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実は「生理痛は当たり前」ではない! 女性としてより快適な日々を送るために必要な知識とは?

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「生理痛が辛いけど仕事を休めない」「年々生理痛がひどくなっているけど大丈夫かな」など、生理のことで悩んでいても、なかなか解決策への一歩を踏み出せずにいませんか? そんな働く女性のために「いつだってベストな自分でいよう~篠田麻里子さんと学ぶ婦人科医師が教える生理との上手な付き合い方~」が開催されました。篠田麻里子さんの自分らしく働くための考え方、宋美玄先生から学ぶ、働く女性の「生理」との上手な付き合い方、そして事前に皆さんから募集したお悩みについてお二人が一緒に考えました。今回はその様子をレポートします!

篠田麻里子さん
1986年3月11日、福岡県生まれ。AKB48のメンバーとして活躍後、女優・モデル・タレントとして幅広く活躍。自身が手がけるベビーソープブランド「yokayo」も大きな話題に。

宋美玄先生
産婦人科専門医・医学博士・FMF認定超音波医。2017年に「丸の内の森レディースクリニック」を開業。ベストセラー『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)ほか著書多数。

女性特有の悩み。しかし「生理痛があるのは当たり前ではない」

篠田さんにとって「自分らしく働く」こととは、「やりたいことをやる!」だそう。がむしゃらに働いてきた20代の頃とは違い、様々なお仕事を経験したことによって30代になった現在は自分のペースを掴み、「無理をせずに楽しむ」を心がけるようになったのだとか。ただ現在でも不規則なスケジュールで働くことも多いそうで「休みの日に台本を読むこともあり、プライベートの時間もお仕事に直結する。休みは自分で作っています」と体力勝負な部分があるようです。そんな生活の中でも、「自分の理想を実現するために必要なことだからすべて楽しみながら取り組んできた」と話します。

自分のペースで理想のために頑張る考え方に共感できるという宋先生。宋先生は女性の性に関する情報発信をしている中で、「女性の生理、妊娠出産、性に関する悩みは、間違った情報もあふれており、適切な知識を持っていない女性が多い」ことに問題を感じているそうです。誰にも話せずに悩んでいる方に向けて、自分の体に興味を持って向き合ってもらいたいという志で活動されています。

篠田麻里子さん

女性の生理に関する悩みと言えば、篠田さんは、AKB48でご活躍の頃、お仕事のスケジュールと生理がかぶって困った経験があったようです。「仕事はダンスや歌がメインだったので、生理とかぶるときつかったですね。でも、どんなにきつくても、仕事に穴を空けられません。メンバーに迷惑をかけられないですし、握手会を楽しみにしてくれているファンの方たちをがっかりさせたくなかったので、何とか我慢して乗り越えていました。どちらかと言うと私は我慢強いタイプだったのかもしれません……」。生理痛のことで悩んでいるメンバーには、できる範囲で協力し合うよう促したり、体調が悪そうだったら誰かに変更しようと提案するなど、臨機応変に対処していたそうです。

篠田さんのエピソードを聞いた宋先生は「生理って痛いのが当たり前だから我慢すべきという常識が刷り込まれているのですが、当たり前ではないんです。月経困難症や子宮内膜症などの病気の前兆である可能性があるんですよ」と指摘。「生理痛は我慢するものではない」というお話は、我慢すべきと耐えてきた女性にとっては、衝撃の事実のはず。篠田さんも驚きの表情を見せました。宋先生からの具体的なお話が続いていきます。

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現代に生きる女性の生理の回数は異常?! そのワケとは。

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月経困難症と子宮内膜症それぞれの病気について見てみましょう。

■月経困難症
まず、月経困難症には下記の2種類があります。

・機能性月経困難症
子宮内膜症・子宮腺筋症といった病気を認めないもののことをいい、10代がピークとされています。子宮や卵巣が妊娠の準備を毎月しているために起こり、出産後、または加齢とともに改善しやすいと言われています。

・器質性月経困難症
子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫などの器質的な病気があることにより、生理に伴って起こります。30代以降の女性に多くみられます。機能性とは対照的に、加齢とともに重くなっていくのが特徴です。

