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2023年04月26日 12:21 更新

紗栄子さんが決めている子育てのルール「失敗や悪いことをしたらしっかり痛い思いはさせる」

モデル・タレントで実業家の紗栄子さんが自身のYouTubeチャンネル『Sae Channel』で家族間のルールについて明かしました。

父親に「はぁ?」しか言わなかった反抗期

モデル・タレントとして熱い支持を受けながら、実業家として栃木県大田原市の観光牧場「NASU FARM VILLAGE」を経営し、災害の被災地を支援する活動も精力的に行うなど、とてもパワフルな紗栄子さん。二児を育てるシングルマザーでもあり、息子たちは現在、イギリスの学校に通い寮生活を送っています。

紗栄子さんはYouTubeで、家庭のルールを告白。そもそも彼女自身が、幼少期の頃から校則やルールについて納得できず、自分が腹落ちできるような説得材料を大人たちが持っていないということに怒りを感じていたといいます。反抗期は自分でもしっかり認めており、特に父親へのあたりはきつく、返事が常に「はぁ?」だった時期があり、親から初めて机に貼られたルールが「はぁ?って言わない」だったそう。

自身がそんな思春期を過ごしたからか、子どもたちの「なんで?」という疑問をその場しのぎで適当に流さず、自分の中で落とし込んでから答えるようにしているという紗栄子さん。家庭内の細かいルールとして「食事中はiPadを触らない、目の前の人を大事にする、受けた恩は言葉と態度で返す」などをあげますが、実際はこれらを子どもに強要するのではなく、自分の態度を見て気づいてくれたらいいなと思っているそう。「だって押し付けると反発するもん、子どもってそうじゃない?」といいますが、確かにそうかもしれません。

「悪いことして誰かに迷惑かけた」ときは徹底的に

同時に、「失敗や悪いことをしたらしっかり痛い思いはさせる」のも紗栄子さんのルール。あるとき、息子たちが「とんでもない額の課金」をしたことがあり、紗栄子さんのクレジットカードに紐づいていたのでカード会社から連絡があったといいます。息子たちにどういうことか聞いたところ、2人とも顔面蒼白に。その姿を見て、「(息子たちは)悪いことをしてるってことはわかってる」と思ったそうですが、その重さをはっきり理解させるために紗栄子さんは、次のように伝えたそう。

「支払い能力がないあなたたちに代わって、ママがもっと働かないといけない。それだけじゃまかないきれないから、ジジとババも働かなきゃいけない。昼に面倒見る人がいなくなるから、日本の学校に行ってください。そしておうちの手伝いをしてちゃんと返金してください」

それを聞いて泣き出したという息子さんたち。それは課金への罪悪感ではなく、「ジジとババが頑張って働いてきてやっと穏やかな時間があって、自分たちといてくれてたのに、僕たちがその時間を奪ってしまった」という思いからの涙でした。その後彼らは一切課金をしなくなったそうです。

ここであらためて紗栄子さんの“我が家のルール”を振り返ると、「ルールは言わずに見せる」「その場しのぎの答えは出さない」「やる時は徹底的にやる」「すべてのルールは自分から疑う」。字面を見ると「意外と怖いかも!?」と苦笑する紗栄子さんでした。

本は善でゲームは悪?「何でだろうね」

また、紗栄子さんは視聴者から寄せられたルールを見ながら、「本は善でゲームは悪、って人多いと思うんだけど、何でだろうね」と問いかける場面も。

紗栄子さんもお子さんが小学生のときはゲームの制限時間を決めていたそうですが、今は長男が学校でコンピューターサイエンスといってプログラミングを学んだりゲーミングソフトを作ったりする授業があるそうで、ゲームに関しては「今どうしたらいいかわからない状況」に陥っていると明かします。

子どもたちがゲームや漫画から学ぶことも多々あるはずで、「選択肢としてありなのでは?」としつつ、「母親父親世代はどうすべきか問われているよ」「対応が難しい……」と、紗栄子さん自身も悩むことがよくあるそうです。

頑なに「ダメ」と突き放すのではなく、「交渉したら変わるかもしれない」ぐらいの親でいたいという紗栄子さん。子どもの交渉によって親の考えが変化することも、「家庭でつけさせてあげられる自信、交渉術を身に着けられるきっかけになる」と考えているようです。

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