育児 育児
2021年07月04日 16:17 更新

離乳食のグラタン!おすすめレシピと調理方法まとめ【管理栄養士監修】

チーズのコクや、とろっとしたホワイトソースがおいしいグラタンは、赤ちゃんにもおすすめです。手作りするのはちょっと面倒だなと思うかもしれませんが、ホワイトソースの作り方をマスターすれば、離乳食のグラタンは簡単ですよ!

離乳食にグラタンがおすすめな理由

グラタンは赤ちゃんが好む味付けです。その他にも離乳食では以下のようなメリットがあります。

手軽に栄養補給!

グラタン

皆さんはグラタンにどのような具材を入れますか? 

とろりとしたホワイトソースで包み込んでくれるので、ある程度のかたさがあるものも食べやすくなるのがグラタンの利点です。赤ちゃんの場合は、肉や魚などがそれにあたるかもしれませんね。ただし、グラタンによく入れるエビは、赤ちゃんには弾力がありすぎるので難しいですね。

電子レンジで簡単に作れる

グラタンに使うホワイトソースは電子レンジでも作ることができます。鍋を使わなくても簡単に作ることができますよ

電子レンジで作るホワイトソースグラタンのレシピは、のちほどご紹介します(こちら)。

自在にアレンジできる

魚をほぐす

マカロニをごはんに置き換えることでドリア風にしたり、野菜や肉だけのグラタンにしてもおいしいです。大人が焼き魚の日は、ほぐした身とホワイトソースを和えるだけで、食べやすくなるので、赤ちゃんだけおさかなのグラタンにしてもいいですね。その日の献立に合わせて自在にアレンジができますよ。

グラタンはいつからOK?

グラタンにはチーズを用いることが一般的です。チーズは油の含有量が多いため、離乳食のグラタンは離乳後期(9〜11ヶ月)ごろからにしましょう。チーズを粉チーズ程度にすれば離乳中期ごろからでもいいですね。

離乳食のグラタンおすすめレシピ&アレンジ4選

離乳食のグラタンでおすすめのアレンジをご紹介します。

【基本編】レンジで簡単!ホワイトソースグラタン(離乳後期〜)

耐熱器に入ったホワイトソース

■材料(約1回量)
・マカロニ 40g
・たまねぎ 1/5個(40g)
・鶏むね肉 15g
・ピザチーズ 小さじ1/2
・ホワイトソース 大さじ2
ーーホワイトソースの材料(作りやすい分量・200g分)ーー
・バター 20g
・小麦粉 大さじ2
・牛乳 180cc
・塩 小さじ1/4

■作り方
① ホワイトソースを作る
 ……溶かしたバターに小麦粉と塩を混ぜ合わせ、牛乳を少しずつ加えながらかき混ぜる
 ……ラップをせずに電子レンジ(600W)で40秒〜50秒ほど加熱し、よくかき混ぜる
② たまねぎはみじん切りにし、鶏むね肉は細かく刻んでマカロニと一緒に茹でる
③ ホワイトソースと②を合わせて、ピザチーズをかけてトースターで5分ほど加熱して完成

【アレンジ1】ポテトグラタン(離乳中期〜)

基本のグラタンのホワイトソース、マカロニを置き換えることで離乳中期でも食べられるグラタンを作ることが可能です。

ホワイトソースはバターなしで作り、小麦粉を米粉に、マカロニは茹でたじゃがいもに置き換えます。

【アレンジ2】栄養たっぷり野菜グラタン(離乳後期〜)

基本のグラタンのたまねぎの一部を他の野菜に置き換えることで、より多くの野菜を取り入れることができます。ブロッコリーやほうれん草がよく合うのでおすすめです。マカロニを茹でるくらいの時間でやわらかくなりやすいので、一緒にゆでたり、冷凍のものを電子レンジで加熱解凍したりて使用するのも良いでしょう。

【アレンジ3】焼かずに作れる!パンプキングラタン(離乳後期〜)

かぼちゃもグラタンによく合うお野菜の一つです。細切りにしたかぼちゃを基本のグラタンのたまねぎと半々で使用します。スライスされて売っているかぼちゃがあれば、調理しやすくておすすめです。冷凍のかぼちゃを電子レンジ加熱して使っても良いですね。

離乳食のグラタンの注意点

離乳食でグラタンを取り入れる場合の注意点について解説します。

アレルギーに注意!

市販のグラタン

グラタンには小麦・バター・牛乳・チーズなどの原材料を含みます。色々なものを食べ慣れてから試せると良いですね。

具材は小さくカットして

ホワイトソースは冷めにくく、食べ進めてしばらく経っても熱い部分があることも。一度にたくさんの量が口に入りすぎると、やけどをしてしまう恐れもあるため、具材は小さめに切り、少しずつ食べられるように工夫すると良いでしょう。

冷凍保存後は1週間で食べきる

グラタンを待つ赤ちゃん

離乳食のグラタンは作り置きしておくことも可能です。保存は冷凍がおすすめで、耐熱のシリコンカップなどに入れておけば、電子レンジで加熱してそのまま食べられます。突沸※することがあるためちょっとずつ様子を見ながら加熱しましょう。

なお、グラタンに限らず離乳食の作り置きは長く保管せずに1週間以内を目安に食べ切るようにしましょう。

※突沸:とろみがあるものなどを加熱した際、急に爆発するように沸騰して飛び出すこと

まとめ

グラタンは1品で色々な食材をとることができるメニューな上に、味付けも赤ちゃんが好む乳の味わい。離乳食におすすめです。葉物野菜などは赤ちゃんにとって食べにくいですが、グラタンのホワイトソースで食べやすくなりますよ。色々な食材を組み合わせて楽しんでみてくださいね。

(文:奥野由 先生、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-