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老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

今は健康でバリバリ働けていても、年齢を重ねていくにつれ、「自分の将来の健康」について不安になってくるもの。いつまで自分らしく働き続けることができるのだろうか——、老後も楽しく元気に暮らせるだろうか——、親の体調や介護についてどう備えるべきか——。

特に日本は、世界に先駆けて超高齢化社会を迎える国として、健康寿命をいかに延ばし、人生の質をどう高めるかが社会全体の課題になっています。そんな中、注目されているのが“健康寿命”と、それを左右する“細胞”の働きです。

今回は日本アムウェイ合同会社が主催したメディアセミナー 『健康寿命は細胞から始まる』の様子をレポート。老化は“避けられないもの”ではなく、“コントロールするもの”という新しい時代が近づいている!?

そんな“将来の健康への不安”は、働く女性たちにも共通するのでしょうか。
今回マイナビウーマンでは、20〜50代の働く女性507名にアンケートを実施し、そのリアルな声を聞きました。

働く女性507人に聞いた、「将来の健康」に関する意識調査!

セミナーでも語られた“健康寿命”や“細胞ケア”への関心が、日常生活の中でどれほど意識されているのでしょうか。

グラフ:Q.老化をコントロールできるとしたら、あなたはどのくらい興味を持ちますか?(有効回答数:507名)

グラフ:Q.あなたは「将来の健康や自身の寿命」について考えることはありますか?(有効回答数:488名 )

今回の調査から、働く女性の多くが老化や将来の健康・寿命について日常的に意識していることが明らかになりました。特に「将来の健康」や「自身の寿命」については、約7割が「考える」と回答しています。

また、健康維持のために日ごろ気を付けていることを尋ねると、「食生活」「睡眠」「適度な運動」など、無理のない範囲でできる健康習慣を意識している人が多数。理想として何歳まで自分らしく過ごしたいかについては、70〜80代まで心身ともに充実していたいという前向きな回答が多く寄せられました。

“自分らしく働き続けたい”“老後もアクティブに過ごしたい”という願いの裏側には、体調の変化やライフステージによって健康への意識が揺れ動くリアルがあります。

調査で見えてきた女性たちの“本音”。こうした不安や期待に対し、最新の老化研究では、細胞と老化の関わりにどのような可能性が示されているのでしょうか。

なぜ今、「細胞」が注目されているの?

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

日本では平均寿命の延伸とともに、健康寿命との差が社会課題として注目されています。日本アムウェイは、ヘルス&ウェルネス分野における長年の研究を基盤に、世界の第一線で活躍する研究者と連携しながら、科学的根拠に基づいた最先端の老化をはじめとしたさまざまな研究に取り組んできました。

幅広い研究領域で健康寿命を考えていく中で、最重要キーワードのひとつとして挙げられるのが「細胞」です。私たちの体は、およそ37兆個もの細胞から構成されていると言われており、日々細胞の生まれ変わりを繰り返しながら体を作り上げています。その細胞の老化には、環境要因と生活習慣の両方が大きく影響しています。毎日の食生活や運動、睡眠、紫外線やストレスなど、その選択の積み重ねが細胞の健康をサポートし、健康寿命延伸の要因に繋がると考えられています。また、自分の健康寿命にどのように影響するのかを細胞レベルから早期に知ることも可能になりつつあり、さまざまな分野で細胞と老化の関係について研究が進められています。

※健康寿命とは:健康上のトラブルによって、日常生活が制限されずに自立して暮らせる期間。

最新細胞研究から見えてきた、これからの健康の考え方とは?セミナー『健康寿命は細胞から始まる』レポート

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

「健康寿命は細胞から始まる」をテーマにした今回のセミナーでは、“老化は年齢と比例する”という認識を超え、“細胞の変化から老化の兆しを早期に捉え、どのように向き合っていくべきかについて”、興味深い研究結果が発表されました。