■子宮内膜症
20~30代の女性に発症することが多く、30代前半がピークと言われており、不妊症の原因にもなり得る病気です。一般的な生理だとほとんどの血液は体の外に流れていきますが、何らかの原因で子宮の内側を覆う「子宮内膜」に似た組織が、子宮の筋肉の中や骨盤内の他の場所で発生し、排出されずにその場で育ってしまうことが。そうなると、毎月子宮以外の場所で生理を起こすようになり、痛みや炎症が生じます。特徴としては生理の時以外も腰痛、下腹痛、排便痛や性交痛などが起こります。
「痛みがあるということは、ここで何かが起きているかもという体からのSOSのサインだと捉えていただくのが大事です」と宋先生は強調します。

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子宮内膜症を発症する方が一般的に20~30代ということは、まさに篠田さんにも当たる年代。「病気の可能性が生理痛に隠れているとは、とても怖いことですね」と篠田さんは先生の話を真剣に受け止めていました。「子宮内膜症の治療法には大きく分けて、薬による治療と外科的な手術による治療があります。症状の種類や、重症度、あとは年齢、今後の妊娠の希望などを総合的に判断し治療法を決めていきます。軽度で、手術する必要がない場合は、下記のような選択肢があります」と宋先生。

▼LEP(Low does Estrogen Progestin)
月経困難症や子宮内膜症の治療薬として処方される低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬です。毎月の排卵をお休みさせることで、子宮内膜が剥がれ落ちたときに起こるプロスタグランジンという痛みの物質の過剰な産生を抑え、生理痛を和らげます。毎日、基本的に決まった時間に28日周期で服用して月1回の頻度で生理のような出血を起こします。連続した服用が可能で、最大120日間連続服用ができる種類もあります。40代以上の方、肥満の方、親族で特定の既往歴がある方は血栓症のリスクがあり、飲み忘れると不正出血が起こります。副作用として頭痛や吐き気そして不正出血が起こる方もいらっしゃいますが、比較的飲み始めの時期に起こりやすく、継続服用によって収まることが多いです。症状が継続する方には、比較的副作用がおだやかな薬を提案します。

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▼子宮内黄体ホルモン放出システム
黄体ホルモンを放出する器具を子宮の中に装着することで、内膜に直接作用し、増殖を抑えます。これにより経血量が減少し、プロスタグランジンの産生が抑えられ、生理痛が緩和されます。一度装着すると最長で5年間効果が持続しますが、妊娠をしたいと思った時点で器具を外すことが可能です。

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「現代人は、月経のサイクルが一生のうち約450回あるといわれています」と先生は続けます。「生涯の月経期間を合計すると、6年9ヶ月。働くことができる期間を人生現役40年ぐらいとするとその6分の1が月経期間にあたります。痛みなどを放置していると、これほどの期間の仕事の生産性が下がっているということです」 (宋先生)

宋先生ご自身もLEPと子宮内黄体ホルモン放出システムを取り入れたことで、日常が過ごしやすくなったそうです。なので「今すぐにでも子どもが欲しい方以外は、LEPや黄体ホルモン放出システムの様に、生理の回数を減らしたり身体への負担を軽減させ、結果的にQOLに影響をもたらす可能性のある治療法が存在することを知ってほしい」と話されました。これらの治療法以外にも、黄体ホルモンの薬、漢方薬、鎮痛剤などいろいろありますが、「鎮痛剤などは一時的に痛みを解決してくれますが、根本的な治療ではないことは認識しておきましょう。婦人科の医師と相談しながら自分に合った選択肢を見つけることが重要です」と補足しました。

生理が来るたびに病気のリスクを増やしている可能性を考えると、何か不安を感じることがあれば、早期に婦人科を受診することが重要と感じた視聴者の方も多いのではないでしょうか。

しかし、これまで婦人科を利用する機会がなかった方や、行きたくても少しハードルを感じてしまっている方が多くいらっしゃるのも事実のようです。篠田さんも「10代や20代の頃は婦人科に対して怖いイメージがありました」と思い出します。その話を受けて、宋先生は「生理痛くらいで婦人科受診してもいいの?」という二の足を踏まないでほしいと言います。「結果的に何もなかったとしても、それを記録することが大事です。もし次の年に何か体に異変が見つかったら、去年の時点ではこうだったという情報が治療や診断に役立つので」とのこと。「是非怖がらずに受診しましょう!」と視聴者に向けて後押しの言葉を投げかけます。「自分自身がしっかり体のことを知っておくと安心しますよね」と篠田さんも今後の受診を前向きに捉えていらっしゃる様子でした。

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悩んでいるのは私だけじゃない! 視聴者からの質問に宋先生が回答!

