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女性の憧れ! 話題のテイラー・スウィフト、彼女からのメッセージは“泣き寝入りなんてしない”

11月に3年ぶりの来日公演にやってくるテイラー・スウィフト。6thアルバム「レピュテーション」がヒット中で、日本では人気TV番組の主題歌になった「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」(We Are Never Ever Getting Back Together)が大ヒットし、彼女のしなやかな強さに憧れる女性も多くいるのでは。最近では、今までしなかった政治的発言を自らのSNSで発信し、話題を呼んでいます。

11月20・21日に東京ドーム公演で来日する

 

ユニバーサルミュージックのHP上に掲載されている記事は、彼女が現在注目を集めている背景について説明しています。

11月6日にアメリカ中間選挙が行われます。アメリカでは社会的に影響力のあるアーティストなど有名人が自分の支持する政党や候補者を応援するのは珍しくないことですが、2年前に行われた大統領選で、テイラーはコメントを控えていました。しかし、今回SNSを通じて、共和党候補者を批判し、民主党への投票を明らかにしました。フォロワー数が1億超えのSNSだけに、さすがのトランプ大統領もSNSで応戦して話題になりました。

テイラーの場合、生まれ育ち自分の音楽を磨いた街がテネシー州ナッシュビルで、カントリーミュージックの聖地です。そして、ここは保守志向で共和党を支持する白人が多く暮らしている場所で、その人々が好む音楽がカントリー・ミュージックという地なので、カントリー・ミュージシャンが民主党を支持するのはリスキーなことです。

過去に、人気絶頂だったカントリー・ミュージック女性3人組のグループが、海外公演のステージで当時の大統領の政策を批判したところ、ラジオ局が一斉に彼女たちの歌を放送しないというバッシングを受けたという前例もあることから、カントリー・ミュージックのミュージシャンたちは政治的な発言を避ける傾向にあります。

カントリーのサウンドが残る3thアルバム「スピーク・ナウ」

 

今ではポップ・スターのイメージが強いテイラーですが、2010年の3thアルバム「スピーク・ナウ」までは、カントリーに分類されており、自分のルーツはカントリー・ミュージックにあると語っています。そのころからのファンたちを、敵にまわすかもしれないリスクのある投稿ですから、かなり勇気あるものだったといえるでしょう。

その長文のSNSには、今回、ホームタウンの共和党候補者を支持しない理由を、女性を守るための法律の改正に反対してきたこと、LGBTQの権利を否定する発言をしてきたことを挙げ、さらに、候補者のことを調べる大切さや、投票するためには事前に登録をする必要があること、その締切日までを記載して、中間選挙へ投票を呼びかけました。このことで、若年層の事前登録が急増し中間選挙への関心を高める結果になりました。

2012年4thアルバム「レッド」で世界的なアーティストに

 

2012年4thアルバム「レッド」で、大ヒット曲「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」が生まれて、全世界に知られるアーティストになったテイラーは、常に今自分が何をすべきかを考え、メッセージをアルバム、ツアー、ミュージックビデオ、そして「生き方」にも反映させています。

6thアルバムのタイトル「レピュテーション」は「批評」のことで、このアルバムのファーストシングル「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ〜私にこんなマネ、させるなんて」のミュージックビデオでは、墓場から蘇ったり、衝撃的な歌詞でファンを驚かせたテイラー。その背景にある、2015年にDJから受けたセクハラに対して裁判を起こしたことや、MTVミュージック・アウォードでスピーチを中断させたカニエ・ウエストとのトラブルに、決して泣き寝入りせずに、闘い続けています。

それも、テイラーが社会的に影響力のある人間として、セクハラや誹謗中傷で傷つけられる立場の弱い女性たちを代弁するために行ったことです。私達はテイラーからのメッセージを受け止め、自分や周りの人たちが幸せになるためには、何をしていけばいいのかを考え、彼女のように強くしなやかな女性に成長したいですね。

テイラー・スウィフト公式インスタグラム

提供:ユニバーサル ミュージック ジャパン

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