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髪の脱毛で悩む子供たちに髪を「リトル・プリンセス活動」― アデランスの支援

元イギリス女子自転車競技のジョアンナ・ロウセル氏の来日記念
『グローバルCSR活動に関する説明会』を開催

毛髪・美容・健康のウェルネス産業の株式会社アデランスは、元イギリス女子自転車競技のジョアンナ・ロウセル氏の来日を記念し、 「グローバルCSR活動に関する説明会」を、2018年4月20日(金)にアデランスADビル(新宿区)にて開催した。

ジョアンナ・ロウセル

イメージ ロンドン、リオデジャネイロオリンピックで2大会連続金メダルを獲得。2017年3月引退。
幼い頃に脱毛症にかかり、現役時代には大会のセレモニー等でウィッグを着用。自身の結婚式の際にもウィッグを着用し、その写真がイギリスの人気雑誌「Hello」誌に掲載。引退後は大学へ通う傍ら、アンバサダーとして、ウィッグや脱毛症の認知度向上のため、普及活動に尽力。
アデランス・UK社はロウセル氏へウィッグアンバサダーとしてアデランスのウィッグを無償提供している。

グローバルCSR活動に関する説明会

左から、箕輪役員、津村社長、ロウセル氏、渡辺代表理事、ハリス顧問

アデランス代表取締役社長の津村 佳宏氏による挨拶の後、アデランス執行役員の箕輪 睦夫氏がアデランスのCSR活動について説明し、ロウセル氏や、寄付された髪によって製作した人毛100%のオーダーメイドフルウィッグを、病気などで必要とする子どもたちに無償提供する活動を行っているNPO法人「Japan Hair Donation & Charity (JHD&C(ジャーダック))」の渡辺 貴一代表理事との出会いについて話した。

続いて、ロウセル氏や、JHD&C(ジャーダック)の渡辺 貴一代表理事や、アデランス・UK社の前社長でアデランス・ヨーロッパ顧問のリン・ハリス氏、箕輪執行役員が登壇し、パネルディスカッションを行った。

アデランス・UK社では、イギリスでJHD&C(ジャーダック)と同じく子供たちにウィッグを無償提供する取り組みを行う「リトル・プリンセス」活動をサポートしている。今回、日本とイギリスでそれぞれ活動を行う渡辺代表理事とハリス顧問がパネルディスカッションに登場し、お互いに意見を交換した。

パネルディスカッションでは、ロウセル氏がウィッグとの出会いや自身の活動について語った他、渡辺代表理事はJHD&Cの取り組みやアデランスとの関わりについて説明した。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションでは、アデランスのCSR活動やロウセル氏の活動を中心にトークが展開された。

アデランス・UK社のCSR活動について話したリン・ハリス顧問は、髪の脱毛で悩む子供たちに髪を寄付するリトル・プリンセスの活動について「世界中には髪の毛を失って苦しんでいる子供たちがいる。まずはその認知度挙げていくことが重要」と語った。

ロウセル氏はウィッグとの関わりについて「最初にウィッグを作ったときは非常に嬉しかったのを覚えている。今ではコレクショナーと呼べるくらい様々な色やスタイルのウィッグを持っていて、瞬時にヘアスタイルを変えることができるので、友人にもうらやましがられる」と語った。

今後の活動についてロウセル氏は「自分のメダリストというプロフィールを使って脱毛症の認知度を上げていきたい。また、イギリスだけでなく、その域を超えて世界で活動していきたい。色々な人と会って、話を聞いて、自分の経験を共有していきたい」と話した。

渡辺代表理事からロウセル氏へ、「脱毛症であるために試合の結果よりも見た目のことについてメディアから注目を浴びることへの違和感」について質問があり、 ロウセル氏は「ウィッグを付けないで表彰台に立ち、メディアからも注目されてスポットライトを浴びたことで怖いと思ったこともある。それまで私は、何年も何年も金メダルという素晴らしい結果を残すために努力し、鍛錬してきたので、脱毛症であることは誰も気にしないと思っていた。ただ、金メダルを取り、状況が変わったことで、脱毛症であることをみんなが気にするんだということに気づいてしまった」と、質問が脱毛症に集中したことを残念に思っていたと明かした。

ただ一方で、「自分が出ることでイギリスでの脱毛症の認知度が上がっていった」とポジティブに受け入れたことも話した。

アデランスのCSR活動について

イメージ アデランスグループのCSR活動は、「社会的価値を持った活動」をさらに深め、広げていくことで、お客様や社会からの信頼に基づいた、健全で永続的な企業成長を目指すものだ。こうした活動を「事業と一体化した戦略的CSR」として進めている。


JHD&C(ジャーダック)の活動について

イメージ JHD&Cは、ヘアドネーション(髪の寄付)によって贈られた毛髪のみを使用したオーダーメイドフルウィッグ(人毛100%)として再生させ、ウィッグを必要としている子どもたちに無償提供している日本で唯一のNPO法人。

アデランスは2015年3月から協力を開始し、完全個室を備えるアデランスサロンを採寸(頭のサイズ計測)やウィッグお渡しの際に提供しており、 2016年からはウィッグの製作協力も行っている。

提供:株式会社アデランス

※この記事は2018年05月22日に公開されたものです

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