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夏の暑さが原因⁉ 手汗、ワキ汗、顔汗……ちょっと人には言いづらい「汗」問題

夏の暑さが原因⁉ 手汗、ワキ汗、顔汗……ちょっと人には言いづらい「汗」問題

うだるような暑さが続く夏、ちょっと外出するだけで汗だくになりますよね。滝のように流れる汗でせっかくのメイクが崩れたり、お気に入りの洋服が汗ジミだらけで恥ずかしい思いをしたり……。人知れず「汗」に悩んでいる人も多いのでは? そんなちょっと人には相談しづらい「汗」問題について、専門家を交えたWeb市民公開講座が開催されます。お悩み解決の糸口を見つける機会として要チェックです!

―多汗症とは?―ひょっとして私も⁉ 7人に1人が多汗症という現実

ワキの汗ジミが気になって電車のつり革が持てない、手汗がひどくて握手をためらってしまう、お座敷での会食時に靴を脱いだときのニオイが気になる、など「汗」にまつわるお悩みを抱えていませんか?

7人に1人が汗の量が多くて困っている

参照元:Fujimoto T, et al.: J Dermatol. 2013;40(11):886-890.より作図

日常生活で困るほど、汗の量が多くなる病気のことを多汗症と呼びます。なんと日本人の7人に1人が多汗症を罹患しているというデータがあるほど、実は身近な病気でもあるのです。ただ、原因や治療法などの情報が少なかったり、なかなか相談しづらいお悩みなうえ、そもそも誰に相談すればいいのかわからないこともあって、一人で思い悩んでいる方が非常に多いのだそう。

―生活への影響 その1―経済損失は、月3120億円。汗の悩み解消は社会的にも大きなメリットに!

多汗症は、「汗をかく部位」と多量の汗が出る「原因」の組み合わせにより、4つに分類されます。部位別では、ワキや手のひら、顔など体の特定の部位で汗の量が多くなる「局所性多汗症」、全身で汗の量が多くなる「全身性多汗症」に分けられます。原因別では、特に原因が見当たらない「原発性多汗症」、何らかの病気や障がいが原因になっている「続発性多汗症」に分けられます。

特に、ワキに多汗症の症状がみられるものを「原発性腋窩多汗症」と呼びます。腋窩多汗症の患者さんは、大量のワキ汗による不快感で仕事や勉強に集中できなかったり、洋服にできる汗ジミへの周囲の視線が気になったりしがちです。

グラフグラフ

参照元:Murota H, et al.: J Dermatol. 2021; 48(10): 1482–1490.より作図
利益相反:本研究は科研製薬の資金により実施された。著者には同社より講演料を受領している者が含まれる。著者のうち2名は同社の社員であり、同社の株式を保有している。

※1 Presenteeism:出勤しているにもかかわらず、心身の不調によって思うようにパフォーマンスが取れなくなる状態
※2 Absenteeism:欠勤や休職、あるいは遅刻早退など、職場にいることができず、業務に就けない状態

それにより生産性が30%も低下しているとのこと。また、汗の対処法として制汗剤やワキ汗パッドなどの衛生用品の購入にあたり支出を余儀なくされ、経済面でも負担になっているようです。

―生活への影響 その2―気になる人目、不快感……汗が日常生活、人生にも影響

腋窩多汗症の患者さんはワキだけでなく、手のひらや足の裏の多汗症を伴っていることも多く、例えば、プレゼンの資料が手汗でびしょびしょに濡れてしまったなんてことも。多量の汗による不快感や見た目への恥ずかしさにより、精神的な負担を負っていることが非常に多いのです。中には、学校行事に参加できなかったという患者さんや希望の職種や職業を諦めたという患者さんも。たかが「汗」かと思うかもしれませんが、「汗」の悩みが日常生活や社会生活に大きな支障をもたらし、患者さんのwell-being(肉体的、精神的、社会的にすべてにおいて満たされた幸福な状態)は損なわれていると考えられます。そのため、汗のことをひとりで悩み続けて、学業や仕事、さらに進路にまで影響が出てしまう前に、専門医に相談することが重要となります。

―汗の日設立―8月28日って何の日? 正解は「汗の日」!

8月28日は汗の日

みなさん、8月28日は何の日か知っていますか? 正解は「汗の日」です。

1993年8月28日、日本発汗学会が発汗研究会として発足されたことを受け、8月28日が「汗の日」と登録されました。日本発汗学会は埼玉医科大学脳神経内科の中里良彦教授が理事長を務め、発汗学の発展を目指すとともに、発汗学に興味を持つ同士を開拓することを目的としています。

「汗の日」とは? もっ詳しく知りたい方はコチラ

INFORMATION

―市民公開講座の紹介―
「汗の日」に開催! Web市民公開講座で汗について知ろう

「汗の日」の登録を記念して、8月28日(日)10時より『たかが汗? されど汗! Web市民公開講座~今知りたい汗のこと~』(主催:第30回日本発汗学会総会、協賛:科研製薬株式会社)が開催されます。

汗が止まらない、汗が出ない、誰に相談したらいいかわからない。そんな「汗」で悩んでいるすべての人に向けて、多汗症および無汗症のスペシャリストやNPO法人多汗症サポートグループの方が「汗」について詳しく解説します。皮膚科専門医と患者さんのトークセッションもあるので、今まで一人で悩んでいた方も、意外と仲間がいるんだなと思えるかもしれません。

参加方法は簡単! メールアドレスのみの事前予約だけで、誰でも参加できます。オンライン開催なので定員もなく、もちろん無料です。汗のお悩み解決に一歩近づけるかもしれない、この機会をお見逃しなく! 気軽な気持ちでぜひ視聴してみてください。

Web市民公開講座について詳しくはコチラ!

提供:科研製薬株式会社

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