お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

脚部分を持つ・女性が注ぐ……どちらもマナー違反⁉ 今さら聞けないワイングラスの基礎知識

正しいワイングラスの持ち方

名称がわかったところで、次に正式なワイングラスの持ち方を確認してみましょう。

イメージ

ステム部分(脚)を持つのは実はNG

ついグラスを持つときにステムを持ってしまいがちですが、実は正式な場所ではNGマナー。ステムを持つのはテイスティングのときだけで、本来は指でボウルの部分をそっとつかむように持つのが正しい作法です。

理由としては、ステムを指で持つと、ボウル部分に注がれたワインの重みでグラスが不安定になるため。人にちょっと当たってしまった場合など、服を汚す可能性もあるので、できるだけ安定した持ち方がマナーとしてベストなのです。

ボウルの部分を持つとワインが温まってしまうのでは?と考える方もいるかもしれませんが、指だけで、点で支えられていれば、そこまで意識しなくても大丈夫です。ブランデーグラスのように手のひらで支えるように持つと手の温度がじかにワインへ移ってしまうので、指で持つように意識するといいでしょう。

フォーマルとラフな場面で使い分ければOK

とはいえ、ステムでワイングラスを持つと見た目がエレガントに見えることから、日本ではOKマナーとされています。

友人との飲み会やホームパーティーなどのラフな場面では、特に持ち方を気にしなくても問題はありません。

ボウル部分を持つのは国際的な作法なので、外国人が多く集まるパーティーや結婚式などのフォーマルな場面では正しい持ち方をするなど、シーンで使い分けてみましょう。

持ち方に迷うときは、周りのゲストに合わせてみるのがベター。日本人が多いときはステムで、外国人が多いときはボウルで持つようにすると、わかりやすいでしょう。

次のページを読む

SHARE