トイレやキッチンのマット「敷く」「敷かない」どっちがラク? 子育て世帯の実例
最近は無駄を省くという意味でもマットを敷かない方も多いと思いますが、その家に暮らす人や暮らし方により変わってきます。自分や家族の習性を知れば、マットの必要の有無がわかってきます。今回ご紹介する我が家の例を参考にしていただきながら、マットとのつきあい方を考えてみませんか?
こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロの佐々木弓子です。
仕事柄、無駄を省き、出来るだけモノを減らしてラクをしたいという考えではありますが、マットに関しては「あったほうが快適派」にたどり着いております。
何を優先したいのか? 自分の習性がわかると、モノとのつき合い方が見えてきます。
マットに求めるものは?
心地よさ
家の中でスリッパを履くか否かで変わりますが、私のように裸足もしくは靴下で過ごす方は、床の「心地よさ」は重視したいポイントになりますよね。
床が気持ちよく、いつも裸足で過ごしていても、水まわりの水跳ねが気になることが……。そのような場合は、マットを敷くほうが心地よく感じると思います。
見た目
心地よりも見た目を重視したほうが快適に感じる方もいらっしゃいます。
お気に入りの床を見せたい、何も敷かずにとにかくスッキリな印象が好きという方もいれば、マットでスペースにアクセントをつけたり、ゾーン分けをするという方もいます。また、冬だけ敷く派、という方もいらっしゃることでしょう。
インテリアとしてのマットは、色や柄の組み合わせ、素材などで変化をつけて楽しむことができます。
効率
とにかく効率第一の方も多くいらっしゃいます。「モノが少ないほうが掃除がしやすい」「ルンバを稼働させたいので敷物はゼロ体制」「洗濯物を増やさない」などの理由です。
反対に、水跳ねなどをこまめに掃除することが出来ないからマットにお世話になっている、水を吸わせておいて後でまとめて洗う、干す、というつき合い方もあります。我が家はこの「効率」を考え、マットを使用することにしました。
家族構成や暮らし方で効率に対する考え方も変わります。たかが敷物ですが奥が深いですね(笑)。
我が家の場合(5人家族、3姉妹、床暖房なし、裸足生活)
キッチンマット
キッチンマットなしで床もスッキリ! 汚れや水跳ねはその都度ササッと拭きます! というのが私の憧れでしたが、マットを廃止する事はできませんでした。
キッチンの床は、どうしても汚れがち。毎日の調理にともなう汚れや飛び散りはもちろん、手を拭くだけで床に水が垂れますし、夫も娘達も洗い方がダイナミック……。そして、なにより私自身がこまめではない性格のため、マット本来の役割を存分に活用しております。
ちなみにマットの幅はキッチン幅とほぼ同じ2400mm、汚れや飛び散りを網羅できるサイズを採用しておりますので、安心感と満足感もついてきます。
洗面台下マット
洗面台の下にマットなんて敷くの?というご意見も聞こえてきそうですが、家族からは「何で敷かないの?」という意見が多く、こちらも廃止せず便利に敷いております。
入れ替わり立ち代わりで洗面所を使う我が家、しかも女子は4人。私は水回りに落ちている髪の毛が苦手なので、髪の毛はすぐにマキタの掃除機で吸わせますが、水はマットに吸ってもらっています。
こまめに拭くことが追いつかない、というのは言い訳なのかもしれませんが、敷かないと大変な見た目になります。こちらも洗面台と同じ幅のサイズで飛び散りをしっかり網羅、乾きが早く気軽に使えるマットを敷いています。
バスマット
マット活用派ですので、もちろんバスマットも使っています。洗面台マットと同じシリーズですが、ほかのマットに比べ洗濯回数も多いので、限りなく小さめサイズを2枚所有、タオル感覚で使っています。
トイレマット
マットなしスリッパあり、スリッパのみ、何もなし、と試行錯誤を重ねてきましたが、使用頻度の高い1階のトイレはマットのみ、2階のトイレはコンパクトということもありスリッパのみ、が定着しております。トイレこそ、心地よさや見た目、掃除のし易さは使う人によるので、何を優先するか決めるといいいですね。
玄関マット
以前はラグに近いしっかりとしたマットを敷いてインテリアを楽しんでいましたが、最近の我が家では敷かないことが定番となっています。
風水的にはあったほうがいいと聞いたこともありますが、玄関においては今のところ、マットに求める事がない状態です。
スッキリさせておくことで掃除機や拭き掃除もラク、つまずかないなどのメリットもあります。私にとって家の中で一番苦手な汚れのひとつが「水回りに落ちている髪の毛」なので、その原因が生まれることが少ない玄関では、敷く必要がないということになると思います。
まとめ
我が家の例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? マットとのつき合い方を見ていくと、自分や家族の習性もわかり、面白くもあります。マットの使用有無は家事に直結するので、家事を行う人の気持ちがラクに感じるほうを採用で間違いないです。
私自身はマットゼロ生活の方にとても憧れていますが、なにぶんまめではなく、食器洗いや掃除など大体なんでもまとめてやるタイプなので、マットを使うほうが気持ちもラクなので、マットを活用しています。
今回の我が家の例が、みなさんの参考になれば幸いです。