朝時間を活用して毎日が充実! 朝活の始め方 一人暮らしや家族が夜型の人も
仕事が忙しくて趣味に取り組む時間がない! と不満を抱えていませんか? 自由時間と聞くと仕事帰りをイメージしがちですが、よく考えれば仕事が始まる前の朝も自分の時間。いつもより少し早起きをして「朝活」すれば、毎日がもっと充実しそうですよね。
とはいえ、自分に向いているか不安がある方もいるはず。そこで、朝活成功の秘訣をご紹介します。
朝活とは?
そもそも朝活とは、朝の時間を利用して趣味や勉強、運動などをする活動のこと。少し早起きをして、仕事前の時間を有効に使う取り組みです。
ジョギングや英会話、読書会など、主に自己研磨に当てる方が多いようです。カフェのイベントに参加したり、趣味のグループで集まりブレストを行ったりなど、さまざまなやり方があります。
朝活のメリット4選
朝活をすると、どんないいことがあるのでしょうか。4つご紹介します。
1.生活リズムが整い、健康になる
朝早く起きるためには夜早く寝ることになり、そのためには仕事を早く切り上げて帰るようになります。つまり、朝活をすることで、健康的な生活サイクルが自然とできるようになるのです。
生活のリズムが整えば、体内時間が整い自律神経にもよい作用が。結果的に時間を有効に使えるだけでなく、健康的な生活を送ることができます。
2.集中力が上がり、生産性UP
疲れている夜に勉強や運動をすると、眠くなったりだるさを感じたりとパフォーマンスが落ち気味になります。
しかし、睡眠をとってリフレッシュした状態の朝は、集中力が高まりやすい状態。集中力が上がれば生産性も向上しますので、効率よく活動を行うことができます。朝活は仕事も勉強も集中して取り組みやすいのです。
また朝は体のエネルギーも満たされています。心身ともに元気な状態で取り組むことができるところも、作業がはかどる理由でしょう。
3.出会いが増える
朝活は読書会やグループ英会話など、共通の趣味や勉強をしている仲間とカフェで集まって行うものもあります。同じ志のある、意識の高い人たちと知り合えるので、自然と良い出会いが広がっていきます。
また、朝活なら夜の集まりのようにお酒が入らないこともあり、快活で冷静な状態で知り合えることもメリットの一つ。健全な出会いになりやすいので、安心感もあります。
4.心に余裕が生まれる
早起きをすると時間があるため、朝から心に余裕を感じることができます。
ギリギリに起きて慌てて用意して遅刻スレスレに出勤すると、出勤ですでに疲労を感じたり、ネガティブな気持ちになったりしやすいはず。
朝の時間に余裕があると、1日のスケジュールをゆっくり組み立てることもできますし、朝活ができた充実感で、気持ちを穏やかに保ちやすいのです。
朝活のスケジュール例
アクティブな会社員・32歳女性Aさん
5:00 起床
5:30 ランニング
6:30 英語の勉強
7:30 朝の支度
8:00 出発・電車で読書
9:00 業務開始
疲れがたまりがちな兼業主婦・38歳女性Bさん
5:00 起床
5:30 お弁当作り
6:30 アロマを炊いて朝ヨガ
7:30 朝の支度
8:30 出発
9:00 業務開始
多忙なマネージャー・40歳女性Cさん
4:30 起床
5:00 読書
6:30 ジムへ出発・トレーニング
8:00 シャワーを浴びて支度
8:30 会社へ出発
9:00 業務開始
9時出勤の場合、タイプ別の朝活スケジュールは上記のようなイメージになります。数時間早く起きるだけで、こんなに朝の時間を有効に使えます。
朝日を浴びながらヨガやストレッチをする、コーヒーを飲んで英語の勉強や読書をするなど、朝ならリフレッシュしたり、作業に集中したりできそうですよね。
よりしっかり朝活のスケジュールを組むには、帰宅する時間や就寝時間も決めておくと睡眠時間を確保できるので、より続けやすいでしょう。
朝活につまずく要因と解決法
たくさんのメリットがある朝活ですが、やはり始めたものの続かずに失敗してしまうこともあります。
朝活につまずく一番の理由は、やはり「朝早く起きられない」こと。最初はがんばって起きていても、睡眠不足が重なり、結局元通り……という失敗例はよくあります。
まず朝活を続けるには、睡眠不足にしないことが最大のコツ。忙しい時期に残業が続いている、飲み会などで帰りが遅くなったという日の翌日は朝活を休むなど、無理をしない程度に生活リズムをコントロールしながら、ゆるゆると続けることがポイントです。
さらに、暮らし方別に睡眠不足解決方法を見てみましょう。
家族が夜型
実家やパートナー、子どもと暮らしている場合、家族の生活リズムによって早寝早起きができない場合もあります。
夜型家族と同居しているときは、家族との関わり方をアップデートしてみましょう。
今、主に家族とのコミュニケーションを夜に取っているなら、平日の夜は朝活のために早寝をすると割り切り、週末に家族との時間をたっぷり確保するのはいかがでしょうか。週末まるまる使ってお出かけをしたり、いつもよりちょっぴり食事のグレードを上げたりなど、特別感のある週末イベントを取り入れると、家族との濃厚な時間を作ることができます。
また、いっそのこと家族も朝活に巻き込むのも1つの方法。この機会に、一緒に早寝早起きのリズムを作り、体内時計を整えてみましょう。健康的な生活が身に付けば、家族みんなで健やかに過ごすことができそうです。
