長年苦労した母。老後幸せに暮らしてもらうには私が持ち家を購入すべき？

何気なく生活している中でも悩みは尽きないもの。知人・友人だからこそ相談できる悩みもあれば、相談しづらい悩みもありますよね。そんな時に。LINEのお悩み相談「LINEトークケア」で人気・信頼の高い心理学やカウンセリングのプロにアドバイスをもらいました。今回お話を伺ったのはカウンセラーみかりん先生です。

今回のお悩み相談

母のために自分はどうしたらいいのか、10年ちかく悩んでいます

カウンセラーみかりん先生の見解は？

購入はタイミングが来たら決断できるはず。まずは親孝行な自分に拍手を送ってあげて

お母さんと10年、2人で暮らして来られたこと、ご苦労もあったと思います。
⼀緒に苦労を乗り越えたお母さんを幸せにしてあげたいと願うのは素晴らしいことですね。相談者様がいま、持ち家を購入するべきか⼀緒に考えてみましょう！

長年悩んで苦しいということですが、迷うのはもっと心地よい考えかたがあるはずだと思っているからですね。なぜなら、本当に欲しい時は一点の曇りもなく心から「買いたい」と感じるからです。「買いたい」ではなく「買うべき」ではないですか？

きっと「持ち家を買ってあげたい」と思うきっかけがあったのだと思います。もしかしたら、家を購入したお兄さんが幸せそうで、比較して不足感のようなものを感じたのかもしれません。

その前に、持ち家を欲しがっているのはお母さんですか？
持ち家にこだわっているのではなく“満足して生きて欲しい”のではないですか？
迷う理由は色々あると思うので「持ち家」と「賃貸」のメリット・デメリットを書きだしていくと迷いが明確になり、スッキリした決断に導かれやすいです。

例えば、マイホームを買ってあげた満足感を得られても、万が一病気などで支払いに不安を感じたり、無理をしている場合はお兄さんへの不満が湧いてきたりと、デメリットもあるかもしれません。結婚することになった場合、ライフスタイルの変化によって引っ越ししやすい賃貸は大きなメリットになりそうですし、結婚後におおきな家を購入できるかもしれません。

お母さんに幸せに暮らして欲しいと考える場合は、本当は相談者様ご自身が“満足して幸せに暮らしたい”という素直な心の声かもしれません。

「不足感」は我慢している時に感じるものです。本当は先の心配に支配されずに自由に生きたいという思いはありませんか？ 「いま、持ち家を買っておいたほうがいい」というのは不足感を埋めるための我慢になっていたら本当に望むことではないかもしれませんね。逆に「満足感」は本当にやりたいことをやった時に感じるものです。

お母さんはまだ64歳。お若いですね！ 仕事もできるかもしれませんね。
何より家を買って親孝行したい優しい娘を持つお母さんは幸せな方ですね。そんな娘に相談者様を育てあげたお母さんは、きっと大きな満足を感じている気がしますよ。満足感はそれぞれ心のベクトルによって感じるものなので、賃貸を選んで暮らしている方たちも、とても幸せです。

「もう安心してもいい、充分やってきた、何処に住んでいても満足して生きる姿をお母さんに見てもらおう」。それが相談者様とお母さんの幸せな「いま」を創る気がします。

持ち家の購入はタイミングが来たら「買いたい！」と決断できるはずです。いまは、親孝行な自分に盛大な拍手を送ってあげてくださいね！ 応援しています！

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