お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

カフェ好き彼女への愛情がつまった、おしゃれカップルのお部屋

カップルはお部屋の中でどう過ごしているのか。ドラマの中で繰り広げられるような甘いひとときを送っているのか。はたまた、熟年夫婦のように阿吽の呼吸で生活することができるのだろうか。知らないカップルの日常を覗いてみたい。うらやましすぎて「くぅ~」と声をあげたくなったとしても、見てみたいんだ。

今回取材したカップルは……

翔太くん:商社勤務。1994年、静岡県生まれ。
美咲ちゃん:薬学生、カフェ店員。1994年、埼玉県生まれ。
間取り:1K
広さ:7.5畳
おうちデートの回数:週1~2回
交際歴:1年

練馬駅からタクシーで約10分。幸せなカップルがいる部屋の扉前までやってきた。
出迎えてくれたのは翔太くんと、彼女の美咲ちゃん。交際歴1年になる彼らは、週に1~2回ほど彼の部屋で過ごす。にしても駅から遠い。タクシーならいいが、徒歩では25分くらいかかる。なぜこの部屋を選んだのだろうか。

「駅から遠いっていうのを気にして、彼が自転車を買ってくれたの。おかげで来るときの負担は減ったよ」

「僕が名古屋の大学を卒業した後、就職のために上京したけど、金銭的に余裕があるわけじゃないから、家賃は抑えたいと思って。職場がビジネス街だから、都会の喧騒から逃れる意味でも、練馬を選んだんだ」

たしかに、仕事とプライベートの両立をするならば、それくらいオンオフがあったほうが切り替えやすいのはうなずける。

「でも駅から遠い立地を選んだがために、彼女が僕の部屋に来るのが億劫になると思って。来たら快適なように、女の子が使いたくなる化粧水やハンドソープ、ドライフラワーなんかを置くようにしたんだ」

と言いながら見せてくれた中には、AesopやIPSAが! 男性が店頭でこれを買うのは、なかなか勇気のいることなのでは。

「特にスキンケア用品は恥ずかしいからネットで買ってるよ。ホテルのアメニティを使うみたいに楽しんでもらえてるんじゃないかな」

「特にスキンケア用品は恥ずかしいからネットで買ってるよ。ホテルのアメニティを使うみたいに楽しんでもらえてるんじゃないかな」

部屋全体は、オレンジの光を放つ間接照明でやわらかな雰囲気になっているのだが、これはカフェ好きな彼女の趣味。気を使っているわけではなく、彼女に「行きたい!」と思ってもらうのが部屋作りの源のよう。

お互いの趣味が似ていたのも、無理なく続けられる理由。この部屋にいると、夜景を一望できるレストランや高級なアクセサリーよりも、彼の部屋に彼女への愛がにじみ出ているほうがいい気がしてきた。うらやましい限りである。

「彼のやさしさには感動するし、部屋は完璧! 毎回入るたびに、このおしゃれ空間はなんだって驚いちゃう。でもひとつ彼にはヘンなところがあって、エアコンを30度に設定するの! しかもつけたまま寝ようとするから乾燥がひどくて。加湿器にもなればと思って、アロマディフューザーを買いました(笑)」


部屋の中を見学させてもらうと、素敵すぎるキッチンが。こんなところで料理したらより一層おいしくなるんだろうな。

「自炊のときは、予算を決めて、その中で何が作れるかをスーパーで話し合うよ。今まで買いすぎて、外食と変わらないじゃんって失敗を、何度もしたから」

「ひとりで行くのもやめたほうがいいよね。僕の場合だと、献立を決めずに行っちゃうし、余計なものまで買ってきちゃう。それを防ぐためにもふたりで行くのが一番! たしかにキッチンでは『狭い~どいて~』の会話はあるね。お互いがやりたがりだからね」

ベッドサイドの壁も、おしゃれに。「うりうり~」とじゃれあうふたり。

見ているこっちが恥ずかしい! うらやまし……もうおなかいっぱいだ。では最後に訊かせてもらおう、ずばりお互いの好きなところは?

「真面目な話をしても聞いてくれるのがよかったかな。長く付き合うならオンオフともに理解し合って、支えてほしいから。波長も合うし、もちろん顔も好きだよ」

うわぁ、早くここから出ていきたい……!

「いいこと言うからよく聞いてね! 一番女の子扱いしてくれるところ!」

共通の趣味は写真。「彼女とのデート写真だけでも1,000枚は超えてる」

くぅ~! ごちそうさまでした! 彼女は最後の言葉を恥ずかしそうに言ったけれど、ふたりの姿を見ればその言葉に凝縮されている想いが理解できる。カップルとして楽しめるところは存分に、ていねいに過ごしているふたりの幸せを祈らずにはいられない。

取材の帰り道、彼の部屋にあったドライフラワーを思い出して、花を買った。それだけで満足してはならないぞ私、一緒に花を愛でてくれる相手を見つけなければ。

(編集・文:藤田かおり/マイナビウーマン編集部、撮影:延原優樹)

※この記事は2018年01月24日に公開されたものです

SHARE