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鮮やかな赤色が美しい日本茶
手土産ギフトにぴったり『サンルージュ』開発秘話

これって本当に緑茶なの!? と、びっくりするお茶『サンルージュ』って知っていますか? 急須で入れると深い緑色なのですが、レモン果汁を入れると、あら不思議、何と鮮やかな赤色に変化するんです。この驚きの変化や、茶葉の育つ島にまつわるストーリーは、贈り物にぴったり。そんなちょっぴり“変わりもの”なお茶、『サンルージュ』についてご紹介します

鮮やかな赤・・・その秘密は徳之島

独特の赤い色をしているサンルージュの茶葉。この美しい赤色を作り出すために、欠かせないものがありました。
それは一体なんでしょう? 

答えは太陽の強い陽射しです。
この赤い色を育てるために、様々な土地が候補地として上がりました。そして選ばれたのは、とある美しい南の島でした。その名は徳之島。鹿児島県南西諸島の奄美群島に属する離島です。南国ならではの豊富な日照量と温暖な気候、そして元々茶栽培をしていた土地柄から、徳之島がサンルージュ栽培の地として最適だという結論に至ったのです。

2008年より徳島県小松島市での試験栽培を積み重ね、商品として流通させられる品種であると見届けたのちに、2011年から徳之島で本格的な栽培が始まります。 そのプロジェクトに抜擢されたのは、望月勇志さんです。

私生活でも転機を迎える中
新規事業を興すため、たった一人で徳之島へ

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望月勇志さん
日本製紙株式会社 技術本部技術企画部技術調査役。大学在学中は微生物の研究を行なっていたが、同社に就職後は主に苗づくりの研究を行なっている。日本茶インストラクター。現在は東京本社にて、サンルージュの普及に務めている。

望月さんが徳之島への赴任を言い渡されたのは2011年6月のこと。東日本大震災から3ヶ月後のことでした。実は、サンルージュの栽培法を開発した日本製紙は、この大震災によって宮城県石巻市にある日本製紙石巻工場が津波に飲み込まれてしまい、大きな打撃を受けていました。
(※詳しくは『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている ~再生・日本製紙石巻工場』佐々木涼子・著/早川書房)

また、望月さん自身も7月に第一子の出産を控えているというタイミング。しかも、奥さんのご実家は被災していたため里帰り出産ができないという状況でした。
「まさに人生を賭けての赴任でした。元々、会社の拠点がない土地だったため、たった一人で何もないところからのスタートでした。そのため何かあった時には責任を……という覚悟でしたね」大きなプレッシャーを背負っての新天地への移住でした。

うまくいかない苗づくり
焦りの中、不眠不休の毎日…

徳島県小松島でサンルージュの苗栽培の研究を積み、苗栽培の技術はできあがった……と思いきや、実際に徳之島で生産を始めると環境の変化もあり、当初はうまくいかないことの続出でした。

「まずは病害虫の発生により、苗がうまく育ってくれないのが大変でしたね。苗が育たないことには畑に植栽することも出来ない。畑を準備して待ってくれている農家さんに迷惑をかけられないですから、1年目は環境に合わせるのに非常に苦労しました」

ネズミが苗木を引っこ抜いて育たないことも……

また、想定外の被害にも困らされました。それは“ネズミ”による被害です。
「苗をネズミが引っこ抜いて、巣に持ち帰ってしまうんです。根付く前の苗は、簡単にスポスポ抜けちゃうから、きっとネズミが集めやすかったのでしょう。せっかく挿しつけた苗がすっかりなくなってしまったときには驚きましたね」
病害虫だけでなく、ネズミによる被害も加わり、100育てたうち80は計算通りにいかないという状況。それでも、望月さんは、「とにかく生産本数を増やすしかない」と土日も休まず、様々な手法で苗を育てる日々でした。

そんな不眠不休の1年目が終わりかける頃、ようやく苗の生産も安定する兆しが見えてきました。

「2年目に入った頃からは、ようやく少し余力が出て来て、プライベートも楽しめるようになってきました。……ですが、この年は非常に大きな台風がやって来て新設したハウスが破壊されてしまったんです。中にはまだ生育途中の苗がありましたから、台風の中、壊れなかったハウスに苗を移動させる救出作業の必要がありました。この時は、島の人たちも皆さん手伝って下さり、本当にありがたかったですね」
このような苦労を積み重ねながらの苗づくり。その生活の中では、島民の方達との絆も少しずつ育まれて行きました。

“子宝の島”徳之島での生活

実は、徳之島は合計特殊出生率の高さで知られる町。2012年より、空港の愛称も「徳之島子宝空港」として親しまれています。元々「子供は宝」だと考える奄美群島。徳之島もまた、とても子育てのしやすい環境が整っていました。

