ。雲をモチーフにしたスイーツを頂きました。娘の小学校の生徒の間では透明のアイテムが流行っているそうですが、娘はエメラルドグリーンにキラキラと輝く雲海ソーダや雲パフェにときめいていました。私は、崩れそうで崩れない雲の形のソフトクリームに感動。さすが北海道、さすがトマム!濃厚でとても美味しかったです。

雲カフェ

40%の確率で現れる雲海に出逢えた感謝を胸に「雲みくじ」をひいてみました。

雲みくじ

北海道の大自然の中で思いきり体を動かそう

東京ドーム約213個分の広大な敷地を持つリゾナーレトマム。外遊びの道具もたっぷり備えられています。年齢に合わせて、ストライダーからマウンテンバイク、四輪バギー(13歳から運転可能)までレンタルすることができます。

外遊び

一生に一度は経験したい!「熱気球フライト」

リゾナーレトマムは、多種多様なアクティビティがあるので、あらかじめ予約をするのがおすすめです。夏場はラフティングも人気とのこと。今回は、なかなか乗ることの出来ない気球体験を選びました。実際に浮かんでみると、今まで味わったことのない浮遊感で、空から眺めるトマムの景色も最高でした。非日常感はピカイチです。

気球

波のでるプール「ミナミナビーチ」は、アミューズメントパーク

アクティビティは、まだまだあります。なんと、リゾナーレトマムにはとても広大な「波のでるプール」があるんです!「プールがあるなんて、知らなかったよ」という方も大丈夫です。子供用・大人用のレンタル水着や、好きなだけ交換して借りることができるプールアイテムも充実しています。

ミナミビーチ
プールアイテム

パティシエ体験!生クリームの美味しさに感動

インドアのアクティビティもあります。
森のレストラン「ニニヌプリ」では、子供がパティシエになりきり、季節に合わせたオリジナルスイーツを作ることができます。キッチンカウンターの前にはパパとママが座ってコックコート姿の我が子を見守り、完成後には一緒に頂きます。この日の「モーモーロールケーキ」は、可愛らしさもさることながら、生クリームの美味しさが際立っていました。味にこだわる大人も笑顔になる美味しさです。

キッズスタジオ

「十勝ガールズ農場」で野菜の収穫とトラクター運転にチャレンジ

我が子に畑仕事の体験をさせたいという方におすすめなのが、十勝ガールズ農場です。リゾナーレから送迎があるので、地平線を眺めながらドライブ!農場では、畑ガイド・収穫体験・野菜のランチ・トラクター乗車体験も。おすすめは、トラクターの運転!小学生でもハンドルを握れます。(スタッフの方が同乗します)

十勝ガールズ農業

親子でときめくリゾナーレのお食事

「リゾナーレに泊まる楽しみは、食事の美味しさ」というファンもいるほど、各レストランのお料理は格別です。森のレストラン 「ニニヌプリ」は、北海道を代表する肉料理を味わうことができるレストラン。朝食時間には、とっても贅沢な「海宝丼」を頂けます。サーモン、イカ、いくらなど海鮮をお好きなだけたっぷりごはんにかける、まさに宝物のようなメニューです。

朝食ニニヌプリ

朝食に名物のフレンチトーストを頂けるのは、ビュッフェダイニング「hal(ハル)」。なめらかな生クリームとメープルシロップをたっぷりかけて頂くフレンチトーストは、お口の中で甘くとろけ、子供も目を丸くする美味しさです。

朝食

たっぷり遊んだあとのディナータイム。森のレストラン 「ニニヌプリ」の肉ビュッフェ
は画期的で、目の前で調理してくれたお肉をアツアツの状態で頂けます。そして、「hal」の定番は、サーモンといくらの親子手巻き寿司!大人も子供も大満足のメニューです。

夕食ニニヌプリ
夕食hal

そして、食後のとっておきの時間に「メロンシャンパンフェス」へ!
北海道といえばグルメの宝庫ですが、是非堪能したいのが夏が旬のメロン!旬のメロンとシャンパンを楽しめる、夢のような時間です。メロンのかき氷は、氷部分に凍らせたメロンそのものを使い、さらに赤肉・青肉の味わいが異なるメロンをトッピング。まさにメロン尽くしのかき氷です!生ハムとモッツァレラチーズ、シャンパンとメロンの相性は抜群です。

メロンシャンパンフェス

プライベートサウナ付きの客室は家族とゆっくりくつろげる

客室は、全200室が展望ジェットバスとプライベートサウナを完備したスイートルーム。周りを気にせずに汗を流せるプライベートサウナがあるのはリラックス度満点です。5人以上で宿泊できるタイプの客室もあるので、友人家族や、親を招待して宿泊するファミリーも多いそう。客室が広いので、快適なリゾートホテル時間を過ごせます。

客室

2泊3日のリゾナーレトマムの取材でしたが、記事に書いたのはほんの一部で、まだまだ楽しいことがギュッと詰まっています。たくさんのアクティビティやプログラムがあるので、親子で色々組み合わせながら滞在スケジュールを立てるのも楽しい時間ではないでしょうか。

【星野リゾート リゾナーレトマム】
所在地:〒079-2204 北海道勇払郡占冠村中トマム
予約:0167-58-1111(代表電話)
アクセス:新千歳空港から車で約100分、JRで約90分(乗り換えあり・トマム駅から無料送迎あり・予約不要)
【車】トマムICより7分
【電車】新千歳空港より約90分、JRトマム駅より無料送迎バスで5分
【料金】1泊21,900円〜(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、朝食付き)
予約・問い合わせ

「リゾナーレ」ブランドサイト
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/risonare

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