【対談】柏木由紀×美容外科院長・奥村智子が語る美容医療のリアル― 「自分をもっと好きになるために」
「自分らしく輝きたい」。そんな思いを抱く人が増えている中、ここ数年、ぐっと身近になってきたのが美容医療です。ただ美容医療と一言でいっても、その施術内容はさまざま。興味があるものの、なかなか一歩踏み出せないという人も多いのでは? 今回、柏木由紀さんが美容医療にまつわる疑問や不安を美容外科医・奥村智子先生に直撃! 美容医療をテーマに対談していただきました。


柏木由紀さん:
2007年にAKB48のメンバーとしてデビュー。歴代最長となる17年間在籍し、2024年4月30日に卒業。現在は歌手・タレントとして活動するほか、YouTubeやSNSでライフスタイルや美容に関する情報発信も行っている。


奥村智子先生:
愛知医科大学を卒業。2009年には大手美容クリニック新宿院に勤務し、2013年には同クリニック渋谷院の院長に就任。2016年にはエリアマネージャーに就任し、2020年にはルクスクリニック美容外科・婦人科形成・美容皮膚科を開院。2025年7月15日、銀座のNEWSPOT、ティファニービルに移転。現在に至る。
美容医療が身近になった今、女性が抱えるリアルな不安とは?
昨今の韓国美容ブームの影響もあり、「休みを利用してメンテナンスした」という話を聞くようになるなど、美容医療が特別なものではなく一般化してきています。SNSやメディアでは、施術の体験談やビフォーアフターの写真、ダウンタイムの経過を追った写真などが投稿され、日常で美容医療に触れる機会が増えています。
奥村先生美容医療が身近になった背景には、やはりSNSの影響が大きいと思います。韓国は美容医療の先駆けですし、また以前に比べ、ダウンタイムが少ない施術が増えて、仕上がりがよりナチュラルになってきたことも関心が高まっている要因ではないでしょうか。メイクの次のステップとして、美容医療が選ばれている印象があります。
しかしその一方で、まだまだ美容医療へのハードルを感じている人も少なくありません。柏木由紀さんもその一人だそう。
柏木さん美容にはとても興味があるので、美容医療についてもSNSでよく調べています。でも情報がありすぎて、どれが正しいのか、何をしたらいいのかもわからなくて……。仕事柄、やはりダウンタイムがあると躊躇してしまうし、痛いのもイヤだなと。人によって痛みの感じ方って違うので想像つかないです。
奥村先生不安なことや疑問点があったら、医師に相談するのが一番だと思います。“こうなりたい”というイメージが、ふわっとしていても大丈夫。どんな施術が必要かは、話し合いの中で決めていくので心配いりません。みんな、最初は緊張するものなので、友だちと一緒に来院するのもおすすめですよ。
柏木さん30代になり気になることが増えてきて、スキンケアを変えたり、皮膚科に通ったり、自分でできることは頑張っているつもりですが、20代から予防的に美容医療をやっておいた方がよかったのかなと思うことがあります。
奥村先生その通り! なるべく早い段階で治療するのがおすすめです。気になるシミは、20代のうちに全部治療するくらいの気持ちで。軽度のうちに治療すれば、治療期間や頻度も最小限に抑えられます。30代になって、肝斑が現れてから治療すると大変です。
柏木さんそうだったんですね……。美容医療への不安や怖さがある反面、“施術を受けるからには、一気に何かを得たい!” という気持ちもあります(笑)。おすすめの施術があったら、ぜひ知りたいです。
手軽に始められる美容医療と、
失敗しない医師選びのコツ
漠然とした怖さや痛みが気になるものの、美容医療への関心は高いという柏木さん。美容医療の第一歩として奥村先生がおすすめするのは、ダウンタイムが少ない施術だそう。その中でも、誰もが知っている“ヒアルロン酸注射”が手軽で始めやすいと話します。
奥村先生ヒアルロン酸注射は、最もメジャーな施術のひとつです。メスを入れることなく注射だけで、短時間で行えるので負担が少なく、ダウンタイムも少ないので、美容医療の中でも手軽に始められると思います。
柏木さんヒアルロン酸注射ですか!
奥村先生ヒアルロン酸はもともと体内にある成分で、徐々に体内に分解・吸収されていくので安心です。肌のリフトアップはもちろん、ほうれい線や唇などをふっくらと立体的に整えたり、年齢とともに減少する骨による影をなめらかにしてフェイスラインを整えたり、ヒアルロン酸は無限の可能性を秘めていると思います。ナチュラルな仕上がりで、その変化が目に見えてすぐに実感できるのも魅力です。
柏木さん仕上がりをすぐに実感できるのは、うれしいですね!
