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その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

「なんか今日、頭痛いな」。そんなシーン、意外と多くありませんか? たかが頭痛、されど頭痛。実は放置して慢性化すると、生活に大きな支障をきたすこともあります。

俳優として活躍しながら、4児のママとして子育てに奮闘中の加藤夏希さんも頭痛に悩まされている1人のよう。「頭痛ぐらいで」と軽く考えず、頭痛について正しく理解し、どう向き合っていけばいいのか考えていきましょう。

女性の悩みに多い“片頭痛”。その対策ってどうすればいいの?

女性の健康推進について考えるウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー~心とからだの話をはじめよう in Mar.2026』は、今年で10年目を迎えます。2026年は「心とからだのリズムを知る、理解する。自分らしく生きるための9つのセッション」をコンセプトに、女性の心とからだの悩みを、ゲストのリアルな声と専門家の解説とともにお届けします。
また、特別企画のスペシャル動画を、2026年3月8日(日)より配信中です。

『女性の健康週間(3月1日~8日)』と『国際女性デー(3月8日)』に合わせて開催されたイベントでは、医療ヘルスケアの専門家とゲストが、各テーマに関するお悩みとその解消法について話し合いました。

今回のテーマは、『その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方』です。女性のお悩みの上位に挙がる片頭痛について、その原因や対策を脳神経外科で頭痛専門医の山王直子先生に伺っていきます。

こちらより、このイベントの対談番組動画をご覧いただけます。

\動画を見てアンケートに答えよう/ その頭痛、“病気”かも? 
片頭痛との付き合い方

教えて! 
なんとなく「頭が痛い」けど、なぜ痛くなるの?

そもそも片頭痛とは何なのでしょうか? 文字通り「片側の頭が痛い」症状のことですが、実は両側が痛むことも少なくなく、痛みの頻度や強度、場所など個人差があるそうです。

その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

山王先生:日本では片頭痛の患者さんが約1000万人いると言われていて、特に20代から40代の女性に多い疾患です。脳や脳の周りの血管の拡張や炎症で起こり、刺激が痛みとして伝わることで引き起こされる頭痛の一種で、主にこめかみから頭の側面にかけて、ズキンズキンと脈を打つような痛みを繰り返すのが特徴です。片側だけ痛くなる方もいれば両側痛くなる方も、痛みが続く時間は4時間から数日間、痛みのレベルもまちまちです。「ただの頭痛」と放置する方も多いですが、日常生活に支障をきたす頻度が比較的高い「病気」、つまり「疾患」に分類されます。

その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

加藤さん:私は週に3~4回痛みを自覚します。すごく痛いときもあれば軽症なときも。毎回、同じ場所が痛むのではなく、右側が痛いときもあれば、左の後ろの方が痛くなることもあります。

加藤さんのように週3回以上痛みを感じる方は、頭痛が多い方だと山王先生はおっしゃいます。

4つの質問に答えてチェック!
「片頭痛スクリーナー」で自分が片頭痛かを確認

片頭痛スクリーナー

実際に、自分が片頭痛なのかどうかがわかるセルフチェックシート「片頭痛スクリーナー」でチェックしてみましょう。4つの質問に対し、4つの選択肢から当てはまるものに〇をつけていきます。2つ以上で「ときどき」または「半分以上」と回答した方は、片頭痛の可能性が高いといえます。

加藤さんの結果はというと、
1つ目から3つ目の質問はすべて「半分以上」、4つ目の設問が「ときどき」回答しました。その結果を受けて、山王先生は……

その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

山王先生:典型的な片頭痛の方だと思います。「ただの頭痛」と軽くとらえて放置するのは間違いです。「病気なんだ」ということをしっかり理解して、対策を立てることが大切です。

たかが「片頭痛」ではない。
日常生活に影響が出てしまうことも……

加藤さんは出産後に、頭痛を感じることが増えたそうです。頭痛からのイライラで、お子さんや周りにきつく当たってしまうこともあるとか。

日常生活に及ぼす影響

性別・年齢別 片頭痛の有病率

加藤さん:子どもに「みんな一回、黙って」と言ってしまい、申し訳ないなと思うことがあります。頭痛が増えたのは、「寝る時間が少ないから」と自分なりに納得する原因を探したり、逆に「今日すごく仕事をしたから」とポジティブにとらえたり。頭痛が当たり前のことになってしまっています。

その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

山王先生:頭痛持ちの方は慣れてしまって、それが当たり前だと思いがちですが、それは当たり前ではなく、改善できる可能性があります。頭痛は睡眠不足や過労のほか、女性ホルモンの分泌が多い時期などの年齢的なものも影響します。痛みだけでなく、動くと辛かったり吐き気がしたり、匂いや音、光に敏感になってしまう方もいらっしゃいます。

頭痛が起きたらどう対処すればいい? セルフケアだけじゃない、専門医への相談も!