宋先生と篠田さんが、視聴者の皆様から事前にいただいた質問に答えるコーナーでは、多くの相談や疑問が寄せられました。

Q:連続服用のLEPで生理が数ヶ月間来ないということに抵抗感があります。生理は自然なものなのに、お薬で変えてしまってよいのでしょうか。

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宋先生:毎月体が妊娠を待ち受けているけれども今月は妊娠しませんでした、じゃあリセットします、というのが生理です。昔の女性は、初潮が来たら結婚して約5~6人出産するのが一般的だったこともあり、必然的に生理の回数が少なく、子宮や卵巣への負担も今ほどありませんでした。現代の女性は出産回数が減ったために生理の回数が増え、その期間が長くなったことで子宮や卵巣に負担がかかり、子宮体がんや子宮内膜、卵巣がんなどの病気の増加につながっている状況です。それを踏まえると現代の女性の身体はホモサピエンスとして不自然とも言えるんですね。

宋先生:一部のLEPや黄体ホルモンの薬は生理を数ヶ月間来なくしますが、自然に逆らっているというよりかは、ホモサピエンス本来の状態に近づける、むしろ自然な状態にしてくれるお薬であると考えますので、問題ありません。ただし、LEPや黄体ホルモンの薬を服用していないのに生理周期が25~38日の範囲外の場合は「続発性無月経」や「希発月経」が疑われるので、一度婦人科へ相談することをすすめています。

Q: PMSに悩む方が、うまく付き合う方法はあるのでしょうか。

宋先生:PMSは、生理前に現れるお腹の痛み、お腹や乳房の張り、肌荒れ、頭痛などの身体症状だけでなく、情緒不安定、集中力の欠落、睡眠障害などの精神面での不調が起こります。個人差はありますが、大体生理の1週間前ぐらいから始まる方が多いようです。対処法は、PMSだと決めつけずに、日記などを書いて客観的に受け止めて記録することをおすすめします。生理周期の何日目にどんな症状があって、どんな気分の変化があったかなどの記録をつけることで、ご自身に合った気分転換やリラックス方法を見つけられます。それでも日常生活に支障が出る場合は、婦人科に相談してみましょう。

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篠田さんは「PMSについては知っていましたが、疲れがたまっているだけかな?寝ていたら治るものかな?」と考えていたそうです。そのように考えていた方も多いかもしれませんね……。

Q:経血量で少ない、普通、多いとは、それぞれどれぐらいの量を指しているのでしょうか?

宋先生:正常な経血量は1回の生理期間中のトータルの量が20~140mlとされていて、この範囲を超えると過多月経、少な過ぎる場合は過少月経と言います。過多月経の場合は子宮筋腫など何らかの病気がある場合があります。過少月経の場合は、ストレス、ダイエットによる体重の急激な減少、子宮内膜を厚くしているホルモンの分泌量が排卵障害を引き起こしている可能性があります。

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経血量の多さや少なさを判断するうえで、目安となるのがナプキンの交換頻度。基本的に昼用ナプキンなら2~3時間ぐらい、夜用ナプキンなら6~8時間ぐらいの経血を吸収できるように作られているので、昼用ナプキンが2時間持たない、あるいは毎時間変えている。また昼でも夜用ナプキンを使っていてそれが2~3時間でいっぱいになる場合や、レバーのような血の塊が親指のあたまほどの大きさででてくる場合は、経血量が多いサインです。逆に一番多い日でもナプキンがいらないくらいだと、少ないですね。経血量は人と比べにくいので、何かおかしいと思ったら、婦人科で診てもらいましょう。

本日のセミナーでは、生理痛があるのは当たり前ではないこと、また日常生活に支障をきたすような生理痛は治療が必要であることなどのお話を通して、改めてご自身の体を見つめ直すきっかけになったのではないでしょうか。まずはセルフチェックで、ご自身の生理をチェックしてみてください。

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そして、婦人科を定期的に受診して自分の身体の状態を記録してみることから始めてみましょう。

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