1人暮らし
1人暮らしの場合は、一緒に寝起きする人がいないだけに、自分を律して時間の調整をする必要があるでしょう。
寝る時間と起きる時間をしっかり固定するために、まずは生活リズムを定着させます。そのためには、質の高い睡眠が肝になります。
寝る前にアロマをたいたり、リラックスミュージックをかけてみたりなど、環境を整えると眠りに入りやすくなります。
逆に、寝る直前にスマホを見たりゲームをしたりすると、頭がさえてしまうのでNG。どうしても見てしまうなら、ベッドから離れた場所にスマホを置いて、見られない工夫をしてみましょう。
また、生活リズムを定着させるには、決まった行動をとることも大切。ふだんからついベッドでゴロゴロしてしまう人は、寝るとき以外にベッドに入らないようにすることで、生活にメリハリがつけられます。
早起きができたときは、ベッドの中で考えたりせずに、すぐ「出かける」と決めて動くようにすると、繰り返していくうちに体が覚えて条件反射になっていきます。体から頭に覚えさせ、行動を定着させていくと朝活が失敗しにくいでしょう。
朝活でやること おすすめ6選
早寝早起きの方法がわかると、かなり身近で魅力的に見えてくる朝活。すぐにでも朝活を始めたくなりますよね。そこで、おすすめの朝活を6つご紹介します。
1.読書
家に帰ってから読書をしようとすると、意外と疲れて眠ってしまったり、夜中まで読んでしまい寝不足になったりすることも。
頭がスッキリとさえた朝の時間に読書をすると、集中力も読解力も上がり、サクサクと読み進めることができます。
家で読むと二度寝しそう……と心配な方は、会社近くのカフェでコーヒーを片手に読むのもアリ。また、朝早いので通勤電車やバスの中も少し空いています。ゆっくり座りながら読めるため、ふだんより快適さを感じることができるでしょう。
2.ヨガやランニング
体を動かすことも、朝活ではおすすめ。睡眠をとってたっぷりエネルギーチャージされた朝の体は、疲労感なく気持ちよく動かすことができます。
さらに朝から体を動かすことで、活動モードに切り替えることができるので、基礎代謝のアップも。朝食の前に運動すると、より脂肪を燃焼しやすくなるでしょう。
また、天気のいい日はぜひ朝日に当たりながら行うのがおすすめです。日光に当たることで脳内に心身のバランスを整えるセロトニンという物質が分泌され、体内時計やメンタルを整えることができます。
3.勉強
英会話や資格取得などの自己研磨の勉強時間に当てるには、朝活が最適。睡眠をとって元気な状態の朝は集中力が研ぎ澄まされ、短時間でも効率的に知識を習得できます。
家ではやる気が出ない人は、カフェで集中的に勉強してみてはいかがでしょうか。朝のカフェには他にも勉強をしている人がいる場合もあるので、触発されて、より勉強に身が入るかもしれません。
4.朝活サークル
最近は、読書会や異業種交流会など、朝活として取り組んでいるサークルもあります。「一人で朝活を続けられるか不安」「どんなことをしたらいいかわからない」という方は、参加してみると続けやすいかもしれません。
インターネットで参加募集を募っていたり、SNSでグループなどを作っていたりするので、興味のある分野で調べてみるとよいでしょう。
規模の大きなサークルだと、有名人が参加する読書会などもあるため、一人ではできない意外な出会いや発見がある可能性も。まずは始めるきっかけにもなるため、参加を申し込んでみてはいかがでしょうか。
5.お弁当作り
朝活は勉強や仕事などの自己研磨の要素だけではなく、新しい生活習慣を取り入れることもできます。
その中でも気軽に取り組めるのが「お弁当作り」。昼食をお弁当にすることで、節約ができます。また、食べすぎを防止し、塩分を控えたり食材をバランスよく取り入れたりできるので、毎日健康的なランチをとることができます。
朝時間があればちょっと凝った朝ごはんを作ることもできますし、夕食の下ごしらえをしておけば帰ってきてからの支度が楽になるので、夜の家事を時短できるメリットも。
朝活で生活習慣が整い、食生活を整えることもできるのです。
6.スーパー銭湯
疲れがたまってきたという方におすすめなのが銭湯です。朝は空いていることが多く、朝焼けを眺めながらのお風呂やサウナは、疲れが取れてリフレッシュできますよ。早朝からやっていたり、24時間営業のスーパー銭湯もありますので、活用してみてはいかがでしょうか。
なかには休憩スペースにリクライニングシートを設置している施設もありますので、お風呂あがりに読書もいいですね。施設内で朝食を食べ、身支度をしてからそのまま出社できるのも働く女性にはうれしいポイントです。
まとめ
朝活は意識が高いイメージもあり、「自分にはできない」と思いがちですが、実はたった数時間早寝早起きするだけ。早起きが苦手でも、生活リズムとして定着してしまえば苦ではなくなりますし、体内時計が整えばお肌もキレイになるため、美容の効果も期待できます。
趣味でも勉強でも、これまでやりたかったけれど、できていなかったことはいろいろあるはず。この機に、朝少しだけ早起きをして朝活にトライしてみてはいかがでしょうか。
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