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【ファッション難民レスキューvol.1】30代は今までの服が合わなくなる!? まず「似合わない」の正体を探せ!

三村 愛

衣替えをして、去年着ていた服を着てみると、なんだか感じる違和感。体型が大きく崩れたわけでもないのに、なぜかバランスが悪く見える……。30代になって突然やってくる、違和感の正体とは? 今回は、一人ひとりが魅力的に見えるファッションやヘア&メイクをトータルに提案する「シンデレラプランニング」代表の三村愛さんが、わかりやすく解説します。

女性のお悩みをチェック!

Q. あなたは、30代に突入して、今までのファッションが似合わないと感じたことはありますか?

「ある」……80

「ない」……20

「かわいい絵柄がついたTシャツやパステルカラーのトップスを着て鏡を見たら
服が浮いて見えた」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

「パステルカラーとか似合わない色が増えたなと思った」(33歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)

「明るい色合いが着られなくなりました」(30歳/医療・福祉/専門職)

30代になって、今まで来ていたファッションが似合わなくなるという悩みにぶつかる女性たちが多くいることがわかりました。30代のファッションに大事なポイントをチェックしていきましょう。

いかにもなプチプラは20代で卒業! 30代からは品のよさを

素材感の安っぽさが目立つ服や着古した服は、20代のころならまだしも、品が大切になる大人女性は避けたいところ。どのブランドが自分の年齢に適しているのかがわからない方は、ショップに入ったときの店員さんの年齢や、そのブランドがよく掲載されている雑誌のターゲット層などを確認しておくと年齢に見合うブランドか否かがわかります。

しかし、今までの洋服が似合わなくなったのは、必ずしも年齢がそのブランドに合わなくなったからではないんです。今回はその現象について解説します。

年齢を重ねると「似合わないこと」がわかってくる

今回ピックアップしたお悩みにもあった、「淡いかわいらしい色合いが着られない」という現象。これは年齢だけが原因ではありません。実は40代、50代になってもパステルカラーが品よく美しく着こなせる女性も世の中にはたくさん存在します。しかし、パステルカラーが合わない女性は、30代を境に「似合わない」ことが露骨にわかるようになってきます。

30代になり、「この色がどうも似合わない」という感覚を持ったときは、自分の肌の色と着ている服の色の相性が悪い可能性があります。

似合わない色を判断する方法とは?

色には大きくイエローベースとブルーベースがあり、イエローベースが似合う人は黄色みがかった色を着ると、顔色がよく、生き生きと元気に見えます。しかし、似合わない色の場合、顔色が黒く見えたり、肌がくすんで見えます。逆にブルーベースが似合う人は青みがかった色を着るとスッキリして見えたり、肌に透明感が生まれますが、似合わないと不健康に見えたり、硬い感じに見えます。

そのほか、明るい色が似合う人はシミやシワが目立たなくなりますが、似合わない人は顔色がぼやけて、顔が大きく見えます。逆に暗い色が似合う人は目鼻立ちがすっきりして引き締まって見えますが、似合わない人はシミやシワが目立ってしまいます。

こういった色の相性を見る技術をパーソナルカラーと言います。しかし、色をどのように使うのか(対比やグラデーション)までは判断ができなかったり、そもそも色味がない無彩色が合う人もいるので、「30代に入って、着られる色が減ってしまった」と悩む人は、色の使い方までアドバイスできるパーソナルカラーの診断士に診てもらうのもおすすめです。

似合う色の場合、肌に透明感が出てやさしい印象になります。

逆に似合わない色だと表情が硬く、きつい印象となります。

こういったスカーフを首に巻くのもおすすめ。花柄が幼く見えず、年相応の落ち着きがありながらもグッと華やかさが増してきれいに見えます。

また、パステルカラーとは異なり、カラフルな色使いや個性的なファッションを昔から好んでいたという場合は、もし実際に着てみて違和感を感じないのであれば、それこそおばあちゃんになっても色使いが派手なファッションを楽しんでいいと思います。実際、ニューヨークのオシャレマダムを特集した『Advanced Style-ニューヨークで見つけた上級者のおしゃれスナップ』(アリ・セス・コーエン著)では花柄や派手服を着こなす素敵な年配女性がたくさん登場します。

自分に合う色を意識し、ファッションを楽しもう

自分に似合う色をわかって、肌の色がきれいに見えるファッションを選べば、年齢にとらわれずに美しく魅力的でいることができますよ。

ただし、ファッションを構成する要素は色が6割、残りの4割は形、柄、素材です。そのため色以外の要素で「似合わない」という違和感を感じる場合があります。「この年齢だからこのアイテムが着られない」と決めつけてしまいがちですが、同じ年齢でも、そのアイテムが着られる人と着られない人が存在します。単純なスタイルの良し悪しでない理由とは何か……? これについては、次回のコラムでご紹介します!

(三村愛)

マイナビウーマン調べ
調査日時:2017829日~830
調査人数:378人(3034歳の女性)

※この記事は2017年11月23日に公開されたものです

三村 愛

ビフォーアフターの変身を通して自分に似合うファッションやメイクを体験しながら理解できるシンデレラプランニングを創業。7万人の統計データから生まれたコーディネート分析88診断をもとに一人一人が自然体で垢抜け、魅力的に見えるファッションやメイクアップ、ヘアスタイルといったトータルスタイル(見た目)をプロデュースする『コーディネーター』を育成してサービスを提供中。自らも体型のコンプレックスにより服やメイクに悩んだ時代も経験しており、“ファッションを通して人生が変わる”を体現している。著書に 『夫・彼氏のがっかりファッション改造計画』(ディスカヴァー・トゥエンティワン社)。

http://cinderella-planning.com

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