1週間の半分近く、頭痛に悩まされるという加藤さん。どれが正しいのか手探りで、セルフケアをしているといいます。

その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

加藤さん:騒がしいところにいるときはトイレにこもって目をつむったり、家にいるときは湯船に浸かったり。湯船に浸かった瞬間はすごく痛くなるんですが、脱衣所に出ると涼しさとともにスーッと引くので、よくなった気がしています。

山王先生:音で痛みが誘発されることもあるので、静かなところでじっとしているのは、ある意味正解です。ただ、湯船に浸かるのは荒療治ですね。血管が拡張して炎症を起こしているので、体が温まると痛みが悪化してしまいます。むしろ、こめかみや首筋などの血管がある部分を冷やしてあげたほうが楽になると思います。

加藤さん:市販の鎮痛剤やコーヒーを飲むこともあります。ただ鎮痛剤は、だんだん効果を感じなくなっている気が……。

その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

山王先生:薬の飲みすぎは「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」といって、痛みが慢性化したり悪化したりすることがあるので注意が必要です。3カ月以上にわたって月に10日以上、頭痛薬を服用している場合や、以前は効果のあった鎮痛薬が効かなくなっていると感じるようであれば、病院を受診することをおすすめします。またコーヒーなどに含まれるカフェイン、チョコレートなどに含まれるポリフェノールの摂りすぎも頭痛を悪化させる場合があります。

どんなときに「片頭痛」が起きるのか、知っておくことが大切!

自分がどういう時に頭痛が起きるのか、頭痛のトリガーを知って、それを避けるようにすると頭痛は減っていくと山王先生。そこでおすすめなのが、頭痛が起きたときの状態を日記につける「頭痛ダイアリー」です。日付、生理日、頭痛の痛みの強さ、日常生活への影響度などを記入し、メモ欄には、脈打つ痛みの「み」や吐き気の「は」など、症状をマークで書いていきます。

頭痛ダイアリー

山王先生:「頭痛ダイアリー」は頭痛の原因が特定でき、対処しやすくなるのでとても有効です。私のクリニックでも診察の際に活用し、治療に役立てています。日常生活に支障が出るほどの頭痛がある場合や、痛くなる日数が増えてきた場合は、なるべく早く医療機関を受診しましょう。今は痛み止めだけでなく、頭痛をできるだけ起こさないようにする薬もあります。

その頭痛、“病気”かも? 片頭痛との付き合い方

加藤さん:頭が痛いぐらいで、病院に行ってもいいんですか? どのような医療機関に相談すればいいのでしょうか?

山王先生:頭痛を専門に診療している「頭痛専門医」にご相談ください。日本頭痛学会のホームページで、近隣の頭痛専門医を探すことができます。症状や状態を見てもらうことで、適切な治療やアドバイスが受けられますよ。

片頭痛を感じたら、「いまは休むべき」のサインかも

仕事や家事、子育てなどに追われて、つい我慢しがちな片頭痛。でも、その痛みは体が「今は休むべき」と警告を出してくれているサインでもあります。まずは痛みの原因を調べることが重要です。今は片頭痛を予防できる時代。セルフケアだけで済ませるのではなく、一度、頭痛専門医がいるクリニックを受診してみましょう。

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片頭痛との付き合い方

『心とからだの話をはじめるメディア』
わたしたちのヘルシー

登壇者プロフィール
  • 山王直子先生
  • 山王直子先生 品川ストリングスクリニック院長
    日本医科大学脳神経外科学講師、同多摩永山病院講師を経て、「山王クリニック品川」を開院。未病の段階からの健康管理を呼び掛けている。日本脳神経外科学会脳神経外科専門医・評議員、日本頭痛学会頭痛専門医、日本内分泌学会評議員も務める。著書に『頭痛治療革命』(幻冬舎)ほか多数。
  • 加藤夏希さん
  • 加藤夏希さん 俳優・タレント。12歳のときに第3代GENKIイメージガールとしてデビュー。1999年、TVドラマ『燃えよ‼ ロボコン』のヒロイン役で俳優デビュー。映画、CMをはじめ、明るいキャラクターでバラエティ番組や教育番組などでも人気を博す。2024年には舞台『鬼背参り』を自身初プロデュース。活躍の場を広げている。

パートナー企業

大塚製薬

大塚製薬はトータルへルスケアカンパニーとして、「医療関連事業」と「ニュートラシューティカルズ関連」の両輪事業で、世界の人々の健康に貢献しています。

大塚製薬はこちらから

ウィメンズ・ヘルス・アクションとは?

ウィメンズ・ヘルス・アクション

今年、10年目を迎えるウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会では、国や自治体、医療・教育の現場や職場・家庭・地域などが連携し、現代日本における女性の健康推進の必要性とその課題について考えるための取組みを行っています。

女性は、思春期、妊娠・出産期、更年期、老年期と生涯を通じて、ホルモンバランスが大きく変動し、また、結婚や育児などのライフステージによっても、心と体に男性とは異なる様々な変化が現れます。女性ホルモンの変動に伴い、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)、不眠やうつなどQOL(生活の質)の低下を伴う心身の失調を起こしやすい特徴があります。女性の健康リスクを低減させることは、人生各期における女性の自己実現と社会参加を促進し、日本全体の経済発展と活力増進を促す力となります。今、様々な場所で思春期や妊娠・出産期、更年期などのライフステージに応じた女性の健康推進サポート強化の動きが生まれています。

『心とからだの話をはじめるメディア』
わたしたちのヘルシー

公式HP「ウィメンズ・ヘルス・アクション」

INFORMATION
「女性の健康週間」とは?

毎年3月1日~3月8日は「女性の健康週間」です。女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごす社会を実現するためには、家庭・地域・職域・学校などを通じて女性の健康問題を総合的に支援することが重要です。毎年、全国各地で「女性の健康づくり」を国民運動として展開しています。

「国際女性デー」とは?

毎年3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です。女性への差別撤廃や地位向上などを目指し、世界各地で啓発イベントや記念行事が行われています。 日本国内でも様々な働きかけが行われており、その輪は国連機関から政府や自治体、NGO、メディア、一般企業等にも広がっています。
URL: https://whasympo.com/

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