「町全体が、“小さな子どもはみんなで育てるもの”という雰囲気なんです。兄弟が多いせいか、子どもたちも自分より小さな子どもの対応に慣れていて、公園などで遊ばせていると、少し大きい子が『そっち行くとあぶないよ』などと言って小さな子の面倒を自然にみているんです。また、スーパーなどで子どもが泣いていても、『どうしたの?』と大人もみんなニコニコして話しかけてくれる。小さな子どもに対して、大らかな空気がありました」

初めての子どもが生まれたばかりの望月さんご夫婦にとって、子育て経験のある人たちが温かく手を差し伸べてくれることは、非常に心強いものでした。

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「こうしたのんびりとした子育てしやすい環境が整っているから“子宝の島”と呼ばれるのでしょうね。子育てに非常によかったせいか、妻は『徳之島に帰りたい』とよく言います。私が出張で行くと、『あなただけずるい』と羨ましがるんです。あまりにもいい土地だったので、本籍を残して来ちゃったんですよ」

望月さんにとっては、まさにもう一つの故郷となるほど深い思い入れができた徳之島。植えられたサンルージュはどのように育っていったのでしょうか?

サンルージュの葉が豊かに茂る
赤色の島に、いつかなってほしい…

3年間で10ヘクタール作ることを目標にして始まった徳之島でのサンルージュ栽培。全ての植付が終わったのは2013年度でした。
茶木を育成するにあたり、本州の場合は収穫できるようになるまで5~6年かかると言われています。温暖な鹿児島の場合、もう少し育つのが早く約4年で収穫できるそうです。そう、今、ようやくサンルージュの摘み取りが本格的に始まったところなのです。

「今年、それなりの量が穫れるようになったため、『日ノ茜』として商品化することになりました。まだスタートラインに立ったばかりです。大勢の方にサンルージュを知っていただき、味わっていただき、少しずつ島に還元できたらいいなと思います」

徳之島のサンルージュは、無農薬・無化学肥料栽培。これからも人にも土壌にも優しく育っていくことでしょう。 「サンルージュ栽培が徳之島で定着して、飛行機が徳之島に到着するときに、サンルージュの赤い葉が出迎えてくれる……そんな日が来たら嬉しいですね」

徳之島の美しい自然の中で育った、日本産のお茶「サンルージュ」

『日ノ茜』の第3の魅力。それは、安心な純国産茶だということです。「サンルージュ」は、奄美諸島の中央に位置する鹿児島県徳之島の豊かな自然の中で大切に育てられています。日本茶や緑茶に含まれるカテキンはもちろんのこと、ベリー類などに多く含まれるアントシアニン、野菜や果物に広く含まれるフラボノールといったポリフェノールが含まれています。ホッと一息いれるティータイムで、心と身体のリラックスに役立ててくださいね。

お茶業界の革命児としてのサンルージュ

私たちの生活の中で、お茶はとても身近です。毎日のようにコンビニでペットボトルのお茶を買う方もいるのではないでしょうか。しかし、お茶を淹れて飲む習慣は減っており、1世帯当たりのリーフ茶消費量は年々減る傾向にあります。

「実は、日本茶の世界は、一つの正解の形があり、それに近いものが良いお茶だとされてきました。ワインのように、土地や品種による個性は不要だとされてきたのです」
そのため、日本のお茶の生産量の約8割はやぶきた茶。色み、味わい、香りが均一の茶葉が求められてきた日本茶業界の中でサンルージュは、いわば革命児なのです。

サンルージュの魅力は、なんといっても「茶葉から淹れて、レモンを加えると、真っ赤になる」という色の変化。味わいも一風変わっていて、一口飲むと「こんな日本茶があったんだ!」と新鮮な体験ができます。レモンや砂糖、炭酸水などを加えて飲むとさらに楽しみの幅が広がります。
自宅で茶葉からお茶を淹れる習慣を失いつつあった日本のお茶事情を変えることにもなるかもしれませんね。

サンルージュの里・徳之島へ

贈り物にオススメ
サンルージュの「日ノ茜」

久しぶりに会う友達、初めて会う彼ママなど、ちょっとした贈り物をする際に、サンルージュの「日ノ茜」を選んでみてはいかがでしょうか? おしゃれなパッケージにまずは胸を掴まれること間違いナシ。その上、「レモンを入れると赤く変化する」ことや、「アントシアニンを含んでいる赤いお茶 」など話題のネタにもなるんです。

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『2011年に品種登録されたばかりの新しい茶葉・サンルージュ。赤色の葉には、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」が含まれ、レモンなど酸性を加えると、ピンク色へ瞬時に変化するのを楽しめます。このサンルージュを使用した商品が「日ノ茜」です。茶葉の新芽や茶の色が夕日の茜色のように変化することから、「日ノ茜」と名付けられました。色の変化を楽しめるティーバッグ、最初から赤色で気軽に飲めるスティック(粉末)タイプの2種類。プレゼントする人やシーンによって使い分けたいですね♪

『サンルージュ』についてもっと知りたい

『日ノ茜』を飲んでみる

提供:日本製紙株式会社

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