話す力と言葉の力で、アナタも「デキる女」に？リアルな働く女性を描くドラマに注目！

更新: 2019.03.23

心がどうしようもなく苦しくなった時や、迷った時、何かを応援していた時に、人生で“心に響いた言葉”や“記憶に残っている言葉”はありますか？　そんなエピソードを大公開！　さらに“言葉の力”にスポットを当てたドラマ「連続ドラマW　本日は、お日柄もよく」主演の比嘉愛未さんに、言葉にまつわるお話を伺いました。

言葉で感動したことや心に残っていることはありますか？

アナタの心に残る言葉は？

「飛ばしすぎず、ぼちぼちだからね」

新入社員の頃、上司に言われて肩の力が抜けたから。今は自分の部下にも言うようになりました。（30歳/自営業・フリーランス/販売職・サービス系）

「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」

対人関係で悩んでいた時期にどこかで目にして、確かに！自分を変えよう！と思えた。(28歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職）

「一日に一回は、相手にありがとう、と言いなさい」

結婚報告をしに行った際、父親からもらった言葉。人生の先輩から言われると胸にしみた。（31歳/主婦）

全体で見ると、まだ感動する言葉に出会っていない人も多いようですが、今回ご紹介した３つの言葉以外にも沢山の人が言葉で心を動かされる経験をしているようです。

今回は、そんな「言葉」の大切さを感じられる、話題のドラマをご紹介します！

「言葉」の大切さを感じられる、
モチベーションが上がるドラマに注目

老舗製菓会社で働く二ノ宮こと葉(比嘉愛未)は、突然広報への異動を命じられ困惑。同じ頃、ひそかに想いを寄せていた幼なじみ・今川厚志(渡辺大)から結婚の報告を受け落ち込む。しかし、厚志の結婚式で伝説のスピーチライター久遠久美(長谷川京子)の祝辞に心を揺さぶられたことで、こと葉は【スピーチライターになろう】と決め、久美の弟子として働くことを決意します。言葉を駆使するスピーチライターに、こと葉はなることができるのでしょうか？

30万部を突破した原田マハのベストセラー小説「本日は、お日柄もよく」（徳間文庫）をドラマ化！　“影”の職業であるスピーチライターにスポットを当て、“言葉が持つ力”を描きます。主演はWOWOW連続ドラマWに初登場となる比嘉愛未。そのほか、長谷川京子、渡辺大、石橋蓮司、八千草薫、速水もこみち、船越英一郎など実力派の俳優陣にも注目です！

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そんな「言葉」と真剣に向き合うこのドラマは、WOWOWでは第一話無料放送が決定！
一体どんなところに注目してみるべきなのでしょうか？　今回はなんとマイナビウーマンが比嘉さんに単独取材！　比嘉さんにこの作品の注目ポイントを聞いてみました！

主演の比嘉愛未さんに聞く！
「本日は、お日柄もよく」のこと葉ってどんな人？

私が演じる“こと葉”は、スピーチライターという「言葉のプロ」の仕事に魅了された、心が優しく、力強い女性です。スピーチライターは、お芝居の中でいうと演出家さんの仕事に似ていると思います。言葉だけじゃなく、情報を収集したり気配りをしたり……。それにはさまざまな能力が必要で、演じながら大変だと思うこともありましたね。こと葉は不器用なんですけど、がむしゃらにがんばっていて、すごく自分に近いとも思います。私自身、30代になり、人生について悩んでいた時もあったんですけど、演じていく中で「迷っているなんてもったいない！」と思えるようになりました。職業ドラマでもあり、ひとりの女性が変わっていく人間ドラマであり。また、言葉の力を大切にしているドラマなので、女性が入り込みやすい作品になっていると思います。（11月マイナビウーマンインタビューにて）

そんな比嘉さんに、ドラマのオススメのシーンを３つピックアップしていただきました！あなたはどのシーンが気になる？

＜この名言に注目！＞

「愛せよ。人生において、よきものはそれだけである」

１話冒頭で、こと葉（比嘉愛未）は披露宴に出席。そこで伝説のスピーチライター・久美（長谷川京子）が祝辞を行い、フランスの作家ジョルジュ・サンドの言葉を引用するシーン。この言葉に、こと葉は感動。

ジョルジュ・サンドの言葉は、私の人生のテーマだと思っています。私自身、名前に“愛”という字が入っていて、“未来永劫愛し、愛される人になって欲しい”という由来なんです。だから今回、この役は私がやるべきことだと思いました。愛にも家族愛や仲間愛や仕事愛、いろんな意味があって。私の中でこのドラマは30歳になるターニングポイントということもあって、この言葉が響きました。　＞＞このストーリーをチェックする

＜この名言に注目！＞

「相手の心にとことん寄り添って、一番欲しい言葉を見つけて届ける」

うまく原稿が書けずに悩んでいたこと葉は、リスニングボランティアをしている北原正子（月影瞳）からこの言葉を聞き、自分に何が足りなかったのか、気づくシーン。

このシーンを撮影する前に、実は親友と喧嘩してしまって……。でもこの“相手に寄り添って、相手が欲しい言葉を届ける”っていう言葉で思い直して、「私はあなたの言葉を全然聞いてなかったよね」って謝ったんです。そうしたら仲直りできて。話し上手は聞き上手ってよく言われるように、まず、ちゃんと聞く。そこから解釈して、どんな言葉を選んだら届くんだろう、励ませるんだろうと考える。それはとても大切なことだと改めて感じられたシーンです。＞＞このストーリーをチェックする

＜この名言に注目！＞

困難に向かい合ったとき、もうダメだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。
二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。

あることで傷ついた厚志。久美は優しく抱きしめ、包み込むように
励ましの言葉をかけた感動のシーン。

この言葉は、本当にそうだなって思いました。すごく悲しいことがあっても、いつかは涙は乾くし、顔を上げなきゃ、ごはんを食べなきゃ、動き出さなきゃいけないって。すごくシンプルだけど、落ち込んでいる時にこの言葉をもらったら、すごく励みになるだろうなと思います。言葉もそうなんですけど、背中をトントンしながら励ますというのもいいですよね。
＞＞ドラマの相関図をチェック！

最後に、比嘉さんにとって「言葉」とは？

この作品を通して、言葉に対する意識は随分変わりました。言葉は武器にもなるし、人を癒やす薬にもなるなと。いちばん大事なのは、自分の気持をぶつけるだけじゃなくて、相手が何を求めているかを思いやることだと思います。そうすることで言葉をかける側も、受け取った側も優しくなれるという優しい連鎖ができると思うんですね。日本人に生まれたからには日本語をちゃんと意識して、美しい日本語を使えたら素敵だなと思えたので、みなさんにもそれが伝わればいいなと思います。

好きな言葉は「がんばれ」じゃなくて「大丈夫」。

私が大切にしている言葉は「大丈夫」。沖縄の言葉でいうと「なんくるないさ」です。自分も迷ったり落ち込んだ時に家族や友達に言われて救われたことが何回もあるんです。「がんばれ」じゃなくて「大丈夫」。私も励ます時には言いたいです。言い方も大事だと思うのですが、心を込めて誠実に言ってあげると、そこから勇気がふわ〜っと出ると思うんです。このドラマを見ていただいて、見ている人にも改めて言葉について考えるキッカケにしてもらえると、とてもうれしいです！