セミナーの開催に際して、スタンフォード大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、ミシガン大学、ミュンヘン工科大学など老化研究を牽引する世界的研究機関に所属する4名の研究者が来日! 免疫学、分子生物学、分子皮膚学、分子細胞生物学といった異なる専門領域の知見をもとに、それぞれの視点から最新の研究内容が紹介されました。

セミナー参加者プロフィール紹介

デイビッド・ファーマン博士

デイビッド・ファーマン博士
(スタンフォード大学 / バック加齢研究所 准教授)

ゲイリー・フィッシャー博士

ゲイリー・フィッシャー博士
(ミシガン大学 教授)

デビッド・ウォーカー博士

デビッド・ウォーカー博士
(カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教授)

カリマ・ジャバリ博士

カリマ・ジャバリ博士
(ミュンヘン工科大学 教授)

老化を「細胞レベル」で予測できる可能性(炎症と生物学的年齢の可視化)について―デイビッド・ファーマン博士(スタンフォード大学 / バック加齢研究所)

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

炎症老化研究の第一人者として知られるデイビッド・ファーマン博士は、免疫学とデータサイエンスを融合し、ライフスタイルや環境、炎症が“生物学的年齢”にどのような影響を与えるのかを解明してきました。

「私たちの研究チームは、外的要因が遺伝的な働きにどのような影響を与えるかを調べるために、1,000人以上の血液データを10年間追跡調査してきました。その結果、 将来の健康寿命の推移を最大7年前に予測できる可能性が示唆されました。そしてAIにより、健康状態を炎症の観点から可視化する指標『炎症年齢iAge®』を世界で初めて開発。この『iAge®』を知ることで、実際に体のさまざまな機能がどのように低下していくのか、そのリスクを予見できるため、健康的なライフスタイルの改善に繋がるヒントを得ることができるのです」。

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

また、ファーマン博士は、採血を必要とせず、2次元の顔画像(セルフィー)をAI解析するだけで将来の健康寿命を広く予測できる最新技術を開発中。これにより誰もが自分の“老化の現在地”を把握し、早期にパーソナライズされた対策を講じられる未来を提示しました。

日常の環境が、静かにもたらす老化(紫外線・生活習慣と炎症の関係)について―ゲイリー・フィッシャー博士(ミシガン大学)

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フォトエイジング(光老化)研究の世界的第一人者であるゲイリー・フィッシャー博士は、紫外線が皮膚の構造や機能に与える影響、特にコラーゲン分解や炎症反応の分子メカニズムを長年にわたり研究してきました。「20年以上、肌の老化について研究する中で最も焦点を当ててきたのが、外部環境による影響です。私たちの体は常に、紫外線、大気汚染、食生活、心理的ストレスといった外部環境ストレス(エクスポゾーム)に曝されています。これらの外部刺激が細胞外マトリックスを破壊し、体がどのような影響を受けるのか、肌の老化を分子レベルで調べてきました。その結果、非常に微量な紫外線を浴びただけでも、血液の炎症マーカーが反応して、それにより炎症が起こっていることが分かったのです」。

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

さらに外部刺激によって皮膚で生じた炎症反応は、血流にのって他の臓器をはじめ、体内の全身的な老化シグナルと密接に連動し、全身の「老化の連鎖」を引き起こすことを示唆。 最後にフィッシャー博士は、外部環境による加速された老化を防ぐために、外側からの物理的な防御と、内側からの細胞ケアによって肌を保護することの大切さを強く訴えました。

食事による細胞エネルギー代謝のサポート(ローズマリーとショウガの可能性)について―デビッド・ウォーカー博士(カリフォルニア大学ロサンゼルス校 / UCLA)