奥村先生効果の持続性の高さもポイントです。持続力がないと頻繁に施術を繰り返さなければいけませんが、ヒアルロン酸注射は一回少量の追加注入をすると24か月後でも80%以上の方が、治療効果が続くことを実感したと言うデータもあります。土台がしっかりキープされているので、少し気になったときにだけ少しだけ再注入すれば美しい状態が保てます。
柏木さんそんなに長く効果が維持されるとは知りませんでした! となると、技術力の高い医師選びが重要になってきそうですね。何か医師選びのコツはありますか?
奥村先生ネットで症例数を調べるのもいいですし、勤務歴が長いスタッフが多いクリニックを選ぶのも一つポイントです。クリニックに活気があり、医師を見張る目がたくさんあることも判断基準だと思います。また万が一、血流障害が起きたときの対応薬の有無を確認しておくこともおすすめします。メニューに記載されている場合もありますし、記載がなければ電話で問い合わせてもよいかもしれません。
ヒアルロン酸注射を選ぶときに見ておきたいポイントとは?
使用するヒアルロン酸注射材には、さまざまな種類があり、厚生労働省承認済みと未承認の製品が存在するそうです。奥村先生のクリニックで使用しているガルデルマ製品は、医薬品医療機器等法に基づき設計されたもの。ガルデルマ製品は炎症反応を誘発しにくいと言われる高分子のヒアルロン酸のみを使用し、10年前に承認された2製材と今年新たに承認された2製材の計4製材があります。
奥村先生ガルデルマ社製のヒアルロン酸注射材は、非動物由来の安定化ヒアルロン酸が配合されています。施術部位や治療内容に合わせて選択しやすい製材のひとつとして、当院でも採用しています。施術後のトラブルやリスクを考慮すると、デリケートな身体に優しい処方による治療が大切だと考えています。
柏木さん自分の体内に入れるものなので、安全性が確認されていないと心配ですよね。私、冒険したくない保守派なので、副作用のリスクが少なく日本で承認されているというのはとても安心です。美容医療への第一歩として、背中を押してもらえる気がします。
奥村先生当クリニックでは、患者さんの目の前で未開封のガルデルマ製品の箱を開封しているので、安心して施術を受けられると思います。
柏木さんそれは安心できますね。ちなみに、ガルデルマ製のヒアルロン酸注射材には計4種類があるとのことですが、それぞれのヒアルロン酸注射材にはどのような違いがあるのでしょうか?
奥村先生硬さや伸びの良さの違いです。ヒアルロン酸にはさまざまなタイプがあり、その違いによって使用に適した部位が変わってきます。
硬いタイプ:
注入部位に留まり、少ない量でもしっかり持ち上げて皮膚をサポートします。深く刻まれたシワや年齢とともに痩せてきたこめかみ・頬、理想的なEラインを整えるための鼻やあごの形成などに適しています。
柔らかいタイプ:
柔らかく弾力があり、表情などの動きに合わせて伸び縮みします。表情の動きが出るようなほうれい線、目元や口元の小ジワの改善に適しています。
医師が部位に合わせて、もっとも適した製材を選んでいきます。
自分らしく、美容医療と向き合うために
美容医療も日々、進化しています。ダウンタイムが少ない、痛みが少ないなど、手軽にチャレンジできる施術が増えてきました。はじめの一歩としておすすめのヒアルロン酸注射を受けるなら、日本で承認されているヒアルロン酸を選ぶこと、正しい知識と技術を持つ信頼できる医師を選ぶことが大切です。柏木さんも、美容医療に対して、今まで以上にポジティブに考えられるようになったといいます。
柏木さん製品を見極めて安全なヒアルロン酸を選び、その効果を最大限に活かせる確かな技術力のある医師を選ぶことが重要ですし、患者側も“知る・聞く・調べる”という姿勢が大切なのだと改めて感じました。これまで美容医療は美意識の高い人が受けるものという印象がありましたが、今回お話を伺って、私自身もより興味が湧きました。実際に施術を受けたら、“もっと早くプロの力を頼ればよかった!”と思う人も多いのだろうなと感じます。誰しも、自分をアップデートしたいものだと思うので、その選択肢のひとつとして美容医療もありだなと実感しました。
奥村先生普段のお手入れの延長として、自分を大切に、もっと好きになるためのステップのひとつとして、美容医療をとらえてもらえたらと思います。きっと思った以上の幸福感を得られるはずですよ!