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【助産師解説】自分でできる断乳中&断乳後のおっぱいケア!乳腺炎対策

【助産師解説】自分でできる断乳中&断乳後のおっぱいケア!乳腺炎対策

断乳ケアが必要な理由と、時期別の具体的な方法、注意点について助産師が解説します。断乳する前後のおっぱいケアは、なぜ必要なのでしょうか? 重要性についてしっかり把握し、適切なケアを行いましょう。


この記事を解説してくれた先生
坂田 陽子先生
看護師 助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。 葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は出張専門の助産院”My Midwife”を開業している。
HP:http://ameblo.jp/mymidwife-yoko/

断乳の時の乳房ケアはどうしてするの?

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断乳時の乳房ケアは、後のトラブルを予防するために行います。
断乳によってママ全員がおっぱいのトラブルを起こすわけではありませんが、人によってはケアを怠るとトラブルの原因になることがあります。特に、授乳回数が多いママや過去に乳腺炎になっていたり、詰まりやすいというママはケアの方法を覚えておくと安心でしょう。

では、ケアをしないとなぜトラブルが起こりやすいのでしょうか?
母乳は、72時間以上赤ちゃんにあげずにいると(=排出されないでいると)、母乳を作る乳腺が妊娠前の状態に戻っていき、産生されなくなります。ただ、母乳の産生は急には止まらないので、その間に乳汁うっ滞が起こり、おっぱいが張ったり、痛くなるなどの症状が生じることがあるのです。
このような症状を軽減するためにも、断乳前後にはセルフケアを行うことがすすめられます。

断乳前・中・後のおっぱいケアのコツ

それでは、断乳前~後にかけての時期別の適切なケアと、上手に行うコツをご紹介します。

断乳前(断乳1ヶ月前~)

断乳日は余裕を持って設定し、できれば予定日の1ヶ月くらい前からケアを行っていきましょう。
断乳前は、可能であれば数日おきに1回ずつ授乳回数を減らしていきましょう。こうすることで、母乳の産生を徐々に減らしておくことができ、断乳後のおっぱいの張りの軽減につながります。

月齢にもよりますが、たとえば、日中は離乳食後の授乳のみにし、それ以外は徐々にほかの飲み物に代えていく、夜中に泣いたときは他の飲み物をあげたり、授乳以外の寝かしつけ方法を試すなど、夜間の授乳回数を減らしていくなどです。急激に回数を減らすと赤ちゃんにもママにも負担がかかるので、焦らず少しずつ進めていきましょう。

断乳中

断乳当日は、赤ちゃんに最後のおっぱいであることを言い聞かせながら、最後の授乳を楽しみましょう。その後、授乳をしなくなり、母乳が排出されずに乳房に溜まっていると、乳汁の産生が徐々に止まっていきます。

ただ、前述のとおり母乳の産生が止まるまでにはある程度時間がかかるので、その間におっぱいが張って痛くなることがあります。張りが辛いときは軽く搾乳しながら様子を見ましょう。ただし、くれぐれも搾りすぎないよう注意を。排出量が多いと、母乳の産生を促してしまいます。乳房の張りがない場合は、搾乳は不要です。

腫れがひどく辛いときは、冷やすと楽になるともいわれます。冷却シートを張ったり、保冷剤をガーゼやタオルなどに包んであてるなどして対応してみてください。
断乳中の乳房の状態は、母乳の出具合だけでなく、断乳前の授乳回数やケアの程度などによっても変わってくるので、その時々の状態に合った対応をすることが大切です。

この他、断乳中は締め付けない下着を着用しましょう。また、断乳中は感情的になることもありますが、誰にでもあることなので自己嫌悪になることはありません。信頼できる人にサポートしてもらいながら乗り越えましょう。決して、自分一人で抱え込んで苦しむことのないようにしてください。

断乳後(断乳後1か月~1か月半)

授乳回数が多かったママでも、この頃になると乳房の状態は落ち着き、搾乳も必要なくなることがほとんどです。おっぱいに特に問題がなく、赤ちゃんもおっぱいをほしがらず授乳しない生活に慣れたら、断乳は完了と言ってもいいでしょう。

断乳中、おっぱいのこんなことに注意

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最後に、断乳中に起こり得るトラブルについてお伝えします。似たような症状が見られるときは、医療機関を受診してください。

乳腺炎の症状

乳腺炎とは、乳房が炎症を起こした状態を言います。乳汁のうっ滞や細菌感染により引き起こされ、主に以下のような症状が見られます。

・乳房の腫れや痛み、赤み、熱感
・38.5℃以上の高熱


熱は、出ることもあれば出ないこともあります。細菌感染による乳腺炎(感染性乳腺炎)の場合に高熱をともなうことが多いです。また、人によっては腋窩(えきか)リンパ節の腫れや痛みをともなうこともあります。

我慢できないくらいの乳房の腫れや痛みが強かったり、高熱をともなう場合は自己判断で対処せず、医療機関に相談しましょう。

乳房のしこり

断乳後も乳房の腫瘤(しゅりゅう。しこりのこと)が改善されない場合は、ほかの乳房疾患の可能性があります。下記のような症状がある場合は、乳腺外科を受診しましょう。

・乳房にしこりがある
・乳頭から分泌物が出る(血が混じる、さび色)
・手を上げると、乳房にへこみ・ひきつれができる
・乳頭の湿疹・びらんがある
・脇の下にしこりがある

授乳をすることはママの乳がんのリスクを減少させると言われていますが、可能性がなくなるわけではありません。乳がんは早期発見がとても重要です。乳房にしこりがあっても、全てが悪性ということではありませんが、定期的に乳房の自己検診を行いましょう。

まとめ

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断乳すると、人によっては乳房の張りや腫れ、痛み、乳腺炎などのトラブルが起こる場合があります。このようなトラブルを予防・緩和するためにも、断乳前後は適切な乳房ケアを行いましょう。断乳を決意したときは、断乳予定日を前もって設定し、できるだけ余裕を持ってケアを始めることがすすめられます。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:坂田陽子先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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