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

オートファジー(細胞の自浄作用)と寿命の関係を研究する分野の第一人者であるデビッド・ウォーカー博士は、食・栄養と細胞老化を結びつける研究を行っています。

「肌や各臓器の働きが、体全体の仕組みに大きく影響している中で、老化においてとても重要な役割を果たしているのが“腸”です。腸内環境の老化は免疫機能の低下、脳の働きに影響を及ぼし、全身的な加齢現象に繋がっていることが分かっています。そこで腸を老化させないためには、細胞内を正常な状態に保ち、細胞内の物質を分解する、いわばリサイクル業者のような働きをする『オートファジー』を活性化させ、若々しい細胞を維持することがとても重要です。そこで私たちの研究チームは、植物など天然物由来成分に注目。なかでもローズマリーとジンジャー抽出物を組み合わせることで、オートファジーを活性化させることが分かりました」。

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

ローズマリーとジンジャー抽出物は、腸管バリア機能の改善など、細胞レベルの作用を通じて、生命全体の健康寿命の向上につながる注目の成分なのです。

植物由来成分が支える細胞の回復力(皮膚細胞とボタニカル研究の進展 )について―カリマ・ジャバリ博士(ミュンヘン工科大学)

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

分子細胞生物学を専門とする老化研究の第一人者であるカリマ・ジャバリ博士は、早老症(プロジェリア)研究の分野における知見をもとに、細胞機能の低下に関連する特定の炎症経路に着目してきました。

「早老症とは、実際の年齢よりも早く老化の兆候が全身に現れる疾患のこと。その早老症患者の細胞を研究する中で、炎症や免疫に関わる『JAK-STAT経路』が過剰に反応していることが分かり、この経路を阻害することで、さらなる炎症が起きる反応を抑え、老化を遅らせることが可能であると解明されました。そこで私たちの研究チームは、アムウェイ(本社:米国)とともに、この経路を阻害するために『植物成分』に着目。過酷な環境下で自生する植物から抽出された成分が、人間の細胞の回復力(レジリエンス)に与える影響に焦点を当てて研究してきました。その結果、『アルガン抽出物』が、線維芽細胞や幹細胞の健康を維持し、あらゆるライフステージにおいて皮膚細胞を保護することが示されました」。

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

最先端の皮膚科学と植物の力の融合が、次世代のアンチエイジングに役立ち、若々しさと元気を内側からサポートしてくれることに期待が高まります。

世界の研究者が語る、老化研究の最前線

最新の研究成果の発表後は、4名の研究者がそれぞれの専門分野の視点を交えながら、『最新の細胞研究の可能性』について意見を交わしました。

老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来

ファーマン博士

「将来の健康への不安を和らげるためには、細胞の老化を客観的に評価できる指標が重要になります。老化をスコアとして可視化できれば研究をより身近に感じてもらえるようになり、健康寿命の延伸や生活の質の向上につながると考えています」

フィッシャー博士

「老化を理解するうえでは、細胞レベルから捉える視点が重要です。細胞の変化が組織や臓器にどのような影響を与えるのかを知ることで、老化の仕組みをより深く理解できます。細胞の働きへの理解が進むことが、将来の健康維持にもつながると考えています」

ウォーカー博士

「科学の研究は決して容易なものではありませんが、私たちはその積み重ねによって老化プロセスの解明を進めてきました。10年前と比べても理解は大きく進んでおり、今後さらに知見が広がっていくと考えています。今後は、得られた成果をどのように実生活へ還元していくかが重要な課題になります」

ジャバリ博士

「老化に伴う疾患を意識することは重要です。体の中で何が起き、どの機能が低下しているのかを理解することが健康管理につながります。細胞は身体の基本単位であり、その働きを保つことができれば健康寿命の延伸にも寄与すると考えています」

老化に備えた新しい健康習慣づくりのきっかけ

  • 老化は自らコントロールする時代へ! 最新の老化研究から見えてきた、細胞と老化の近未来
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老化は誰にとっても避けられない現象ですが、その仕組みについての理解は年々深まっています。未来の自分を考えるための新しい生活習慣づくりを考えてみてはいかがでしょうか。

日本アムウェイ合同会社

アンケート:「健康寿命に関するアンケート」
調査時期:2026年1月
調査対象:働く女性20代~50代
調査数:507人
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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