
ワイヤーネットで作る5つの収納アイディアまとめ
100円ショップでも気軽に購入できるワイヤーネット。アレンジ次第でいろんな収納アイテムを作ることができる便利アイテムです。今回はそんなワイヤーネットを使ってDIYできる、収納アイディアをご紹介。もちろん工具もいりません!
こんにちは! 整理収納アドバイザー1級・小野田亜由美です。
S字フックで小物を吊り下げて収納したり、ワイヤーラックを引っ掛けて収納したり……。ワイヤーネットは、軽くて便利な収納グッズの一つ。家で活用されている方も多いかと思います。
今回は、軽くて丈夫なワイヤーネットを使ってできる、棚の作り方や活用方法についてご紹介したいと思います。
ワイヤーネット×結束バンドで【基本の棚】作り

皆さんは「カラーボックス」を作ったこと、ありますか? これからご紹介する【基本の棚】は、カラーボックスを作る工程をイメージすると作りやすいと思います。
カラーボックスでは、木をねじで固定していますが、今回のワイヤーネットをとめるときには、結束バンドが必要になります。ワイヤーネットは、木よりも軽いので女性でも扱いやすいですよ。
では、早速作り方を見てみましょう。
材料

・側面2枚
・背面1枚
・底と上部で2枚
・棚(必要枚数)
・結束バンド
収納グッズを買うときのお約束ですが、収めたいスペースを必ず採寸してからグッズを購入してくださいね!
手順➀

手順➁

手順③

ワイヤーネットで作る棚! DIYアイディア5つ
【基本の棚】を作ることができたら、いろいろアレンジして使いやすい収納棚にアップデートしてみましょう!
+1アイテムで便利に!
快適に!
少し工夫して使いやすく!
をテーマに、家のいろんなスペースで使える5種類の棚をご紹介いたします。
クローゼット内の洋服収納
基本の棚に+1アイテム(ハンガー)で優秀な収納棚に!



よく着る子供の服、帽子やバッグを収納してみました。
基本の棚に+1アイテム(突っ張り棒)で押し入れをクローゼット風に!





タオル収納棚
基本の棚から引き算で、洗面所にタオルと○○収納棚


キッチン棚
フライパン・鍋収納

このような場合も基本の棚で解決できます。ですがさらに一工夫して、体の動きに沿った棚にしてみましょう!


棚となるワイヤーネットの左右の段を見てください。把手(はしゅ)の方は1段上にとめ、棚を斜めにつけています。こうすることで重いフライパンや鍋を取り出す作業が、よりスムーズになるので、体への負担を軽減できます。

収納スペースいっぱいに、先ほど紹介した【ママのクローゼット収納】のような棚を作ってもよいのですが、写真のように左右にゆとりをもたせると、大きさの違うものや、油・調味料のストックなど用途の違うものも収納しやすいですよ。
また、シンク下にフライパンや鍋を収納する場合も管をよけて収納できるので、自由が利くこのような基本の棚タイプがおすすめです。
もっと収納したい場合は、前述の【ママのクローゼット収納棚】のように縦横を区切ってスペースいっぱいに収納棚を設置し、空間を有効活用しましょう。
デスク収納
使いやすい! 2方向から取り出せる収納ラック
最近では、緑やピンク、また、下の写真のような黒のカッコいいワイヤーネットなども販売されています。イメージに合わせて色選びも楽しめますね!
この黒のワイヤーネットを使って、前からも横からも取り出せるデスク収納を作ります。

・約30×30cmのワイヤーネット 5枚
・約30×15cmのワイヤーネット 1枚
・結束バンド
・ファイルボックス、収納トレーなど
結束バンドはカインズホームで購入しましたが、それ以外はすべてダイソーで購入しました。

②底面の中ほどに背面に並行してワイヤーネットをつけます。
③②で取り付けたワイヤーネットに約30×15サイズのワイヤーネットを垂直に立てて結束バンドでとめます。
④最後に上部のワイヤーネットを取り付ければ完成です。
※写真は前面の斜め上から見たものです。



正面から取り出せる収納トレーには、筆記用具やデスク用ちり取り。側面から取り出せるファイルボックスには、テキストやチャレンジタッチなどを収納しています。

大きめのノートパソコンや愛用品のニトリのファイルボックスを収納。正面は、アダプターや筆記用具などが入りますね。
おもちゃ収納
どんどん増えるおもちゃ! 形や大きさもさまざまで、収納に困っている方も多いのではないでしょうか? また、お子様が進んで片付けてくれるおもちゃ収納棚があればいいのに……なんてことも思っちゃいますよね。
お子様はもちろんママだって、楽しく! ラクに! 片付けたい。では、こんなおもちゃ収納ならどうでしょうか?
下段は収納棚、上段は上から放り込めるボックス。そして、これに+1アイテム、キャスターを取り付けて移動もラクラク♪
きっとお子様も楽しくお片付けしてくれると思いますよ!

・45×90cmのワイヤーネット 1枚
・45×60cmのワイヤーネット 5枚
・結束バンド
(ともにカインズホーム)
・35.5×35.5cmのワイヤーネット 2枚
・キャスター付き角型花台 2個(200円商品)
(ともにダイソー)

②次に下段の棚を作ります。45×60サイズのワイヤーネットを上下にして、35.5×35.5サイズのワイヤーネットを側面になるよう結束バンドでとめます。
※今回、側面になる45×30サイズがなかったので、35.5×35.5サイズで代用しています。
③②に①を乗せて結束バンドでとめれば、収納棚は完成です。





※写真はバッグの付属品である金具付きショルダーを使っています。


まとめ
メリットは、女性でも簡単に作れること、アレンジしやすい、軽くて割れないので倒れても危なくない……といった点です。反対にデメリットは、収納トレーやボックスなどを使わないと中身が見える、木製などの同程度の商品に比べると耐荷重が劣る点です。
これらを踏まえた上で、ちょうどいいワイヤーネット収納棚を活用してみてくださいね!